こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
少しづつですが暖かくなっていますね。
梅の花がちらほら咲いてきています。
立春もすぎ、ちょっとだけ、春の気配です。
大都さんと同じく、自然に感心します。
寒いのも、もうひと踏ん張り!!だったらいいな。
今回は先日参加した腎臓病のセミナーの話です。
年が明けて、私の担当の新規の方で5,6人ほど、腎臓病の方がおられました。
多いなあと感じています。皆透析になりたくないと、食事療養に取り組みたいという方です。
腎臓の方の食事は、たんぱくの制限がはいってくるので、
在宅で実行して継続していただくのは、慣れるまではなかなか大変です。
はーとに声をかけてくださったからには、出会ってよかったと感じていただきたいと思っています。
なので、もっともっと知識をつけて経験をつんで、いいサポートをしなければ。
他のメンバーも何人かで参加してきました。
50人くらいは参加しておられました。
大きなスーツケースを持った方も多かったので、遠くからも着ていたのかな。
東京で現役でお仕事をされているドクターと管理栄養士の方が講師です。
さて、慢性腎臓病「CKD」という病気が年々増えてきていることは、社会的にも課題になっていることではあります。
CKDより透析導入をなった方は、2009年12月で290,675人、約30万人、日本人の439人に1人とのことでした。
うち原疾患が糖尿病性腎症であるのが4割以上、導入年齢は70歳以上が約半数です。
そのうち毎年10%くらいの方が亡くなっていきます。
血液透析治療は1か月に40~50万円ほどですが、公費負担があり、
自己負担は1か月1万円ですので、医療経済の圧迫の原因にもなっています。
若い人の税金がこういったところに使われていくのです。
なんとなく知ってはいることですが、セミナーでえらい先生から講義していただくと、腎臓病って怖いとあらためて感じ、
本人のADLやQOLも低下し、医療費もかかる、透析はどうにかして減らしていかないといけないと思いました。
実際食事療養が重要になってくるのは、CKDステージ4,5くらいであるようです。
うまくいけば、クレアチニンが4でも1~2年くらいは透析を延ばせると言われていました。
ステージ4,5というと腎機能は30%以下です。出会うと、慎重になります。
そうなんだ、と驚きでした。
結果は、継続しないと出てきません。
どうしたら食事療養を継続してもらえるのか!?
栄養指導でも、普段の業務のなかでの栄養相談でも、私の課題です。
コツは信頼関係。
管理栄養士の講師の方も言われていました。
この患者さん、利用者様が思うできることはなんなのか。
どうしたいのか、何が食べたいのか。
自ら方向を決めていただくのがミソのようです。
なるほど!!!
と思い、帰ってきました。
腎臓治療の最新情報、知らなかった事、これから取り入れていこう。
自分の栄養指導や相談、押しつけになっていなかったか見直していこう。
為になるセミナーでした★
毎日の業務に活かしていこうと思います!
はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子