食事療養のサポートを現場から発信

チームワーク!

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。
少しずつ暖かくなってきましたが、インフルエンザや風邪が流行っているようですね。
北摂の配送員も1名風邪をひいてしまったようで…心配です。
私も風邪をひかないように、うがい、手洗いをしっかり行い気を付けようと思います。

さて、今日は“チームワーク”で塩分制限食をご利用いただくことになったY様のお話しです。

ご相談者様は、ケアマネージャーのF様。

Y様は認知症をお持ちです。
もともと自分の意志が強いお方なので、ご家族とケンカをされることもしばしば。
機嫌を損ねて、ヘルパーや訪問看護のサービスもいらない!とおっしゃることもしばしば…
とても気性の激しい方なので、配食を受け入れてくれるかわからないけれど
Y様の心臓の状態を悪化させないために、
塩分を控えたお食事をお届けしたいとご相談をいただきました。

私もY様の担当者会議に合わせて、試食をもってご訪問させていただくことになったのですが
Y様の機嫌を壊さないように、流れはすべてケアマネ―ジャー様にお任せすることになっていました。

担当者会議にはほかに弟様、ヘルパー様、訪問看護の看護師様が参加されました。

ケアマネージャー様から
『はーと&はあとの食事は、病院から指示されたものということにしてください!』
との指示。
 
まずはスタッフみんなでY様をその気にさせようと盛り上げる♪♪

『病院の先生から、Y様のお体に合わせて、カロリーや塩分をきちんと計算して届けてくださったんですよ』
『へ~、Yさん、すごいですね!これで安心ですね!』
『Yさんの名前入りだし、Yさんのために作ってくださるみたいですよ』
『よかったですね~Yさん!』
『おいしそうじゃないですか!Yさん。どうですか?』

すると、

「あら、毎日届けてくれるの?それは助かりますねえ。うれしいわあ」とY様。

(スタッフみんなで「よし!!」と心の中で頷く)

『みんなYさんにずっと元気でいてほしいと思っているんですよ~』

「ありがとうねえ」

『じゃあ、お食事は決まりですね!』
『じゃあ次!ヘルパーさんの入る時間なんですけど・・・』

テンポよくお食事の事が決まり、次の議題に進み、そして更に次の話題に進み・・・


最後はYさんの好きな卓球のお話や、お化粧のお話をして、
Y様の若いころの話を聞かせていただいて・・・


終始上機嫌で、ケアマネージャー様の意向通り話をして会議を終えることが出来たようです。

認知がある方は、
10分前に「イエス」だったことが、急に「ノー」になったりと、
新たなサービスを導入したり、変更することに手を焼くケースが多いようです。

ですから、その方の気持ちを上手にのせるために
スタッフ皆で雰囲気を作って、会議を進めていくことが大切なんですね!

私はY様の担当者会議に出席するのは初めてだったのですが、
スタッフ全員のチームワークは素晴しく、私自身教えていただくことが多い場となりました。
そして、自分も、ご利用者様を支える介護スタッフの一員であることを再認識することができました。


Y様のお食事は今日からスタート。
Y様と、Y様のスタッフの方々とはーと&はあととのお付き合いはこれからが始まりです!
"チームワーク"意識して今日も1日頑張ります!

はーと&はあと
管理栄養士 寺田満里子

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