食事療養のサポートを現場から発信

なるほど、納得

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
3月に入りましたね。
花粉症の皆様にはそろそろ辛い時期だと思いますが、
私は大丈夫なので、よく晴れたあったかい日にどこかにお出かけしたいな~と今からわくわくです☆
雨の日が時々あったり、風が冷たい日もありますが、
信号などで止まったりしたときに日なただと、あたたかい春の日差しな気がしています。

さて、先日の雨がよく降った日でしたが、新規の利用者様のお宅に訪問してきました。
退院されたばかりの、糖尿病性腎症の女性の方です。
ご主人と2人暮らしですが、
塩分やたんぱく質の制限があるお食事が必要なため、ご主人がお食事の準備ができないとお困りで、配食を利用されることになりました。

お医者様からお食事のことで何か言われたことはあるか伺うと、
生の野菜や果物を控えるように言われた、とのこと。
腎臓の機能が低下してくるとカリウムの排泄が上手くできなくなって体内に溜まりやすくなるので、なるべくカリウムを制限するために生の野菜や果物をやめていただきたいんです。
とお話しすると、「そうそうカリウム、先生言ってたわ」、と旦那様。
野菜だとゆでこぼす、果物は缶詰のものならいいですよ、とお伝えすると、
「そういうことやったんか~、納得できた!」と今度は本人様。
話を伺うと、病院の朝食には缶詰の果物が出てきていたとのこと。
「なんで缶詰の果物なんや、と思っていたけど、カリウムのことやったんやね、納得。」

ここで、果物を食べるなら缶詰のものを、とおすすめしましたが、注意点がひとつ。
甘くておいしい缶詰の汁ですが、これは召し上がらないでくださいね。
汁にカリウムが溶け出ていますので!!
(利用者様にもしっかり注意点、お伝えしています)

少し話がずれてしまいましたが、
今回の訪問で、改めて「利用者様に納得していただく」ことって大切だなと感じました。
特に栄養コントロール食を利用していただいている方は
これまで好きなものを食べてきた、という方が多くいらっしゃると思います。
そんなときにお医者様、あるいは栄養士様から食事に気をつけるよう言われて、はーとへ連絡をくださるのです。
「なんとか頑張りたい」「食事のコントロールをしっかりしたい」という思いを持って利用開始になられるのだから、
やみくもに頑張って続けましょう、と励ますのではなく、
まずは「なぜこの(制限された)食事が必要なのか」をお伝えして、だから頑張りましょう!とお声をかけたいと思います。
納得できていないと、何かを続けることって大変ですもんね。

前に、私たちはーとの栄養士は「食事の大切さを伝えるのが役割」と山村さんや東川さんに言われたことがありましたが、そのことを思い返せた日になりました☆
少しでも利用者様の「続けよう」「頑張ろう」の気持ちを長く持ち続けていただけるように、
これからも全力を尽くしていきます!!


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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