食事療養のサポートを現場から発信

ダメだしありがとうございます!

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
桜も大分と散りました。
鴨川のお花見もピークを過ぎましたが、休日に川沿いを自転車で走っていると、散歩をしている人や昼寝をしている人や楽器の練習をしている人やいろいろな人に出会えます。
人間も動物と同じように春になると外に出て行きたくなるものですね!

私達がふだん訪問している居宅介護支援事業所や地域包括支援センターでも、
異動等あり、新しく出会ったり、よくお話させていただいていた方とお別れしたり、と新年度を実感しています。

その中で、先日、ある居宅のケアマネージャーのE様とがっつりお話する機会がありました。
新しい嚥下・咀嚼サポートサービスについてのご案内に伺った時でした。

このサービスは、配食サービスと全く別のサービスになります。
簡単に説明すると、嚥下や咀嚼に問題をかかえる方に、食事の相談にのりながら、その方のレベルにあった形態の補助食品や栄養補助食品のご提案を行うサービスです。

分かりにくいご案内のし方だと、ケアマネさんは配食サービスとどう違うの?嚥下の補助食品の販売?と、よく分からないままパンフレットをしまいこんでしまう、という展開になってしまうと思います。
なので、今の説明どうだったかな、と、模索しながらご案内に伺っているところです。

このE様は、私が少ししかお話していないのに、すぐにサービス内容を飲み込んでくださり、そして、ダメだしまでしてくださいました!

E様:これすごくいいサービスじゃない。けどケアマネさん達、ピンときてないんじゃない?

私:そ、そうですか?!
(ピンときてない、と思われないようにご案内しようと心がけているのですが,,,)

E様:管理栄養士が家まで相談に来てくれるんでしょ?
それでこの値段は安いって私は思うけど、ケアマネの中で食事に重きをおいている人は少ないから、値段だけみて高いと思う人も多いと思うわよ。
例えば自分の担当の要介護高齢者がどのくらいの栄養をとっていて、何が足りないのか、わかっているケアマネは少ないし、低栄養で微量元素が足りないのに気付かずじょくそうを作らせてしまうこともある。
こういった補助食品があることも知らないし、なぜ必要なのかも知らない人は多いのよ。
それを分からせなきゃ。


E様は、まず、要介護高齢者にとってバランスのとれた食事の大切さを、低栄養の危険を、ケアマネージャーに分からせること、実感させることが大事だと言われました。

その通りなんです!
それをお伝えするのが私達の仕事なんです。
が、まだまだ方法が十分でないようです。
ハッとさせられました。

たった3年ですが経験を積んできています。
もっとはーとの利用者様やケアマネージャー様に食事の大切さを、この経験をもとに、具体的な話をまじえ、伝わるような工夫をしていかねば、と感じました。

実はE様は昔、企業で営業をされていて成績はトップだったとか…
いやいや、E様ありがとうございました!!!

レベルアップして、また、伺います!!!

野菜にも春の兆しです。
新玉ねぎとトマトのサラダ作りました。ビールに合う!
ハウスのトマトですが紫外線を浴びていないから(八百屋さん曰く)、甘くておいしい♪

 
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はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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