食事療養のサポートを現場から発信

生きがいを持ち続けたい

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。

週一回クリニックへも栄養指導にいってます。

76歳女性、糖尿病、高血圧、脂質異常。独居、性格温厚、社交的。お洒落。

糖尿病歴は長く、今までにも他院で栄養指導は受けたことがあり、食事療養をしなくては
ならないことももちろん分かってはいるが、まんじゅう、おかきを食べ、食事もおなかいっぱい。が本人、「そんなに
食べてないのに血糖下がらないな~(笑)まあ、こんなもんですわ(あっはっはーー!!!笑)と。
が、ヘモグロビンA1Cは9%以上もあり、このまま高いままだと合併症という
恐ろしいことに。
でも、まんじゅうを止めましょう!食事減らしましょう!と繰り返す話は私はしません。
特にこの女性のタイプにはなおさらいいません。

まず、生活背景や毎日、何をして暮らしてられるのか?誰と関わってられるか?
家族関係は?不安な事は?
そして、目の前の方の「生きがい」となっていることはなんなのか?を
会話の中で必死に探ります。
一見、食事療養とは関係なさそうかもしれませんが、実はとっても重要なキーとなり、やる気スイッチを押すきっかけとなることができます。

この女性は76歳ですが、車の運転が大好きで友人達を乗せ、遠出されミニ旅行等を
楽しまれてます。高速道路もなんのそのらしいです♪
友人達から、あなたがきたら太陽のように明るく心が和む、元気をもらえると。まさに
友人達との関係がとってもい生きがいに。そこで、すかさず糖尿病が重症化したら、車の運転もできなくなり今みたいに
いろんなところを飛び回れないし、最悪友人達との楽しい時間を過ごせないかも・・・と起こりうる近い未来をじっくり(時には脅しながら)話します。

答えは自分で出されます。
「生きがいは持ち続けたい。友人の力にもなりたい。やりますわ!血糖下げます!まんじゅう食べてる場合ではないのよね!」
行動を変えないといけないのは、本人。管理栄養士はサポート役です。
そして、次に会えるまでに少しがんばればできそうな目標を一緒に考えます。
その結果、随分数値改善することができ
(昨年12月 ヘモグロビンA1C9.1%⇒今年2月 8.1%⇒4月 7.8%)、本人もさらにやる気になってられます。ここからが勝負です。
せっかくお話することができたので、なんとか生きがいを持ち続けてもらえるような
サポートがしたいです。
それが、私のやりがいです☆

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最近、11歳の娘と愛飲している、黒豆茶です。こおばしくて美味しいです。
「本気ダイエットの会(働く中年女・主婦友人との、健康と美容のために作った会です)」のメンバーも飲んでます♪
でも、皆運動不足だな~~                    はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

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