食事療養のサポートを現場から発信

娘様と一緒に

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。

毎日暑い日が続いてますね。今何月やっけ?とわからなくなりそうです。
先日はさっきまで晴れていたのに急に風が冷たくなってきたな、と思ったら土砂降りの雨とひょうが降ってきました。
だんだんと、夏が近づいていることを実感しています。

さて、先日訪問した方のお話しを少し。
ショートステイから自宅に戻られた、心疾患と腎疾患をお持ちの方です。
娘様と2人暮らしですが、お2人とも濃い味付けに慣れておられるようで、制限の必要な食事の準備ができないということで配食を利用になりました。

最初に病状などをお聞きするのですが、あまり把握されていらっしゃらない様子。
血液検査の結果なども手元になく、お医者様からのお食事の指示もわからない、とのこと。
そこで、ショートステイ先で食べておられた食事に合わせてお持ちすることに。
塩分をしっかり控えた食事で出ていたようですが、ケアマネージャー様からショートステイでは全量摂取されていたとのこと。
少しは薄味になれてきておられるのかな~と思うのですが、当の本人様は配食には乗り気でない様子。
「食べてみて気に入らんかったら断ってもいいんやな?」としきりに繰り返されます。

ご自宅に戻ったからには好きなものを食べたいという思いがあるのは、ごくふつうなことなのだと思います。
ただ、これまでの食生活を聞いていると、やはり味付けが濃かったり、お漬け物などの塩分が多いものがお好きだったり…。
これまでもショートステイから自宅に帰ると、だんだんむくんできたりということがあったようです。
このまま塩分の多い生活をしていると、身体に負担がかかります。
むくみも出るし、心臓・腎臓にも悪影響だということを本人様・娘様にお伝えし、
とにかくしばらくの間は塩分控えめの食事を続けてください、とお願いしました。

お持ちするお食事は塩分5~6gのもの。
朝と昼は娘様に用意をしていただくので、配食を娘様にも少しつまんでいただき、味付けの参考にしていただくようお伝えしました。
この方の場合、自宅での食事療養を続けるには家族の協力が必要です。
娘様自身も今は大丈夫でもこのままだといつか身体を悪くするかも知れへんな、とおっしゃっていたので、少しだけでも塩分控えめの食事の必要性を感じていただけたのかな、と思っています。
本人様があまり乗り気でないのがちょっと心配ですが…
娘様も巻き込んで、お2人でこれまでの食事を見直すきっかけにしていただいて、減塩に取り組んでいただきたいと思います。
私もなんとか薄味の食事を続けていただけるように、声かけ・サポートしていきたいです。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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