食事療養のサポートを現場から発信

宮川さんのアドバイス☆

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
今日はすっごく暑かったです・・・
去年の夏、こんなだったな~と一人思いながらバイクを走らせていました。
梅雨明けしたら、毎日こんな気温と湿度ですよね。
しっかり食べて、しっかり水分補給しないと!!

さて、先日、私の手元に届いた利用者様の血液検査の結果。
透析をされている女性なのですが、結果を見ていて少し気になる点が・・・
あれ、カリウムの値が低い!?

腎機能が低下している方は、カリウムの値が高くなる方が多いです。
通常、腎臓でカリウムやナトリウムといった電解質を調節しているのですが、
機能が低下してくると、カリウムを上手く排泄できず、体内に溜まってしまうのです。
カリウム値が高くなりすぎると、不整脈や心停止に繋がるので、要チェックな値です。

ただ、今回はこのカリウムが低いのです。
これまでにあまり出会ったことのないケースでした。
(ちなみに、低カリウム血症の場合は、軽症であれば脱力感や筋力低下など骨格筋の症状、悪心(おしん)、嘔吐、便秘など消化管の症状などが現れます。)
カリウム値が低いのも問題やんな~と不安になり、隣の席の宮川さんにちょっと相談してみることに。
すると、斜め向かいの寺田さんも、「私の利用者さんでも同じなんですよ~」とのこと。
2人で宮川さんに相談してみました。

宮川さんからのアドバイスは・・・
腎臓病の方には、生の野菜や果物は控えるようにお伝えするのですが、
野菜は茹でこぼす、果物は生はやめて食べるなら缶詰を、としっかり守りすぎているのでは?
それか、食事量自体が少なくなっていて栄養状態が悪くなっているとか?

なるほど!!
さっそく利用者様の娘様へお電話してみました。
すると、ちょうど病院の栄養士さんからも、少し果物を食べた方がいいと言われたところだったよう。
加えて、いつも茹でこぼしている野菜を生で食べてもらうことも提案しました。
ちなみに、食事量は減っていないですか?と娘様に聞いてみると、
いつもと同じでしっかり食べてます、とのこと。
ただ、ここ最近体調を崩され、あまり食べられないこともあるとか。
食べられない時は無理してはだめですが、食べないとエネルギー不足になるので、
ゼリーなど食べられるもので補っていただくようにお伝えしました。
次回の検査までしばらく果物や生野菜をとっていただいて、次の結果を見ながらまたアドバイスさせていただきますね!

宮川さんに相談してから電話してよかったです。
さすが先輩です☆頼りにしっぱなしで申し訳ないですが、これからもよろしくお願いします!!
今回は寺田さんも同じような悩みをもっておられたようですし、
自分じゃ解決できないようなことができたら、こうやって栄養士のみんなで共有していくことで、
まだ出会っていないケースに出会えたり、アドバイスの幅が広がったりするんだな~と実感しました。
まだまだ未熟者。
自分でも勉強して、時には先輩から教えていただきながら、これからも成長していかなくっちゃ☆です。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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