食事療養のサポートを現場から発信

親が老いるということ

こんにちは、カスタマーの大都です。

大阪に居ると、祇園祭の風はあまり吹いてこなかったのですが
さすがに、京都では
祇園祭なのでキャンセルだとか、祇園祭に行ってきたとかという声を耳にしました。
やはり、京都の皆様にとっては夏の一大イベントですね。

先日の連休、久しぶりに島の祖母のもとを母親と訪れました。
今年94歳。ずっと在宅で過ごしていたのですが、同居する息子の嫁が心筋梗塞で入院し、糖尿病の合併症でほとんど眼が見えなくなり、介護どころか、祖母が嫁の介護をしないといけないという状況で、このまま在宅で過ごせるのかと、昨年の猛暑の中
施設入所という道を選びました。

久々に会ったのですが、娘である母親の顔を忘れていました。

さすがに、しばらくして思い出したのですが、いろいろなことが混乱する始末。
認知でしょうね・・

母親が認知症になったという事実にショックを受けた母親は
「施設に入れたことが良かったのか・・・」と。
「家に居たほうが、しっかりしていたのに・・」と。

あの時の判断が最善だったのかどうかは、わかりませんが
「認知症は最後に神様がくれる幸せ。」という言葉を聞きました。

「死ぬ恐怖も、世間のゴタゴタしたことも、ややこしい人間関係も本人は分からなくなるのだから、ある意味幸せなんだと。」

娘の顔を忘れないようにと写真を撮り、送ることを約束して帰ってきました。

私も親が老いていく現実に立ち会う日が来るんよねぇ・・と
気のキツイ、わがままな母親の横顔を見ながら、そんなことを考えた一日でした。

管理栄養士 大都 宏子

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