食事療養のサポートを現場から発信

きちんと食べて栄養補給

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
先日まで少し暑さが和らぎ、からっとしたお天気だったのに、
今週に入って舞い戻ってきたジメジメとした気候…。
やっぱりこの暑さ、体力を奪われます(>_<)
しっかり水分補給&きちんと食べて栄養補給!!ですね。


今日、ケアマネさんの事業所に訪問したときのことです。
さっき訪問してこられた方がお医者様から貧血と言われ、薬も飲んでるけど、食事も大切と言われた、とのこと。
「あんまり食事のことを考えてない方やから、藤本さんから食事の大切さを伝えてもらえませんか」と。

ぜひぜひ、一緒に訪問します、とお伝えし、一度その利用者様に連絡してからまた日程調整しましょう、と退出させていただきました。

すると、1時間後くらいにケアマネさんからお電話をいただきました。
「ちょうどこれからお昼ご飯って言っておられるので、一緒にいって一度どんな食生活なのか見てもらえませんか?」と。
そのあと、ケアマネさんと合流し、さっそく一緒に伺わせていただくことに。

T様。男性の方でした。
奥様が入院中で現在は独居状態。
さっそくこれからお昼は何を食べるのか聞いてみると、ご飯と塩昆布、との返答。
う~ん…。
では、今朝は何を食べましたか?と聞くと、食パンとコーヒー、あとはチーズ。
スーパーで買い物するときはもっぱらお刺身で、野菜のおかずはほとんど買わない、お肉もしばらく食べてないなぁ、とのことでした。
また朝起きるのが遅いと朝昼兼用になったり、
そんなにお腹がすかないとのことで、あまり食べておられない様子です。

T様、詳しい検査結果はわかりませんが貧血なのと、毎朝通院してブドウ糖とビタミンの点滴をされているそうです。

とにかくケアマネさんから依頼を受けていた「食事の大切さ」を伝えなければ!といろいろとお話しさせていただきました。
本当なら3食の食事からとっていただかないといけない栄養が足りてないから点滴をしていること。
立ちくらみ、フラフラすることもある、と言っておられましたが貧血だとそういう症状もでること。
ご飯だけ、刺身だけ、になっていると、栄養バランスが偏り、だんだんと身体の調子が崩れてくること。
なるべく具体的にお話ししました。

時々、うんうん、と頷きながら隣で話を聞いていてくださったケアマネさんからこんな言葉が。
「今お母さん入院中やけど、家に帰って来られたら誰が介護するの?お父さんでしょ?」
「だったらお父さんが元気でいてくれないと、お母さんも困るよ?」

なるほど!それであれば尚更、奥様のためにも、
しっかり食べて、この暑い夏を乗り切っていただきたいです!!
まずは昼食を毎日お届けすることになりましたので、
お届けした食事をお昼に全部食べていただくこと、
自分でスーパーに買い物に行かれる時も、
お刺身だけじゃなくて、野菜のお惣菜も買っていただくこと、
なるべくいろんな種類の食品を食べていただくことをお伝えしました。

点滴で栄養を補わなくてもすむようになっていただきたいと心から願っています。
どれくらい食べておられるのか、
配食以外のお食事はどうされているのか、
時々またご様子を伺って、ケアマネさんとも連携をとりながら、
T様にはこの暑い夏を元気に乗り切っていただきたいです。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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