食事療養のサポートを現場から発信

口当たりのよい果物に注意

こんにちは、めでぃ京都東川です。
今日は、本当に暑かったです。
汗が自然と流れるというのは、このことです。
道路横の温度計を見ると36度でした。
しかし、本日行った利用者様のお宅は、家に入るととても涼しいんです。
築100年とのこと。しっかり手入れもされており、とてもりっぱな日本家屋でした。

さて、先日ある利用者様の担当者会議に出席してきました。
80歳代、男性、人工透析を受けておられる、K様。
奥様とお二人暮らしで、定期的に娘様も来られています。
奥様が食事や生活全般のサポートをされているのですが、
奥様も腰を悪くされており、奥様の負担軽減および、食事療養のためにご利用されています。

胸に大動脈瘤もあるため、血圧のコントロールには、奥様、とても気をつけておられます。
当社では、塩分と蛋白質を調整したお食事をお持ちしていますが、味が濃くないかどうか、一度味見をされるぐらいです。
水分制限もありますが、しっかり計量して一日量を守っておられます。

そんなK様なのですが、検査値を見せてもらうとカリウム値が高いんです。
私が「カリウム値が高いですね。朝食や間食に果物の量増えましたか?」と。
以前からも少しは食べておられましたが、カリウムの低めの果物や缶づめでした。
すると奥様が「あっ、やっぱりですか?」と。

ここ最近は、生の果物の摂取が多かったようです。
朝食にバナナ、間食にも生の果物を少し。
そして、果物ジュースや野菜ジュースの摂取があったようです。
バナナは簡単だし、ジュース類は、口当たりもいいからと喜んで飲んでいたのでと。
バナナは果物の中でもカリウムが高いため、やめ、缶詰の果物にすることになりました。
ジュース類は1回の飲む量は少なかったですが、果汁の少ないものに変更となりました。

夏場になると、暑さのために口当たりのよいものを食べたいと、果物の摂取が増える方が多いです。
果物好きの人にとっては、うれしい季節ですが、透析、腎不全の方にとってはカリウムを上げる原因になります。
また、糖尿病の方にとっては、血糖値を上げる原因になります。

季節や気温が変わると、食べ物にも変化がありますね。
普段と違うものを食べたり、飲んだり、また、普段の量と変わる時は、担当管理栄養士に一度ご相談ください。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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