食事療養のサポートを現場から発信

消費してる?歩いてる?

こんにちは、めでぃ北摂の島田です。

残暑の厳しさが続いていますが、若干最近は湿度が低くなったように感じる秋近しの今日この頃
やっと夏風邪も回復し、抱えていたトラブルごともなくなり
きれいな気持で新しい季節を迎えられそうです。

さて、今日はクリニックでの栄養指導のお話です。
よく栄養指導の場面では減量!ダイエットを目標として患者さまとお話することがあります。
糖尿病、高血圧、脂質異常症、肝疾患に腎疾患さまざまなご病状を抱えておられる方でも
減量はどんな病気でも、先生が必ず指導される項目です。

それだけ体重が多いとこは『健康に百害あって一利なし』の万病のもとです。
しかし、なかなか減量できないのが現実。
(簡単に減量・ダイエットできないから、書店にはさまざまなダイエット本が売られています。)

しかし、どんなダイエット本を読んでも体重を落とす唯一無二の方法は
食べる量より消費する量を増やすこと!継続すること!これにつきます。
どうやってそれを実践していくかが問題ですが
最近僕がお勧めしているのがタニタのカロリズム!


1日の総カロリーが計れます。8月30日は2009kcal消費
活動量としては540.5kcalでした。


1日のカロリー消費が時間帯ごとに表示されます。


その日歩いた歩数が計れます。8月30日は3900歩しか歩いていません。
その日は朝から豊中市のお客様に訪問し、そのあとすぐ茨木市の新規訪問に行き
さらに、高槻市の新規訪問に2件、連続で訪問したため、移動距離はそこそこでしたが
歩数としてはあまりなかったようです。

30日は朝にパンとヨーグルト1個で約200kcal弱
お昼はガストの日替わりランチで約600~700kcal
夕食は検食2食分は半分ずつ食べてご飯は150gだけだったので、約800kcal
あと、ビール350ml1本とつまみにビスケット10枚程度で約380kcal
摂取と消費を差し引きするとトントンでしょうか

このカロリズムで1日の総消費カロリーと歩数を記録するようになって気がついたこと
1.あまり歩けていないなぁ
2.カロリーってそんなに消費しないなぁ
3.そんなに食べる必要ってないなぁ 
歩かないからといってカロリーを消費していないかというと別のようです。
また、たくさん歩いたからといって歩いていない日とカロリーに大きな差がでるか
というと、そうでもありません。
朝を欠食してしまうこともしばしばあり、カロリー不足ぎみを心配していましたが
消費カロリーが1700~1800kcalぐらいの日も多く、カロリーだけなら
昼夕だけでも十分補えるんですね。

もちろん、健康生活を目指すなら朝・昼・晩バランスよくが一番いいですが
カロリーを抑えるだけで減量しようと思ってもなかなか難しいことがわかります
やはり、運動と食事療養はセットで減量していかないといけません。

先日、クリニックに指導にこられている脂質異常症・脂肪肝患者の方にも
カロリズムでの消費カロリーと万歩計管理をお勧めしました。
すでに減量を目標に2ヶ月で-2kgと順調に減量できている方でしたが
自宅で体重を計っている暇がないほど家事や介護に忙しい方で
少しでも自身がどれくらい動かれているのか、カロリーを消費しているのかを知る
目安になればいいのですが。

数値しにくい食生活の見える化をどんどん進めていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『食事療養をお届けするのだ』でもご紹介しています。ご覧ください。

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