食事療養のサポートを現場から発信

欠食はいけません!

こんにちは、京都の管理栄養士の東川です。

余談ですが、先日、家の大掃除をしました。
家にある自分の荷物をいるもの、いらないものに分けると、出てくる、出てくる、いらないものが・・・
特に服は、何年も着ていないものがたくさん。
着るかもしれないな~と思いしまってあったのですが、ここは、思い切って整理することにし、リサイクルショップに持っていきました。
すると、大きな紙袋3個分で950円で買い取ってくれました。
お金にはならないかなと思っていたのでちょっとうれしかったです。
捨てるのはなんだか気がひけたので、良かったです。

さて、先月訪問した利用者のS様。
70歳代、男性、糖尿病、息子様と同居。糖尿病歴40年。
血糖コントロール不良で7月に教育入院をして帰って来られ1ヶ月です。
今までも栄養指導は受けたことがなかったとのことで、入院中は頑張っておられたようです。
ちゃんと食事も目で分かるようにと、毎日の食事をデジカメで撮っておられました。
とてもいいアイデアですね。

しか~し、既に昼食は欠食が多く、夕食時間もまちまちで、夕食すら欠食のことも。
コンサートがお好きで、良く外出されるためです。
「12時過ぎには、出かけたいので、準備もできなくてね~」と。

糖尿病の方にとって食事時間は大切です。
血糖値を安定させるためには、食事の時間と量をできるだけ毎日一定にすることが大切です。
理想は、食事の間隔を5~6時間あけることです。
一日2食にすると、一回当たりの食事量が増え、食後の急激な血糖の上昇につながったり、空腹の時間が長くなることによって栄養素の吸収が増し、体脂肪がつきやすくなり、体重増加につながります。

S様に上記のことも説明し、
「せっかく、教育入院をして帰ってこられたのに、もったいないですよ。
お食事の利用をお昼にして、食べてから外出されるのはいかがですか?」と提案。

また、病院でパイナップル(生)が出ていたのでと缶詰のパイナップルと朝食に食べておられました。
確かに写真にも残ってました。
しか~し、缶詰の果物は甘い蜜につかっていて、血糖値を上げてしまいます。
ということで缶詰を違う生の果物に変更することに。

もうすぐ利用を開始して1ヶ月です。
今は缶詰のパイナップルはやめておられます。
食事時間は、なかなかとのことですが、自分でもそれが最大の欠点だと分かったので、頑張っていきたいとお手紙をくださいました。

やる気になっておられるなと嬉しく思いました。
実行に移すまでは時間もかかると思いますが、自分の問題点を意識することが少しずつ実行してもらいたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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