食事療養のサポートを現場から発信

お酒の席のおつまみもひと工夫

こんにちは。管理栄養士の藤本です。
すっかり秋☆
ですが、朝晩は寒いくらいなのに、日中は25℃など、気温差が激しい…。
利用者様からも、風邪をひいたや、体調崩し気味といった声をよく聞きます。
季節の変わり目、皆様体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。

さて、先日お電話したS様。糖尿病の男性です。
お仕事がパン屋さんのため、朝は早く、なかなかお忙しい様子。
何よりも「菓子パン」という誘惑が目の前に!!
新規訪問の時も、間食には果物、菓子パン、ケーキ、とおっしゃっていました。
3ヶ月ごとにお電話で様子を伺っていますが、
最初の頃は、HbA1cも少し上がり気味。
なかなか菓子パンの誘惑からは逃れられないようでした。

でも、7月にお電話した時はHbA1cも6.0。
菓子パンの回数も減って、忙しい朝にもプチトマトを食べるようにしている、とのこと。
少しずつ意識をしていてくださってる様子でした。

そして、先日にお電話すると、HbA1c5.9。
お医者様からも次回の検査でも安定であれば薬を減らすと言っておられたそうです。
それはよかった☆と思いつつ、ちょっと気になることを指摘。

「S様、最近配食がキャンセル続きですが、外食が多くなっていらっしゃいますか?」
(もともと夕食週3回の方ですが、ここ2週間ほどすべてキャンセルになってました)
すると、最近同窓会やら飲み会が続いてまして…とS様。

以前から、お酒を飲む機会がたびたびあったのですが、
今月は回数が多くなっているようです。

糖尿病の方は、もちろん甘いものも気をつけていただきたいですが、
お酒の席でも要注意です。
お酒の量もそうですが、おつまみの内容も気になるところ。
S様にお聞きすると、やはり揚げ物だらけ、とのこと。
キャベツやトマトなどは注文されるか聞くと、まったく注文していない、と。

せっかくHbA1cも下がってきて、薬も減るかも、というところまできています。
お酒の席でのおつまみにも、ちょっと野菜をプラスして、
(できれば最初に注文して)
揚げ物ばかりにならないようにしてください、とお伝えしました。


糖尿病となると、いろいろと制限しなくちゃ!と考えがちですが、
時には甘いものや、飲み会だって楽しみたいもの。
大切なのは、その時その時に、これだけは守る!ということをご自身で決めておくことと思います。


私もまだまだ提案力が足りませんが、
おひとりおひとりの生活スタイルや食生活をお聞きした上で、
食事療養が長く継続できるようにサポートしていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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