食事療養のサポートを現場から発信

久々の訪問・・そして撃沈

こんにちは。カスタマーセンターの大都です。

11月とは思えない陽気日々が続いたのですが
来週にはようやくと言うか、急にと言うか、冷え込むようです。
体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

さて、金曜日に舞い込んだ高槻市の新規訪問の問い合わせ。
高槻市担当の島田さんも、茨木の小山さんも伺えないスケジュールの中、
週末にかけて食事が必要で・・と相談されたため
急遽、私が訪問することになりました。

久々の新規訪問です。
懐かしい街並みをJR高槻駅からバスに揺られて到着。
マンションの下で待っていたケアマネージャーさんと一緒にT様宅へ。
80歳代の男性。糖尿病性腎症から透析を始め5年目。
独居の方です。
台所にある瓶ビールを横目で見ながら奥の部屋へ。

平日は高槻市委託の配食を減塩に対応してもらってご利用中。
週末の食事確保にとの相談です。

T様に限らずですが、糖尿病から腎症の合併症を引き起こした方は
特に、食事制限の違いに混乱されます。
今まではエネルギーを控えること、油は大敵!みたいなことを主治医から言われて
いたのですから当然かもしれません。
T様も、塩分・たんぱく質がいけないモノという認識はあるのですが
油を使うことになかなか納得いかず。

朝食・昼食を食パンやおにぎりだけで済ませているため
エネルギー不足を指摘し、なおかつ油を摂ることを伝えたのですが
これがなかなか・・
主治医の先生からは油を摂るなと言われている、
朝食にこれ以上食べると体重が増え、透析に行って怒られるのは嫌だと。
体重が増えるのは、塩分の摂りすぎ等が原因も聞く耳もたず・・

月に数回、お届けしている変わりご飯(赤飯や炊き込みご飯など)にも拒絶反応。
こんなモノ食べたらアカンと。1食2.0g以下の塩分も多いという始末・・

1食の塩分量内で炊き込みご飯を作っているので安心ですと、
「まぁ、一度、食べて味みて下さいね」で、ようやく(しぶしぶ)納得。

最終的に支払方法がT様の意向に反し、今回は利用を見送ることに。
横に居たケアマネージャーさんも目がシロクロ。

久々の新規訪問でしたが、不発に終わってしまいました。

久々すぎて力入り過ぎたかなぁ・・

人の意識・行動変容を促すのは難しいと再認識しました。

管理栄養士 大都宏子

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