食事療養のサポートを現場から発信

自己管理の難しさ

こんにちは、京都管理栄養士の東川です。

もうすぐ12月ですね。この時期になるとこんな声が多くなります。
「今月は飲み会が多くて・・・」
「今月は外食があって自信がないです」などなど。
忘年会の季節ですね。そのためいつもの食生活が変わりコントロールが乱れる方は多いです。

しかし、先日のクリニックでの栄養指導でのお話です。
50歳代、男性、糖尿病。
糖尿病歴、15年。食事療養経験ありです。
糖尿病と診断されてから、食事と運動療養で血糖コントロールを良に保っておられました。定期的な受診から一年に一回の健康診断での検査で良くなっていたようです。
でも4年程前に職場が変わりだんだん気の緩みが出てコントロールが悪化し、今回受診されました。

どういう風に職場の環境が変わったのか確認すると、4年前までは、週のほとんどが飲み会でほとんどが外食だったそうです。
だからこそ、飲む量、食べる量には気を使い、運動も欠かさずしていたそうです。
それが今では月に1、2回の飲み会があるぐらいで、後は自炊されています。
しかし、そのことが、反対に気の緩みにつながり、食事についても適当になり、家で飲む量も増え、運動量も減ったとのこと。
今HbA1cが7%です。この方は、すぐに6%に下げますと断言して帰られました。
どうやったら下がるか管理できるかはご存知です。
長い間、食事療養をされています。
今は、環境的にも悪くない環境です。
でも、コントロールは乱れました。

食事療養を続けるということは難しいです。
まして、自分で管理して継続していくことはとても難しいです。
それでも、続けないといけません。
そのために、私たちが少しでもお役に立ちたいです。


実は、この方のお母様も糖尿病で同じクリニックに通っておられます。
お母様には心配をかけたくなとのことで、長年、ご自分も糖尿病ということを隠しておられました。
しかし、今回、クリニックでばったり鉢合せ!
「母親にばれてしまった!」とそのことを一番ショックがっておられました。
お母様を安心させるためにも、血糖コントロールが良くなるように頑張りましょう。

はーと&はあと 管理栄養士東川千佳子

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