食事療養のサポートを現場から発信

地域の勉強会へ参加!

こんにちは。管理栄養士の宮川です。
急に寒さが厳しくなってきました。
風邪がはやっているようですが、皆さんは大丈夫ですか?
私はすでに風邪ひいてしまいました。油断してました。
早寝早起きで、早く直します!


さて、先日、ケアマネージャーのI様からの依頼で、
勉強会の講師をしてきました。
I様の事業所は、地域で介護予防の為に教室を定期的に開いています。
今回は、食事がテーマで、特に嚥下について話してほしいとのことでした。

はーとでは、4月から新しく、嚥下咀嚼サポートサービスが始まっています。
その周知の為、以前、I様の事業所にも伺っていたのですが、
それを思い出して声をかけてくれたんです。


勉強会の参加者は10人ほどで、地域の方と、I様の事業所の方が集まりました。
参加者の1人の方のお宅での開催で、和気合いあいとした雰囲気です。

なぜ飲み込みにくくなるのか。
どんな様子があれば飲み込みにくくなっていることが疑われるのか。
食べ物が間違って気管にはいり肺で炎症をおこしたらどうなるのか。
と、順を追ってお話ししました。

実は、参加者の中に、誤嚥性肺炎で入院した方がおられました。
見た目にも若い方だったので、驚きましたが、ご自分から体験を話してくれました。
寝ている間になったようです。
しばらくは絶食で、徐々に訓練して食事の段階を上げて言ったようです。
今はほとんど家族と変わらないものを食べておられるようです。

不顕性の誤嚥性肺炎は、食事後時間がたってから起こる可能性があるので、怖いものです。
予防の為には、食後の口腔ケアを必ずする等しないといけません。
が、唾液でもなることがあるようです。

後半は、食事の時の注意、調理の時の工夫、を中心に具体的にお話しました。
皆さん真剣に聞いてくださいました。

最後に参加者の方もいっしょにトロミ剤を使ってもらい、トロミをつくってもらいました。そして濃いトロミと薄いトロミの試飲をいっしょにしてもらいました。

トロミがダマになってしまい「かき混ぜなあかんの」、濃すぎるトロミに「うわ~これは飲みにくいね」など、楽しそうな様子でした。
トロミを作りながら、「うちの旦那も調子が悪い時だけ使っているわ」と言っておられる方もいました。お聞きすると、ご主人の介護をされているようです。日によって飲み込む力が変わるようです。少ししんどそうな様子も感じました。

そんなこんなで、勉強会を終えました。

介護をしている人、介護をしていない人、介護をされた事がある人、みんなそれぞれの事情をかかえていました。皆さん、よかったわ、ありがとうね、と言ってくださいました。

今回の勉強会では、私が教えるばかりでなく、参加者から体験談を話してもらったり、意見を聞いたり、質問をもらったりする時間が多くありました。
地域の方でよく知っている同士だから話しやすい雰囲気だったんだと思います。

準備するにあたり勉強したのはもちろんですが、勉強会中も、勉強させてもらいました。
こちらこそありがとうございました!
この体験を、また次出会う方への相談に生かしていきたいです。


はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

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