食事療養のサポートを現場から発信

担当者会議でみんなで在宅応援!

こんにちは。
管理栄養士の宮川です。2月にはいって寒さが増しましたね。
靴下を重ねばきして、手袋を二重にしていても、寒さがささります!
先日、朝に山科の三条の温度計が、マイナス4度になっていました。
信じられない光景です。
乾燥していて、火事も多いようで、消防車が道をふさいでいることもあります。
ガスやストーブ、火の元には気を付けないと。

さて、現在入院中のW様が、退院され在宅に戻られます。
入院の為、配食は停まっています。
今回退院の為、配食は再開し、他の介護サービスも再開です。
その為の担当者会議に参加してきました。場所は入院先の病院です。

今回から私に担当が変わります。
どんな方だろう・・?とドキドキしながら行きました。
病室におられる為、W様本人とはチラッとしかお会いできませんでしたが、キーパーソンである奥様とは挨拶できました。

会議はその奥様を囲んで、始まりました。
高齢夫婦2人暮しなので、介護者である奥様は大変です。腰痛もあります。
今回の入院で、要介護2から3におそらく変更されるということなので、状態も少しおちています。

参加者は、主治医、病棟の看護師、理学療養士、そしてケアマネージャー、訪問看護の看護師、ヘルパー責任者、デイサービス相談員、福祉用具担当、私。結構な大所帯でした。

担当者会議は、特に退院時の場合、医療と介護、病院と在宅がつながる貴重な場です。

話し合いは、ケアマネージャーの進行で、主治医の意見中心に、以下の2点に重点をおきすすみました。
①再入院を防ぐ為の本人の体調管理。
具体的には、腸捻転を起こしやすいので、排便管理をしっかり行う。
②奥様の介護負担を軽減する為のサービス計画。

今回の入院は肺炎だったようですが、W様はとても便秘になりやすい体質のようです。
便秘になると腸捻転を起こし、お腹がパンパンになって、苦しくなってしまいます。便秘になっても本人の自覚は全然ないよう。

なので、介護に入るスタッフ側が気を付けていないといけません。
訪問看護で摘便を行い、デイサービスで浣腸を行うことになりました。

食事に関しては、便秘対策プラス糖尿もあるので、繊維をとるようにという指示です。
消化の良いように、刻んでお粥で病院では食べています。

塩分制限もあったので、塩分調整食の1600Kcalの刻み、お粥を提案させていただきました。
配食は夕食のみ。昼はデイで食べ、朝とデイのない日は奥様が準備です。
奥様はミキサーを購入しやる気です。朝はパン程度。

退院後様子を見て、繊維の多い食材がとれているか確認しようと思います。

病院では車椅子のW様ですが、退院後は室内ではそうも行きません。
奥様がずっとついているのも大変なので、リハビリのスタッフやヘルパー、福祉用具の方の意見もあり、いろいろな調整が行われました。

そんなこんなで会議が終わりました。
奥様も少しほっとした顔。「皆さんありがとうございます、よろしく頼んます。」

退院後の調整ができ、あとはW様がお家に帰るだけです。
自分の家にやっと帰ることができるんです。うれしいことでしょう。

再入院にならないよう、栄養・食事面は、しっかりフォローさせていただきます!


担当者会議は、主治医や他の方の意見もきけるので、本当に勉強になるいい場です。
他の業種の方がどんな事をしているのかも知る事ができ参考にもなります。

情報が共有でき、関わっているスタッフとも連携がとれるので、在宅に戻ってからもどこに気を付ければよいのか分かり、しやすくなります。
みんなでその人の在宅生活を応援できるんです。

どんどん参加させていただきます!

はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

このブログを購読する

9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」