食事療養のサポートを現場から発信

目標を共有!

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
バイクに乗っている背中を照らしてくれる太陽が温かくてホッコリとしますね◎
居眠り運転に注意の時期です。


さて、先日訪問したY様。87歳・男性。
糖尿病が悪化し、入院するべき数値ですよ!と医師から指導があったとのこと。
でも頑固でなかなか聞き入れのないY様、在宅で様子を見ることになったそうです。
担当ケアマネージャーのS様より、「今やっと奥様が危機感を持ち始めて連絡をくれたから、訪問してみてもらおうかなぁと言われたんです。行ってみて下さい!」と連絡がありました。

早速訪問させていただくと、かなり病識は薄い様子で…。
血糖値が空腹時で366、HbA1cは9.0。これは、かなり高い数値です。
Y様はいつから糖尿病になったかなんて知らない。先月から言われ始めたくらい?とのん気な様子。
今までも定期的に血液検査は受けておられます。きっと病状から目を背けておられたのではないかと思います。
糖尿病は自覚症状がないから怖いんですよね。
幸い、腎臓の機能の数値は、まだ問題なく正常値で安心しました。
サポートしますので、今気付いたこの時に、療養を開始しましょう!とお話し、無理のない範囲から。療養のスタートです!!

Y様の口から、「これくらいやったらできるわ」と。
休肝日はまず週1回(日曜日)つくること、今は果物をやめること、を目標に約束しました。
食事の利用は、本当は毎日の昼食・夕食をしっかりと食べていただきたいところでしたが、少し負担に思われたようで、毎日の夕食を利用することとなりました。
訪問後にケアマネージャーのS様にも報告しています。みんなで共有した目標です★

Y様は、すぐにでも病状改善の結果が出てほしい様子でしたが、
まずは1ヶ月後の検査結果を見てみること、そしてその後も療養は継続していく必要があることを話しました。

今までは好きなものを好きなだけ食べてこられたため、少し我慢の必要な所もありますが、好きなものを少しずつ、この先も長く食べていくためにも、今はしっかりと療養しましょう。
糖尿病とも、長く付き合っていく必要があるんですから、良いお付き合いをしていきましょう。
ご家族からは奥様・息子様、介護関係からはケアマネージャーのS様、配食からは私が!
みんながサポートの仲間だということは理解していただけたことと思います★
ここからがスタートですよ!!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

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