食事療養のサポートを現場から発信

野菜不足の深刻さ

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

5月18.19.20日と日本栄養・食糧学会に参加してきました。
とても暑い東北ですっかり夏肌に焼けてしまい顔が痛い

今回の発表は同じプロジェクトメンバーの宮川さんが
されたため、僕は引率的立場で楽しく参加させていただきました。

20年ぶりぐらいに飛行機に乗りましたが
関西から仙台って近いですね。1時間で着いてしまいました
新幹線だと4時間半はかかる片道をあっというまです。
今回の学会日程が仙台地域である青葉祭りと一緒になり
宿とりが非常に大変で、準備不足もありバタバタした状態での
出発でしたが、東北のおいしい料理を沢山食べ
いいリフレッシュになりました。

他の先生の発表は実験・研究スタイルが多く
私たちのように在宅での指導を発表しているものは多くはありません
でしたが、公衆栄養の分野で目立った発表は野菜不足の現状報告です。

小学生の食育、女子大学生を対象とした食生活調査
体育会系の男子の肥満度調査など
どの調査を見ても、類似で報告されるのが野菜不足!

いま国は1日350gの野菜類の摂取を呼び掛けていますが
国民調査の平均は300g前後。それも全年齢平均です
対象群を絞って正確にこまかく調査を行うと、摂取量は平均よりも
下回り、150g程度の摂取が普通との報告もありました。
若い人は野菜不足、高齢者は野菜をしっかりとっているという昔の常識も薄れ
いまでは高齢者での野菜不足が顕著であるのが現状のようです。

私たちの配食では1食で野菜100~150gぐらいとれる献立になっていますが
1食分が1日分になっていて、あとは野菜を食べない生活がスタンダードに
なりつつあるのでしょうか。
【野菜をもっと上手にとる工夫が必要だ】と家森先生は力説されていました。
野菜350gを2週間食べることで、LDLコレステロールが低下した発表を聞くと
野菜の持つ効力を改めて納得しつつ、摂り続けることの難しさも再認識
させられました。(毎日野菜の多い食事って飽きますしね・・・)

学会等に参加すると新しい認識や使える情報・ワードに出会えます
また現業での指導のネタにしていきたいと思います。

補足
東北大学の近くにある神社にお参りにし
伊達政宗像に増食を祈願してきました。

絵馬の裏に、はーと&はあとの理念を書いてきました


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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