食事療養のサポートを現場から発信

聞き役7割対話し役3割

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

最近よくコミュニケーション上手は聞き上手という
話題を聞きます。
話を聞いてあげて共感を示してあげることが
その人を理解してます、味方ですっていう感をPRできるようです。
その割合は聞き役7に対して話し役3

相談員としては話をしっかり聞いてあげることって大切と
日々気を付けているのですが、どうしてもこちらから話を振ることが多く
自分が話している時間の方が長いことが多々あります。

もちろん、ただ、いきなり「話聞きますよ、しゃべってください」っていって
話し出す人はいないので、最初はやはりこちらから声をかけ
話出すきっかけを与えてあげないとダメなようです。
そして、相手に話してもらうための質問をうまく出来る人が聞き上手になれるようです。

さて、そんなことを頭の片隅に記憶しながら先日伺った訪問先の
ケアマネジャーMさまにお会いしたとき
 こんにちはと入っていくと
「ちょうどよかった、聞きたい事があって」
 なんでしょう
「腎臓病の方で他の宅配食を利用していたのだけど
 味は満足しているのに添加物や保存料が使われているのが嫌で
 そういうのが入っていないお弁当を探していたの」
「さらに、その方食品の安全性にもうるさくて
 野菜は国産か有機野菜など農薬の少ないものを使っている
 ところがいいといってるんだけど、お宅そんなお弁当ってある?」
 うちも、食品全品安全性は最大限注意していますけど
 すべて国産で有機野菜とか使用っていうのは、ちょっと・・・
 食材だけを宅配する業者さんなら
 ありそうですけどね、それで腎臓食を配食されているところは
 きいたことないですねぇ
「やっぱり、そうよね。なんだかその方すごくそこへの意識が高くて
 それだけはどうしても譲れないみたいなの」
 安全性へのこだわりはいいことだと思いますよ。ただ
 腎臓が弱ってきていて腎臓食が必要な状況でしたら、
 今は腎臓のケアを最優先に考えられ方がいいと思いますけどね。
「私もそう思うんだけど、本人の意思が強くて」
 その方、栄養指導とかは受けられていますか?
 よかったら一度訪問してご相談お受けしますよ
 別の人から言われるとまた捉えかたも変わるかもしれませんし。
「そうね~、ありがとう。またよかったらお願いするわ」
 
と、ご本人が望む食事の提供はできませんが
少しでも本来取り組んでほしいことに意識がシフトしていただければ
よいのですが。
最初は話を切り出しながら、聞き役になるって難しい

よい聞き役になれるよう、よい質問を沢山投げていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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