食事療養のサポートを現場から発信

自分で作れるようになるのが目標

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
お決まりですが、暑いですね。
利用者様や関係機関の皆様ともこの言葉が合言葉のようになっています。

クリニックでの栄養指導でのお話。
はーとの配食をご利用いただいています。

70歳代、女性、糖尿病、高血圧。糖尿病歴は15年。
血糖コントロールが不良のため、入院をされ、退院後に初めてクリニックに来られました。
「病院の食事も食べてきたけど、どれくらい食べていいのかわからない」、「退院後すぐでしんどい」、「自信がない」などのことがあり、栄養指導と一緒にはーとの食事もスタート。
ただ、この方は、入院前は、自分で買い物、調理をされており、まだまだ調理もできるし、するべきだということで、
「配食の利用回数は減らしていき、自分で作れるようになること」を目標に昼夕毎日の利用でスタートになりました。
利用して1ヶ月目はHbA1c7.5→6.8へ。

朝ごはんは自分で用意されたものの、間食もほとんどしないようにし、昼夕はちゃんとコントロールされた食事であるので、ちゃんと結果がでました。
朝ごはんは、同じようなものでなく、自分で工夫しながらご飯、パン、そうめんなどを主食におかずも色々用意されていました。

その頑張りが見られたこと、「体調も戻ってきた」、また、「自分の好きなおかずも食べたい」というような発言もあったため、
「少し自分で作ってみますか?」とお話をしました。
せっかく味や量を勉強されたのだから、それを生かしてみてくださいとお話ししました。
すると
「そうですね~そろそろ、自分で頑張る日を作ってみようかな」と。
でも、口ではそうおっしゃるものの、いつからかということは踏ん切りがつかず、自信がなさそう。
そのため、どんなものを調理したいのかを確認して、その量などについて確認しました。
いつでもいいので、一日だけ配食をキャンセルして作っていただくことになりました。

その後、自分で作る日を少しずつ増やしていかれ、現在週に3回は自分で作っておられます。
お持ちしている食事を参考にしてもらいながら、自分で作り、血糖コントロールすることが目標です。
自分で作るようになると「これで合ってるかな?」「これは食べて大丈夫かな?」などの疑問が出てくると思います。
そんな時に私達担当の管理栄養士に頼ってもらい、解決していってもらいたいと思います。
そして、食事療養の自立を目指してもらいたいと思います。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

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