食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、京都管理栄養士の藤本です。

少しずつ気温も湿度も下がって秋らしくなってきましたね。
日中はまだ30℃近くあったりもしますが(^_^;)
朝晩との気温差に気をつけていきたいものです。

さて、先日病院へお伺いした利用者様。
心不全の悪化で入院になっておられたのですが、
退院に際して、病院からの栄養指導をみんなで共有しようと、
家族様はもちろん、ケアマネージャーさん、ヘルパーさん、そして私も一緒に参加してのカンファレンスでした。
前々回の入院時にも病院からの栄養指導はあったのですが、
本人だけではなく、今回は自宅での生活のキーパーソンとなるご主人様も一緒に聞いていただき、
食事療養の必要性を理解していただきたいという目的もありました。

というのも、実は自宅での食事内容を聞くと、
朝はご飯、味噌汁、目玉焼き(塩や醤油かける)、キャベツ炒め(塩こしょう)、漬物。
昼はご主人様が体調良い時に好きな物を買ってきて、奥様にうどんや寿司を食べさせているため食事コントロールが全く出来ていない状態。
夕は配食ですが、減塩食でスタートしましたが、食べられずに普通食になっている状況でした。

指導中も、ご飯に味噌汁、目玉焼き、というのは長年やってきたことや。これをやめることはできない!とご主人様。
また、昼のうどんもやめられない様子。
なんとか減塩対策を、と病院の栄養士さんも、看護師さんも、家族様も、もちろん私やケアマネージャーさんも、
こうするのはどうか、これでは出来ないか、と提案します。

なんとか了承いただけたのが、
朝の目玉焼き・キャベツ炒めの塩を控える。味噌汁は具だけ食べる。
昼は奥様は食パン+ジャム+牛乳とする。
夕食の配食は減塩食で再スタートする。

できればご主人も一緒に減塩に取り組んでいただきたいのですが、
少し頑固なところもあるご主人様なので(さらに認知症も少しお持ちです)、
まずは本人様だけでも取り組んでもらう計画です。

退院後は、毎日ヘルパーさんが入り体重測定・むくみチェック。(火金)で買い物。
また、服薬確認とトイレ声かけする(声かけしないと一日4~5回しか行かれないため)。
もちろん私も定期的に食事内容のチェックもしていきたいと思っています。

なかなか受け入れが難しい方でもあるのですが、
なんとか入退院を繰り返す生活から脱却を!と
ケアマネージャーさんやヘルパーさんとも情報を共有しながらサポートします。


先日、雨上がりに虹を発見。
二重になっているの、わかりますか?(^^)v


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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