食事療養のサポートを現場から発信

あの人達、あんなに食べて大丈夫?

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

過ごしやすくなってきましたね。
夏が終わってもまだ熱中症のニュースを
目にしますが体調管理には気をつけたいところです。
在宅訪問の道中、小学校の近くを通ると
運動会の練習でしょうか。先生・生徒が校庭で音楽に
併せて踊っている風景を季節がらよく目にします。
自分が小学校のころは、ドラゴンボールや
踊るポンポコリンなどアニメの主題歌が選曲されていたのを
記憶していますが、
最近は【嵐のHappiness】や【エグザイルのRising sun】が
流れていました。時代の差を感じます
(最近の先生はたいへんだ・・・)

さて、先日新しくご相談訪問に伺いましたSさま(女性)のお話を。
若いころに腎臓を患い、それ以降家族の協力を支えに
ご自身でも食事管理・健康管理に心がけ療養を40年以上続けて
こられていました。

ご主人が亡くなられてからは日中は息子様が御様子を見に来られるなどして
お元気に過ごされていたのですが、先月ご主人の三回忌がおわったころに
ふとした気の緩みと今年の暑さの影響でしょうか。まったく食事が
のどをとおらなくなり、体力・気力とも減少し毎食の自炊が困難に。

そこで、お昼だけでもお食事をお届けしてもらって、しっかり食べることから
生活を立て直して欲しいとケアマネジャーさんから相談をお受けしました。

お伺いした頃には、一時の落ち込みからは少し回復され
「自分でもびっくりだけど、気がついたら部屋の隅にずっと座り込んで
 何時間も自分の部屋を眺めていたこともあって
 こんなにうちの家って広かったっけ?て、感慨にふけっていたの。
 先生から鬱の初期症状だから、それではダメだといわれて
 はっとしたわ」などど、お話ししていただきました。
腎機能が低下された状態ではもちろんあるのですが、先生からも
「まずは、食事を食べるところから直してくれればよいから
 塩分制限の食事でお願いします」とオーダーを受け
塩分調整食で昼のみご利用頂いています。

食事が食べられなかった頃の話をお聞きしていると
「テレビ見てたら、若い人たちはものすごい量を食べているのね
 観てたら次から次と注文してあの人達、あんなに食べて大丈夫なの
 かしらって思っちゃって。毎日あんなに食べているのかしら」
と、ぼそっと言われ。私も同席していたケアマネジャーも
最初は?だったのですが、よくよく聞くと
帰れま10の番組の出演者を心配されてのコメントだとわかり
「あ~、あれはバラエティーですからね。きっとあの人たちも
 翌日は量を少なくして調整されていると思いますよ
 自分だったらあれだけ食べたら翌日は一日欠食しますね」
「Sさんも、まずは1食しっかり食べる事から食事バランスを
 元に戻していきましょう」とお伝えさせていただきました。

継続して利用頂いているS様。最近では十三まで買い物に
いけるようにまで体力が回復してきました。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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