食事療養のサポートを現場から発信

関西人の食べ方??

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

キンモクセイの香りが漂う季節になりました♪
毎年書いていますが、キンモクセイの香りで秋を感じます。

先日の栄養指導の話です。
その方は50歳代の男性、タクシードライバーHさんです。
初めて糖尿病と診断されての栄養指導です。
HbA1cは6.4
まだ薬は始めていません。

タクシードライバーさんなので勤務中の食事はどうしても外食が多くなります。
もちろん、愛妻弁当の方もいらっしゃるとは思いますが。
残念ながらHさまは独身・・・

ヒアリングすると、案の定、昼も夜も外食(^^;

「回転ずしにはよく行きます。けど4皿までと決めて、ミニうどんをつけています。」

他にはどんなところへ?

「あとは牛丼屋さんとうどん屋さんを順番に回っています。」

ヘルシーだと思っておられる方が多いのですが
お寿司は塩分の摂りすぎになります。

寿司飯にお酢だけではなく、塩と砂糖が含まれているのです。

その寿司飯に・・
にぎり寿司には醤油をつけて、おいなりさんは甘辛い味の染みた油揚げと一緒に。
と案外塩分が多いのです。そこに野菜不足になるメニューです。

Hさんに限らず、きつねうどんにかやくご飯(炊きこみご飯)のセットメニュー
にぎり寿司とミニうどん・・
関西人(大阪人?)の代表的な食べ方ですね(^^;

そして牛丼。
丼物は麺類と一緒で、早食いになりやすいメニューです。
そして具の汁が十分しみ込んだんご飯を食べるわけですから
塩分過剰になりやすいメニューです。

Hさんも塩分過剰気味ですね。
聞けば、50歳を過ぎて血圧が高くなってきたとか。

塩分の摂りすぎと野菜不足を指摘し、
回転寿司とうどん屋さんは週1回までにすること
牛丼屋さんに行くと牛丼を頼むのではなく、牛皿を頼むこと。
(もちろん、そのお皿に乗っているおかずを白ご飯の上にかけてはいけませんね。)

他は白ご飯と主菜と野菜の副菜がついているメニューを選ぶよう伝えました。
おかずを選べる定食屋さんがあるので紹介しておきました。

なかなか、独身のHさまに自炊が困難なようですが
スーパーのお惣菜や、冷凍野菜を上手に利用し、野菜摂取、緑黄色野菜も取るよう伝えました。
最近はカット野菜の種類も豊富になりましたしね。

「まずはレンジで蒸し野菜や炒め物からでもね。」

「なるほど、なるほど。ちょっと頑張って野菜食べてみます。」
少し、自炊に興味を持ち始めて貰えたようです。

少しでも野菜摂取を意識し、「野菜」から食べること、日常生活の中でこまめに身体を動かすよう伝え、今回は終了。

一か月後に来院してもらい、一か月の話を聞かせてもらう予定です。

お惣菜も外食もたくさん出回っていますが、やはり味付けが濃く塩分過剰になります。
Hさんのレパートリーが増えているといいなぁ・・

しかし、最近は女性だけでなく男性の未婚率も上がっているようですね・・
うちの兄もその仲間ですけど(^^;

はーと&はあと 管理栄養士 大都宏子

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