島田天心のブログの最近のブログ記事

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

1月末からの引っ越しのバタバタも大分と収まりました。
引っ越しで出たごみを多さにびっくりしながら
ごみ屋敷に住んでいたような錯覚に陥りました。
やっぱり無駄な書類などはこまめに破棄しないとだめですね
新しい事務所では、すっきりした状態でずっと
仕事ができるよう物は溜めこまないよう気をつけようと思います。

さて、先日、病院の栄養指導に同席してきました。
胃を全摘された新規の御利用者Kさまから退院と同時に配食サービスで
軟菜食を利用したいと相談を受け、丁度退院日に栄養指導があり
病院の管理栄養士の方から同席の了解を得られたので
はーと&はあとの栄養士さんも一緒に受けてほしいとのことで
病院へお伺いさせていただきました。

病院の栄養指導に同席することはまれにありますが
あまり体験できないことなので楽しみにお伺いしました。

病院の栄養指導を担当されたのはまだ若い管理栄養士の方で
先輩の管理栄養士(たぶん僕より少し年配な方)が指導員としてついての
栄養指導でした。

内容は胃をとられた方の食事として気をつけてほしいポイントを
丁寧に指導されていました。
1.消化を助けるために少しずつを数回に分けて食べましょう。
2.消化の悪い食品や刺激の多いものは避けましょう。
3.ゆっくり時間をかけて食べましょう。等々

でも、他人の栄養指導を聞いているとダメ出しをしてしまいたくなるのも
性なのでしょうか。
(話すスピードが早い、あいづちがうんうんばかり、
 声のキーが高すぎて聞き取りづらい時がある)とか・・・
きっと自分が指導している時も気をつけないといけないポイントが
客観的にみるとよくわかります。

指導に同席させてもらった後で、少しだけ僕の方から補足を
1.胃切除の方は、だいたい1年かけてすこしずつ食べられるようになります
2.切除後の三ヶ月が体重減少がもっとも起こりやすく体力も落ちやすいので
  最初の三ヶ月で体重が落ち過ぎないようこまめにカロリー補給しましょう。
手術は成功しても術後の安定には食事管理がもっとも重要になります
ゆっくり時間はかかっても、以前同様、好きな食事が食べられるよう
サポートしていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

新年スタートし早20日以上過ぎ皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私は今年もバタバタした大変な年になること確定のスタートをきりました。

さて、今年の1月から池田市の開業医の先生のところで
月に1度だけ栄養指導をすることになりました。
今回はそちらでのお話です。

そちらの先生は内科がメインですが
すでにクリニックで生活習慣病の指導を行っておられていて
非常に食事療養に積極的な先生です。
看護師の皆さんも生活指導に力を入れておられます。
また、往診もされていて在宅医療にも明るい先生です。
そんな先生に指導業務を任せていただくことになり
しっかりよい指導ができるよう取り組んでいきたいと思います。

しかも、先生の患者さんには、てんかん、パーキンソン病の方が
多数抱えられていて初日のオーダーも
病名:てんかん、糖尿病、肥満などの指示がありました。

てんかんとパーキンソン病・・・恥ずかしながら勉強不足です。
そういう方への食事療養のアプローチはどうしたらよいものか。

そこで、はーと&はあとデイサービスの所長:島田三鈴さんに
レクチャーしてもらいました。

まず、てんかんとパーキンソン病の基本的なレクチャーを受け
内服薬の特徴と注意点を教えてもらい
指導時のポイントまとめていただきました。
【ポイント1】病名をしっかりと確認する
理由:てんかんには脳梗塞、脳出血、脳腫瘍に伴うものもあるため。
   パーキンソン症候群にも多々種類があるため。
【ポイント2】服用薬をチェックし副作用・相互作用もチェックする
理由:抗けいれん剤は薬品によっては高血糖や低血糖を起こすため。
   抗パーキンソン薬を使用する際、各種副作用を抑えるために
   多種多剤な薬を使用されると、これも高血糖・低血糖を起こすことがあるため
【ポイント3】ADL能力のチェック
理由:どちらもADLに影響する薬剤が処方されます。ADL低下は食生活に
影響します。そのところが糖尿病にも影響します
(例)パーキンソンは薬効果によってかなりADLが左右されます
服薬時間により効果が現れる時間がまちまちである。ので、服薬時間もチェック要です
なぜなら、ADLが落ちれば食事ができない→糖尿病の薬が定期的に服薬できない
→血糖コントロール不良となるから
抗けいれん剤もADLを低下させるので同様のことが起こります

なるほどです。以前担当していたパーキンソンの方に薬の飲み忘れが多発していた
のを思い出しました。
欠食や軽食になることは多いのか?
食事時間が長くなり、完食できないことはないのか?も気をつけてヒアリング
したい点ですね

教えてもらったことを一夜漬けですが勉強して初日の指導では
テンパラずに行えました。予約は3月までいっぱいです。
しっかりと依頼にお応え出来るよう今年はこの2大病名に注力して
指導スキルを磨いていきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

新年明けましておめでとうございます。
2013年、初ブログですのでご挨拶申し上げます。
今年も皆様にとりましてよい年になりますよう
御祈り申し上げます。
そして自分にとって、昨年よりもっとよい年にできるよう
精進していきたいとおもいます。

内々の事柄ながら大晦日から元旦、正月にかけ
ちょっとしたトラブルで奔走した経緯もあり
今年は八坂神社で厄除けをしてきました。
お守りに神矢を購入したので、清き一年になるよう毎日お祈りしたいと思います。

さて、年越しから大変なのは自分だけはありません
先日お伺いしたNさま。
昨年12月に肺炎でご入院されたのを機に在宅酸素が必要となり
年末に退院。お正月は娘様が食事を用意されていたけど
今週からは仕事が始まり日中独居となってしまうし
カロリー制限も必要とのことから
安否確認と食事療養にとご相談をいただきご面談に伺いました

在宅酸素を始められたばかりのせいか、訪問時はすごくしんどくされていて
横になったままご挨拶程度だけ。
同居されている娘様とお食事のお話をさせていただきました。

玄関に食事を取りに行くのも、レンジで温めるのも難しいぐらい
状態が悪いとのことから
お届け時はお部屋に入って声掛けし御様子を確認し
お食事はレンジアップして食卓にご用意させていただくことになりました。

お声をかけてもあいまいな返事しかされないことも増えている御様子。
室内は暖かく横になっている時間が長いせいか水分はあまりとられていない
ようでしたので、こまめにしっかり水分を摂ってもらうようお勧めしました。
お届け時には、配送員から水分摂取の声掛けもさせていただくことに。

訪問看護サービスも近いうちに入る予定とのことですが
それまでは私たちが唯一のサービス提供者です。
少しの状態の変化も見逃さないよう、見守りつつ
食事をしっかりと摂取できるようサポートしていきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

今年もあとわずか、毎年大変な1年を送っておりますが
皆様にとってはよい1年だったでしょうか。
僕個人としては同じところで足踏みをして
なかなか前進できなかった1年だったのではないかと反省です。

さて、自分にとってはそんな1年でも利用者さまにとっては
よい年末年始をお過ごしいただきたいと思い
年内最後の引き締め相談サポートを実施中です。

12月の相談の話題は例年かわらず
「年末年始の食べ過ぎ・飲みすぎ注意です」
ご年配の方で飲みすぎはあまりいらっしゃいませんが
痛風患者さまや男性の方は要注意です。

そして皆さんが一番気になるポイントは
「おもちは何個まで食べたらいいのか?」です。
しかし、皆さんすでに1回の量はご存知で
「小さいのだったら2個までよね」
「先生からのお持ちは元旦だけ食べるようにいわれているの」
「おいしいから食事とは別に食べてしまうからいけないのよね」
(そのとおりです。、正月にかかせないお餅も血糖管理の点からみれば
要注意食材です。)
と、目安量や食べてはいけない食べ方などは周知の事実
でも、食べてしまうのがお餅の魔力というか魅力なのでしょう。
お餅も穀類。ご飯の代わりにおかずと一緒に食べてもらうことで
食後の血糖上昇を抑えてもらいながら
間に2個3個とパクパク食べてしまうのを自粛してほしいものです。

あるデータによれば、血糖管理が良好な糖尿病患者でも
年末年始を挟むとHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が
0.5%は上昇するといわれるぐらい、血糖管理(広くは健康管理)には
一番気をつけないといけない時期。

乱れすぎないよう、事前準備、心の準備を整えて
皆様がよい新年を迎えられますようお祈り申し上げます。

H24年最後のブログ


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

寒さで体が縮みます。いままでは肩こりがひどかったのに
最近は腰にくるようになりました。腰の負担が肩にでると
いわれますが、その大元の腰が痛み出すとは・・・重症化している感じ。
慢性疲労を取り除くため、シャワーの頻度を減らして
しっかり湯船につかる生活スタイルに変えていこうと思います。

さて、先日、クリニックの先生からの紹介で
糖尿病の方I様に栄養指導に訪問してきました。
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシーは)は6.0食後血糖が263で、
その他の検査は異常なし典型的に食後高血糖の方です。
一緒のマンションにお住まいのご友人H様も一緒に話を聞きたいと
おっしゃられたので、まとめて栄養相談をお請けしました。

I様、BMIは標準で食事量もサンプルでお持ちした
カロリー調整食1400の食事を見ても
「これよりご飯は少ないぐらい」と摂取量は多くない御様子
ただ、今年は夏場は暑さからこれまで続けていたウォーキングを
さぼりがちで、代わりにハーゲンダッツのアイスの量が増えていたと
ご自身でも原因をうすうす気がつかれていました。

しかも、就寝前の23時ごろに必ずアイスを食べていたようで
食後高血糖が見られるのもそのあたりが原因でしょうか。
I様からは
「夏は毎日食べていたけど、検査結果が悪かった後は止めているの」と
自己フォローあり。

夕食後の間食は禁止。ウォーキングの頻度を増やしてもらい
1食の食事は栄養コントロール食を目安に食べてもらうことをお勧めし
もちろん、野菜から食べてもらって炭水化物の多い、穀類と芋類を
重複して摂りすぎないこともお話しさせていただきました。


ご友人のHさまは、脂質異常症をお持ちで内服で数値は安定されている
ようですが、
「昔は卵はダメ、いかや貝類もダメって聞いたけど今は違うのよね」
と、コレステロールの多い食品が心配。でも食べても大丈夫?と不安が
あった御様子。

「卵やいか、貝類にはたしかにコレステロールが多いので食べすぎは
 ダメですが、いかや貝類にはコレステロールを下げるタウリンも
 多く含まれています。食べたから必ず上がるというわけではないので
 大丈夫です。ただ、一緒に食物繊維や抗酸化作用の高いボリフェノールを
 含む緑黄色野菜をしっかり摂らないと体から余分なコレステロールが
 排泄できないので、卵やいかよりも野菜の摂取不足にならないよう
 気を付けてください」とお話し
それぞれがお互いの気を付けるべき行動を確認し合いながら
チェックされていました。自分以外に気をつけて見てくれる仲間がいると
療養も長続きしますし、一緒に食事療養をスタートとなりました。
次の検査結果が楽しみです。

そんな私も明日は健康診断です。検便・検尿持参で
今年もすべてにA判定をもらえるようしっかり検査を受けてきます。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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