柴田満里子のブログの最近のブログ記事

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。
11月3日は文化の日。
お休みを利用して、福井へ行ってきました。
遊覧船にのって奇岩や洞門を見る「蘇洞門めぐりクルーズ」
というものに乗ろうと思い出掛けたのですが、
強風のため、欠航…(><)
せっかく遠出したのにとても残念でした。。。
でも帰り道に、野生の猿にばったり出会ったり、うっすら色付き始めた山々の紅葉を見ることができたので、よい休日を過ごすことができました♪

さて、先日新規訪問させていただいたN様(女性、64歳)ととても熱心な担当ケアマネージャーH様のお話です。
N様は膠原病をお持ちで、たくさんの薬を飲まれています。
もともと肉類が食べられなく、食に対する意識も低いお方です。
何年か前に旦那様を亡くされ、お一人暮らしのせいか昼も夜も食事が粗末になっています。

そんなN様に対して、Hケアマネージャー様はN様になんとか食事に興味を持ってもらいたい、
薬を少しでも減らして、もっと元気になってもらいたい!という強い想いを持っておられました。

「はーとさんからもN様に食事の大切さを伝えてもらいたいし、
N様に合った食事を時々でよいからN様に食べてもらいたい」というHケアマネージャー様からの強い要望をうけ、
Hケアマネージャー様同席のもとN様にお会いすることになりました。

N様の食生活をお伺いすると
「朝食はパンとバナナだけ、昼は麺類など簡単にできるもの、夜も簡単に済ませることが多いから適当に…。」
と、あまり蛋白質が取れておらず、バランスが整っていない様子。

「膠原病を改善するためにもバランスのよい食事をとって身体の免疫力を高めましょうね」
とお伝えしましたが、
N様の心には届いていない様で…。

するとHケアマネージャー様が
「Nさんは今たくさんの薬を飲んでいるでしょう?
私は少しでもNさんに薬の量を減らしてもらいたいんです。
Nさんが昔からお肉を食べていないことも知っているし、用意するのが大変なことも知っています。
でも、N様はまだ若いですし、これからもっと元気になってもらいたいんです!
だから身体を作る素となる食事に少しだけ目を向けて、興味を持ってもらいたいんです!!!」


Hケアマネージャー様の言葉には、N様をなんとかしてあげたい、
食生活を見直してもらいたいという気持ちが強く込められておりました。

結局N様はHケアマネージャー様の想いを受け取ってくださり、
健康バランス食の献立を見ながら、食べたいと思う日だけご注文いただくことになりました。

「食べたいと思う日だけでもきちんとしたお食事とって、まずは今の状態より少しずつ体の状態を良くしていきましょうね。」
こんな形でN様とはーととのお付き合いが始まることになりました。

N様がはーとを利用されてから約1週間が経ちました。
美味しく召し上がっていただいているようですし、
自分が元気になるために必要なんだときちんと理解されておられました。
よかったです!
これから気持ちが続かない時があるかもしれませんが、
一緒にサポートさせていいただきたいと思います!


今回Hケアマネージャー様と一緒にN様をご訪問させていただいたことによって、
ご担当者様を想うケアマネージャー様の強く熱い気持ちを近くで垣間見ることができました。

私ははーと&はあとの相談員としてまだまだ未熟です。
でも、ご利用者様やケアマネージャー様のお役に立てるよう
自分ができることを、もっと表現できるようになりたいと思いました。
そして、Hケアマネージャー様のように、心を動かすことができる熱い相談員になりたいと思いました!

がんばります!

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。
前回のブログを書いていたころうっすらと色づいてきたイチョウが
そろそろ銀杏の実の香りを漂わせるようになりました。
順調に秋は近づいているようです。

銀杏を見ると私は自分の通っていた幼稚園時代を思い出します。
グラウンドの後ろには大きなイチョウの木が何本もあり、
秋になると地面が一面黄色いじゅうたんになるのです。
子供のころはあの銀杏の実の臭さが苦手だったのですが、
木を蹴ったり揺らしたりすると
ボテボテ…!と銀杏が落ちてくる様子が面白くて
力いっぱいイチョウの木の揺らして遊んでいました。

あれからもう約20年近く経つけれど、あの頃の記憶は鮮明に覚えています。
(大好きな遊びの一つだったから…)

あと20年後には、今見ている吹田のイチョウの香りと景色を
鮮明に思い出せるかな~
せっかくバイクで外を走っているのだから、
吹田の大好きな景色をたくさん発見していきたいと思っています♪

さて、肝硬変由来の糖尿病をお持ちのM様のお話です。
M様はとても几帳面な性格の方。
初回訪問の時、病院でもらってきた糖尿病交換表の単位が書かれた指示表を持ってきて
「この通りやらなければいけなくて、頭が痛くなりそう…。だから少しでも楽できればと思って連絡してみたの。」
とお話ししてくださいました。

M様は病院で言われた通りに何とかしなくちゃいけない!!という意識を非常に強くもっておられる
とてもまじめな方です。

ですから
少しでも気持を楽にしてあげたいと思い
「はーとの食事を目でみて覚えて、目安量を自分でわかるようになることを目指しましょうね。あとは食事時間をできるだけ決めて規則正しく召し上がってくださいね」
とお伝えし、はーととのお付き合いが始まりました。

それから約1か月ほど経過し最近のご様子はいかがかと気にかかり、再訪問させていただきました。
「この1か月病院には行ってはいないけど…なんだかわからないこともいっぱいあるし
この表の意味も分からないし、夫の介護があるから食事の時間もずれることがよくあるし、自分ではきちんとやらなきゃいけないという気持ちはあるのだけど、しんどくなって…」

M様はご不安な気持ちが強い様子。
でもお話を聞いていると、ご飯の量もきちんと守っているし、糖尿病交換表の使い方もしっかり理解されているのです。

ただ、ほんの少しわからないことがあったり、できないことがあると、
とても不安を感じてしまい、精神的にご自身を追い込んでいる様子が伺えました。

なんとかその不安な気持ちを取り除いていただきたいと思い
「M様はきちんとご理解されているのですね。でも、もう少し力を抜いても大丈夫ですよ。
量れないときは、はーとの食事の量を参考にしてくださいね。M様本当に頑張っていますから…」と
何度も何度もお話しさせていただいきました。


するととてもホッとされた表情で
「そういっていただくだけで心が軽くなります。どうしてもこの通り(糖尿病交換表)にやらなくちゃいけないと思えば思うほどわからなくなっていたから…」

この時私は、何とかM様の心の重みを取り除いてあげたいと必死でした。
ほんの少しでも私の気持ちが伝わっていれば、それだけで十分です。

きっとM様はまた不安に思うことがでてくるかもしれません。


少しずつ、時間をかけてでも、
M様の心が軽くなるように
お手伝いさせていただきたいと思いました。

M様、また不安になったらいつでもご連絡くださいね!


はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。 今日もさわやかな秋晴れ!気持ちのよい一日でした。
バイクで走っていると、ちらほらとイチョウが黄色く色着いてきています。
吹田エリアを担当して初めての秋。
イチョウ並木がまっ黄色に色づく日が待ち遠しいです♪

さて、今日は7月にお会いした糖尿病をお持ちの87歳の女性のお話です。
お一人暮らしですが、息子さまご家族が近くに住んでおられます。
普段はご自身でご用意されたり、お嫁様が自宅のおかずの余りをお届けしたりしていますが、
同居しているわけではないため、毎日Y様にお食事をご用意するのが難しいし、
お嫁様宅のお食事は成長期の息子様向けのカロリーが高く味の濃いものであることを気にされ、
Y様の身体のことを思ってはーとに連絡をくださいました。

Y様は、普段は三度の食事以外に、冷蔵庫の中のものを好き勝手食べてしまいます。
軽い認知症もありますが、ご自身で調理できないわけではなく、ご自身で買い物にも行けるため、
頻繁に出歩き、好きな食べ物をたくさん買ってきて冷蔵庫にしまい、
好きな時に食べてしまう癖があるそうで…

HbA1cは9.1!

決して良い値ではありません!
というか、とても高いです!

今の状態をお嫁様にもご説明し、はーとのお食事で食事療養を始めることになりました。

Y様は認知症があるため、ご自身で管理するのは難しいことから、
お嫁様も、すぐにつまめるおやつや常備食は買わないようにすること、
Y様の目につくところに置かないこと、
そして、定期的に冷蔵庫をチェックし、
Y様がご自身でおやつを買ってきたときは、こっそりと没収するように
お伝えしました。

最初は週に2回程度から始めましょう!
と言っていましたが、
Y様は2回もお弁当を食べるなんて…と、ご不満の様子。

ですから、
「まずははーとのお食事に慣れていただきましょうね!週1回からでも大丈夫ですよ」
とお伝えし、週1回に減らし、様子を見ることにしました。


その後Y様は、はーとのお食事を受け入れてくださったようで、
今の気分を害さないよう、
週に1回だけ、
このままはーとの食事を食べていただくことになりました。


それから約2か月ほどが経過し…


久しぶりにY様のお嫁様にお電話させていただき、
Y様のご様子をお伺いしました。

すると、
以前は9.3だったHbA1cが、昨日の血液検査では7.1まで下がったとのこと!

Y様は「私は糖尿病だからしょうがないのよ…。週1回だし」と言いながら
はーとの食事を薬だと思って食べてくださっているようです。

いままで問題だった冷蔵庫の中のおやつは、お嫁様がきちんと管理してくださり、
自由に間食できない環境を作ってくださったようです。

「たった週1回のことなんですが、
その1食で、母(Y様)が自分は糖尿だと認識する機会にもなるみたいですし、
また家族も食事療養しなきゃ!と意識できるので
助かっています。
本当はもっと母にはーとさんの食事を食べてもらえると助かるけれど、
やめるって言い出したら困るので、このまま週1回で続けさせてもらいますね。」

Y様やY様のご家族にとって、週1回のはーとの食事が、
「糖尿病の注意報」のような役割を担っているようです。


これからも、細く末永くお付き合いできるとうれしいです!

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。
つい最近まで真夏の暑さが続いていたのに、ようやく秋の涼しさを感じるようになりました。
秋という季節はいつも寂しさを感じ、あまり好きではないのですが、
真夏が長かったせいか、待ってました~♪
と嬉しくなります!

さて、今日ご訪問させていただいたT様は30年前から糖尿病をお持ちでインスリン治療中の方。
HbA1cが以前は6.5前後だったのに、7.0に上昇したことがきっかけで配食をご検討されました。
…が、よく話をお伺いすると、何やら勘違いをされているご様子。

「真空で届けてくれるんでしょ?朝ご飯が欲しいのよ」

はーと&はあとのお食事は、冷蔵でお届けしますし、昼食と夕食のご用意をさせていただけますが・・・

何やらはーと&はあとのパンフレットの間にはさまっていた他社さんのパンフレットをみてご連絡くださったよう。

でも!
これも何かのご縁ですね。

そのままT様とお話しさせていただきました。

なにやら糖尿病の合併症である網膜症と神経障害が進んでおられるよう。
「左目も見えなくなってきているし、手足もしびれているのよ…壊疽になってしまうかもしれない。
糖尿病ってほんといやね…」

T様は病気の怖さを実感してはいるものの、
今まで糖尿病の教育入院はいやだといって受けてこなかったり、
インスリンを自分の判断で増やしたり減らしたり、
朝起きるのが遅く、朝と昼ご飯が兼用のことが多く、1日2食になったり
さらには時々低血糖がおこることもあるそうで…
問題点はたくさん。
全然血糖の管理ができていないようです。


まずは、
朝食を食べること
夕食は食事時間を決めて食べること
そして昼食ははーとの食事をご利用いただくこと

から始めてみましょう!
とお話しさせていただきました。

朝食に関しては、ちょっと無理かな…といった反応ではありましたが、

「1か月後、HbA1cが7未満になることを目指して、がんばってみましょうね。」
とお伝えしたところ、

「ありがとうございます」と一言,笑顔を見せて下さいました。


T様はもともとはーと&はあとの食事をご利用されるつもりではなかったようですし、
もしかしたら今も半信半疑であるかもしれません。

でも、T様はカロリー調整食1600kcalを毎日昼食時にご利用されることを決めてくださいました。

きっかけは何であれ、
はーと&はあとで食事療養してみようかなと少しでも思っていただけたなら
ここからがスタートです。

訪問時に上手くお伝えできなかったこともたくさんありますし、
長くお付き合いができるよう、これからサポートさせていただきます!!


私事ですが・・・
この度地元北海道で結婚式を挙げさせていただきました。
今まで育ててくれた両親はもちろん、なかなか会うことができない祖父母、親戚、友人、そして新しく家族となる主人の家族…
皆様に見守られる中、幸せな時間を過ごすことができました。

長期のお休みをいただいた上、電報・お祝いをくださったはーと&はあとの皆様、
心よりお礼申し上げます。

お祝いでいただいた「Fisslerのお鍋3点セット+栗原はるみさんの調味料」です。
料理上手を目指して頑張ります♪
本当にありがとうございました!

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はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。
少しずつ肌寒くなってきましたね。
今日はバイクで走っていて気持いい~♪♪
・・・と油断していたら、まさかのにわか雨!
バイクにつんでいた上着と書類の一部がびしょ濡れになってしまいました。
天気予報では雨ではなかったと思ったのですが。
梅雨以来気を抜いていましたが、
いつでも雨対策はしていないといけないですね!

さて、吹田市にお住まいのU様。
2008年に約1ヶ月ほどご利用いただいていた方が、
約2年ぶりにご利用したい、と再開の連絡をいただきました。
当時の担当は大都さんだったので、
担当のご挨拶も兼ねて、ご自宅へ訪問させていただきました。

U様は糖尿病をお持ちです。
8月の血液検査の結果、HbA1c(1~2ヶ月の血糖の平均を表す指標)が8%!
かなり高値だったので、
もう一度はーとの食事で食事療養をきちんとしようと思ったのだとおっしゃってくださいました。

U様の食事を作る奥様は、とてもしっかりした方で、
病院で受けた栄養指導に忠実に、食材は全て量っておりました。

「食パンはいつも90gになるようにきちんと切っているの。それで大丈夫かしら?」
「バナナは皮なしで100gでよいのかしら?」
「お野菜も100g程度で大丈夫かしら」
「毎日3000~5000歩歩くようにしているのよ」
「あの人、イチジクが好きだから食べさせたいんだけど、イチジクは食べてもいいのかしら?」
・・・

終始質問攻めでした!

U様の奥様とお話していると、熱心さがよく伝わります。

「旦那様に少しでもよくなってもらいたいから、頑張りたいんだけど、
やっぱり少ししんどくて・・・」

奥様はもう80歳になられるのに、旦那様のために本当によくやっておられます。

「はーとのお食事がある日は、奥様少し楽できますね。」
とお伝えすると、少しほっとしたご様子。

旦那様の好物のイチジクに関しては、
「イチジクを1個食べる日は、バナナはいつもの半分に減らしましょうね。
あとはいつも通りで大丈夫です。」
とお伝えすると、
U様は、「1個は食べてよいのか」と満足気な様子。

1ヶ月後にまた血液検査をするそうなので、
また1ヵ月後にお会いする約束をしました。


そして1ヵ月後・・・

血液検査の結果を見せていただくと・・・

8%だったHbA1cが7.6%に減っていました!!

1ヶ月前にお会いしたU様は、終始厳しい表情だったのに、
この日は、うっすらと微笑んで迎えてくだいました。

「1ヶ月頑張りましたから。間食も今はしていませんよ」と、
自慢気に話してくださいました。

奥様もほっとしたご様子。

頑張りすぎでパンクしないように、
奥様と二人の生活を楽しみながら
糖尿病と付き合っていいましょうね。

こうお伝えし、U様宅を後にしようとした時、

「また寄ってな」

とU様が私に声をかけて下さいました。

厳しい表情のU様がかけてくださった関西弁のこの言葉が
妙に暖かく、
私の心を和ませてくれました。


はーとに入社して、約半年が過ぎようとしています。

うまくいくことばかりではないけれど、
うれしいことも、少しずつ
増えてきている今日この頃です。


はーと&はあと 管理栄養士  寺田 満里子

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