食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは!京都管理栄養士の寺田です。
毎日寒いですね~!雪もちらつき、冬本番ですね!
『寒い、寒い』が口癖になってしまいます(^_^;)
寒さに負けないように、足元からしっかり温めて
今日も走ります☆

さて、2月1日から、
健康バランス食のミニサイズが登場いたします!

今日はそのご紹介をさせていただきます☆

現在の健康バランス食は、
ご高齢の方に必要な栄養を補っていただくために
1食にこれだけ食べていただきたいという分量を
お届けしております。

しかし、ご高齢の方、特に女性の方から
『現在の健康バランス食では量が多すぎる』
『一回で食べられないから二回に分けて食べている。もっと減らして欲しい』…
などといった声が多く届くようになりました。

また、『残すのがもったいないからサービスを止める』といった方もおられ、
その結果欠食や極端な偏食になってしまわれたケースもありました。

食欲低下に合わせて食事量を減らしたり、欠食になってしまうと
低栄養状態になり兼ねません。
(高齢者の30~40パーセントが低栄養と言われています!!)

低栄養になると活動量も低下し、
体重、筋肉量が低下、そしてそれに伴い免疫力も弱まります。
転倒の危険も高まりますし、褥瘡の原因になるので寝たきりになる恐れがあります。


しかし、食事量が低下した方でも必要な栄養はお食事からしっかりとっていただきたい!

こういう想いから、健康バランス食ミニサイズを提供することになりました。

ミニサイズでは、1食のボリュームはなるべく抑え、
低栄養状態防止の観点から、蛋白質はしっかりと補えるように献立に配慮いたしました。

カロリ-は400~500kcal程度、蛋白質は15~20g程度、塩分は1.5~2.0g程度です。

イメージとして、全体としては従来の健康バランス食の2/3程度の量で
主菜の量はほぼ変わらず、副菜が1品程度減ります。
(献立内容により変更あり)
主食は米飯なら120g。その他、軟飯・全粥への変更も可能です。
おかずの形態は、いままでと同様、
刻み食、一口大カットの対応が可能です。

お値段は、760円(税込798円)、おかず食720(税込756)円となります。
(一口大カットはこの値段に40円増し)

ミニサイズへの変更をご希望される方は、
一度担当管理栄養士までご連絡くださいね☆
配食以外のお食事での栄養補給法など、
低栄養予防のためのアドバイスもさせていただきますよ!


2012年も始まったばかりですが、
はーと&はあとは、様々なお客様のニーズに応えれるよう、
どんどんパワーアップして参ります☆
私もそれに遅れないように、一人一人のお客様ときちんと向き合って
どんどんパワーアップしていきたいと思います(^_^)/

管理栄養士 寺田満里子

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
あぁ~、何でこんなに寒いんでしょうっ!寒いのは苦手です。
指先が冷た過ぎて、なかなか動きません。
いつも橋の上を通る時は温度計を見ていますが、今日は2℃!
その数字を見るだけで凍えましたっ!


さて先日、K様の担当者会議に参加してきました。お食事はご夫婦でご利用中です。
旦那様は要介護Ⅱのため、担当ケアマネージャーはM様。
奥様は要支援Ⅰのため、担当ケアマネージャーはN様でした。
今回、奥様が要支援Ⅰから要介護Ⅱになられたとのことで、引き継ぎの担当者会議です。
要介護になられたことで、担当がN様からM様に変更となられ、ご夫婦ともにM様が担当されることになりました。

最近は腰痛があるため、食事の受け渡し方法、ゴミ出し・洗濯に関することなどを中心に話しました。
気を使い、ご自身でがんばろうとしてしまうK様ですが、今は寒さが厳しい中でもあるため、しばらくは周りの方の手を借りて過ごしましょうとお話しを終えました。

会議の最後には今まで担当されていたN様から一言。
長年担当していたK様の担当でなくなることで、少し感極まれたご様子で、私もつられてしまいそうになりました。
K様も娘様も、N様へ大変感謝されていて、最後には熱く握手を交わされ、お別れです。
私も担当が変わる時には、少しさみしい想いをしたことを思い出しました。想い入れが強すぎるのも良くないのかもしれませんがっ。


でも、担当者会議って良いですね。
K様をサポートする仲間が集まり、どのようにサポートすることがK様にとって良いことなのか相談し、1番良いだろうという答えを導き出す。
1人では出てこない答えも、出てきます。そして、その答えをみんなで共有できるって、何だか素晴らしい☆

私も頭が固いので、よく刺激を受けています!
お食事ご利用前の訪問や、たまの電話の会話だけではわからないことがたくさんあります。
利用者様のことをよく知れて、みんなで情報共有できる担当者会議。
最近は利用者様のケアマネージャーの方から、参加お願いしますと言っていただくことが少しずつ増えてきました。
私もサポートの一員なんだと実感できる瞬間です★

お食事を届けるだけの会社ではない!
もっと利用者様のことを知り、適したサポートをしていけるよう、努めます!!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。
管理栄養士の宮川です。
寒い日が続きますね。21日は、1年で最も寒い日、大寒だったそうです。
風邪やインフルエンザもはやっているみたいなので、温かい格好をしたり、しっかり体を休めたりと、予防に努めないと!

先日、市民の方向けの料理教室に行ってきました。
季節の保存食というテーマで、干物や切干大根を作りました。
日光にあてるとカルシウムが何十倍にも増えるそうです。
写真は鯵です。干す前です。

時間内には乾ききらないので、家で1日干してから焼いて食べました♪
お酒のつまみでにとてもよいです♪♪
自分で作ると塩分も調節できるので、いいですね。

さて、今回は、糖尿病性腎症のご利用者の話です。
50代の女性の方、N様です。
膠原病のステロイド治療から、糖尿病になり腎症を発症されました。

とっっっても、神経質な方です。
食事療養にも熱心なあまり、少しノイローゼ気味。
細かいところまで、いつも気にされています。

腎機能の数値のクレアチニンは1年ほど3台で維持しているのですが少しづつ悪化していています。
血糖も不安定でそれもとっても不安に思っておられます。

このお正月は膠原病で入院されていました。
退院されてきて、お電話があり、配食が再開になったところです。
N様は揚げ物がむかむかして食べられないので減塩だけの塩分調整食にして、
低たんぱくご飯と食べてもらい制限に合わせています。

お電話で不安そうな声です。
栄養失調と言われた、どうしたらいいか分からないんです、
病院の栄養士さんは何でも食べていいけど1食のたんぱく質は15gにしなさいって・・
はーとさんのお食事は残してしまうこともあって・・
今とってる塩分調整食は塩分蛋白調整食より、たんぱくが多くてカロリーは少ないでしょ、もうどうしていいか・・

電話ではとにかく不安不安不安ばかりで話しも堂々巡り。
訪問することにしました。

入院直前のアルブミン値は2.5 dl/lだったよう。
その前見せてもらった検査表では3以上あったので、急に下がっていました。

N様の話を聞いていると、原因は、たんぱく制限をしすぎていたことではないかと思われました。
配食のおかずを全部食べれていなかったよう。

低たんぱくご飯は絶対食べるようにして、おかずを残した分のカロリーは、ゆめせんべい等で補給しておられたので、カロリーはある程度取れていたと思いますが、おそらくたんぱく質はとれていませんでした。

たんぱく質をとりすぎてしまう方はよくあるのですが、落とし穴でした。

おかずを全部食べれていなかった理由は見た目の量が多かったり(炒め物とか)、揚げ物がついたりする日です。
また、昼と夜、毎日の利用なので、飽きてきてもいるのでしょう。

今回目先を変える為、頻度を減らしてもらう事にしました。

N様は、体調や精神的にしんどくて、頻度を減らす事にはなかなか気乗りではないのですが、おかずを残してしまうようなら、同じようなことが起こります。
病院の栄養士さんからも提案されていましたので、そうやね・・とやっと納得してくれました。

1食だけはーとの配食にして、もう1食を冷凍の糖尿食(見た目ははーとの容器より小さいサイズなので食べやすいかと思います)にしてみることになりました。

いっしょにどれにするか選び、これなら食べれるかもしれない、まずは注文してみます、いつもありがとうね、とN様。少し不安も軽くなったようです。

よかった、これがいければ少し順調にいくのでは、と思います。
何かあればまた相談のりますので、と家を後にしました。

お届けする食事が食べられなくて、栄養状態が悪くなっては、私たちの食事の意味がありません。
そこでどうしていくか、原因に気付いて提案でしたり相談したりできる管理栄養士が、はーとにはついています★

どういう提案がいいのか、これでよかったのか、と思う事もありますが、先輩や他の管理栄養士の意見も聞いたり、相談したりしながら、すすんでいきます!


はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

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