2012年4月アーカイブ

こんにちは。管理栄養士の宮川です。
先週まで満開だった桜、あっというまに散ってしまいました。
これからは新緑です。高野川沿いの通勤がまだまだ楽しみな季節です。


さて、先日から、サービスをご利用いただいている糖尿病の方の話。
60歳代の女性の方でご主人とお2人でお住まいです。
糖尿の合併症で、視力低下、以前脳梗塞を起こされ、車椅子での生活をされています。

京都に引っ越してこられるまでは、毎日レストランでお食事されていました。
血糖値は300、400はザラ。
ヘモグロビンエーワンシーに至っては10%台を推移という状況です。
インスリンの打ち忘れもありました。
病識は、お2人とも、かなり低いです。

今回、引っ越しの為、レストランが近くになくなり食事の確保ができなくなるので、ケアマネージャーに紹介され配食を利用になられました。
「主人は料理できないの、だから配食を使いたい」と、ご本人。

今までレストランで食べていたお料理からすると、薄味で量も少なくなりますよ、とお伝えすると、「いい、大丈夫」と言われ、お届けがスタートしました。

レストランで食べていたのが、すっかり配食に切り替わる事になったんです。
朝食や、間食のアドバイスもしましたが、それだけでも血糖値は絶対下がるはず、と思い、次回の検査結果を待っていました。


その後しばらくして様子を聞きました。
すると、ご主人より、「残してるねぇ・・」と。

急いで訪問しました。ご本人、「お腹すかないの」と。

話を伺うと、朝ごはんをかなりしっかり食べるようです。
その量は食パン2枚にバター、ジュースを300~400ml。
野菜は、食べるように伝えていたのですが、食べていません。
シリコンスチーマーまで用意してくれていたのに!

なので、昼はお腹がすかず残し、夕も少し残しているよう。
夕食後、朝まで何も食べないので、お腹がすき、また朝ごはんをしっかり食べてしまう状況。

糖尿病や肥満症の方に、朝はしっかり、夕は軽めに食べましょう、と指導しますが、度が過ぎては、高血糖の原因になります。

お2人に、夕食を全部食べて、朝までお腹がすかないようにして、朝のジュースはお茶にかえるよう、伝えました。
が・・

「でも、朝はしっかり食べる方なの。ジュースも飲みたいの」とご本人、聞いてくださいません。

話していると、少し精神的な疾患もおありなのでは、と感じますが、診断はされていないようです。

ケアマネージャーに相談していた時に、
「“透析は絶対嫌!”って言ってるので、そのあたり伝えてあげて」と言われた事を思い出しました。

そこで、「でも、朝はしっかり食べる方なの。ジュースも飲みたいの」と、繰り返す本人に、
「血糖が上がると、腎臓が悪くなって、透析になりますよ、
そうなると、週に3回も病院に通わないといけないですよ!」と、伝えました。

すると、「透析は絶対嫌!それならジュースやめてお茶にする」と、ようやく約束してくださいました。

透析の一言が効きました。
ケアマネさん、ありがとう。
ケアマネさんに連絡しておいてよかった。

この方にとってのささる言葉はこれだったんですね。

今後の関わりをどうしていくか少し不安です。
ケアマネージャーやその他関係機関と情報を共有して、協力しながら、ご本人とご主人に、意識をもってもらうよう言い聞かせていくしかないのかと思います。

あれを食べるな、これをやめろ、とばっかり言う管理栄養士と思われていると思います。
そうじゃないんです、量の問題なんですよ。
血糖が安定するまで、サポートさせてください。


はーと&はあと
管理栄養士 宮川曜子

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

先日、国宝犬山城&犬山祭り&お花見のバスツアーに行ってきました。
なかなか渋いツアーでしょ(^^;
十数台の山車が城下町を練り歩きます。
120407_1100~02.jpg

私たちが乗り込んだバス
120407_0958~010001.jpg


tha お・お・さ・か!って感じのバスでしょ(^^;
行く先々でかなり注目の的でした(^^)ノ


さて、先日訪問したKさま。
吹田市在住の70代の男性。
息子夫婦と孫とひ孫の4世代でお住まいです。
もともとは、島根県でお住まいだったようですが
去年同居されたようです。
面談は息子さまのお嫁さんとさせて頂きました。

島根県におられる時から腎臓が悪かったようです。
今回退院するにあたり、病院の主治医に食事について
気を付けることはないか?と聞いたところ
何を食べても良いと言われたとか・・

お嫁さん曰く、
『こんな薬たくさん出されて、何食べてもいいわけないですやん!おかしいでしょう?いくら先生に聞いても、何食べても良いしか言われないし。』
と不安をぶつけてきました。
退院時の栄養指導もなかったようです。

『水分制限もあるのに、こんなたくさんの薬・・少しでも薬を減らしてあげれたら・・と思うんです。』
とも。

主治医からの指示が不明ではありましたが
慢性腎不全の食事制限の基本をお伝えし、処方されている薬を確認すると・・
カリウムを下げる薬は2種類。

カリウムを下げる薬を出しておいて、「何食べてもいい」とは・・・

ここはきちんと説明をさせて頂きました。
カリウムを下げる薬が出ていること、カリウムの働き、カリウムが高くなりすぎると心臓停止をひきおこすこと、カリウムは野菜や果物に多く含むこと・・

『え~っ!? 朝からバナナ食べさせましたよ。病院で出てたから・・』

病院では制限した範囲で3度の食事を用意するため出ていたのかもしれません。

今後は往診の先生が定期的に血液検査をされるとのことだったので
腎機能の検査項目をお伝えし、併せて検査結果を確認させて頂くことをお伝え。

『ケアマネージャーさんからも、色々教えてもらえるよって言われたんですよ。相談できて良かったです。ずいぶん不安が解消しました。』

こう言って頂きました(^^)v

『不安が解消しました。』
この言葉は相談員として嬉しい一言です。

『不安と不都合を抱える人々のお役にたつ』
はーとの掲げる理念ですしね(^^)ノ

Kさま宅を後にし、そのまま入院されていた病院へ直行。
栄養課に行き、Kさまの入院時の食事を確認してきました。
やっぱり、カリウム制限も蛋白質制限もありましたね。
そのことをお嫁さんに電話で報告して本日の任務終了。

『不安が解消しました。』
たくさんの人から、この言葉が聞けるよう頑張りたいです☆

管理栄養士 大都宏子

こんにちは、北摂栄養士の島田です。

先日、というかちょっと前ですが
国立循環器病センター主催の市民講座に参加してきました。
これまで、講演や演題発表を共催で行ってきた国立循環器センターが
主催として初めて市民講座を開催されたようで
楽しみに参加してきました。

とうぜん、循環器専門病院ですので
話は心臓と脳の治療や最新情報についての講義でしたが
市民参加ということもあり、難しい内容ではなく
非常にゆる~い感じてリラックスして聞くことができました。

特に私が印象に残ったのは、やはり栄養の話
もちろん難しい話ではなく、講義された管理栄養士の先生の発表のなかで
おもしろい内容だったのでお伝えします。

毎日の食事をバランスよく摂るためには、どのような食品を
どの程度食べるのがよいか、国や地域によって差はあれど
概ね決まっていることがあります。それは【糖質のバランス】
日本では食事バランスガイドが発表され

1SVは1サーブとして食品群ごとに目安量が示されています

糖質バランスの目安は1日の必要なエネルギーの半分は糖質でとりましょう!というもの
これ、実は万国共通だそうです
アメリカ版

その他各国のフードガイドもご覧ください
ファイルをダウンロード

糖質は体を動かすのに必要な五大栄養素のひとつです。
食事をするとき、半分はご飯などの穀類からとるようにと指導するのは
グローバル基準なんですね。
最近は「ご飯は控えて~、おかずをしっかり食べてますの(私えらいでしょ)」的な
ことをよく聞きますが、それってやっぱりずれてるんですね。
グローバルスタンダードに照らし合わせても。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。
とても暖かくなったのですが、花粉症の私はこの時期、つらいです。

先日、以前、8年前に1週間だけ利用のあった利用者様宅へ、食事が必要との
依頼で訪問してきました。随分前なので利用されたことがある事は覚えてられませんでした。

70歳代男性、糖尿病、独居、性格、温厚、几帳面。
つい最近まで、骨折で入院されていて退院となられました。
そこでの食事がはーと&はあとがお届けしている病院でした。
入院前は血糖値がいつも200mg/dlを超えていたそうですが、入院中は110mg/dlまで下がっていたとの事。
「運動もしてないのに不思議やわ~不思議やわ~。」と連呼。
「血糖値が下がったのは入院中の食事ですよ。
入院前はどんな食事をされていたのですかね?もしかして、お1人暮らしなので外食ですか?」と私。
「そうそう、よくわかるんやね。毎日外食。でもな、寿司とそばとか、天ぷらうどんとかやで。身体にはいいやろ。」
「その毎日の外食が血糖値を上げてますね。野菜もかなり不足ですね。」
「うそーそうやったんや、全然知らなかったわ。外食か・・・野菜も食べてないな。
今日、話ができてよかったわ。
退院してからは、血糖値が上がるのが怖わくて、いてもたってもいられんかった。
病院の先生に聞いても、上がらないように頑張れ!上がるとインスリンやぞ!
としか言われないしどうしたらよいかわからんかった。」
その後、血糖値を下げ合併症にならないように作戦会議をしました(笑)
面談の始めは、夕食を週4回利用するとおっしゃっていましたが、
昼食も毎日お届けする事になりました。
とっても、やれやれという表情をされ私も嬉しかったです。
管理栄養士にとっては、あたり前の事でも深刻に悩んでられる事も多々あります。
療養のお手伝いをさせていただきたいです。
『食事の威力』と『私の存在』を様々な方に伝えていきたいです。


はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
鴨川沿いの桜は、まだ散りきらずに、お花見客を楽しませています。
楽しそうなひと時を過ごされているのをバイクで通りながら見ると、なんだかほっこりします。


先日、ある利用者様から停止のご連絡がありました。
カスタマーが受けた時には、停止の理由は聞けず・・・
「なんで!?なんで!?」と「何かあったのかな!?」」「こちらに不手際でもあったかな!?それとも入院!?」と不安になり、すぐメールをしました。
40歳代男性、腎機能低下のため、会社での食事にと当社のお食事を会社にお届けしています。
長い間食事療養を実践し、腎機能を維持しておられます。
定期的に検査結果を見せていただいています。
早い段階で食事療養に取り組んでいただいていることもあり、血液検査は、正常値内です。
お仕事で忙しいこともあり、本人様とのやり取りはいつもメールです。
検査結果を確認し、注意点があれば、お伝えしております。
簡単なやり取りではありますが、このやり取りが当たり前のようになっていたので、突然の停止の連絡にビックリしました。

確認すると、ちょっとお怪我をされ、しばらく休職されることになり、実家に帰って自宅療養されるとのこと。
「何も伝えず心配かけてすみませんでした」と言ってくださり
「はーとさんの食事と食生活のアドバイスは、私の生活にとって欠かせないサービスです。これからもお願いします」と。
お怪我をされたことは良かったとは言えないのですが、良かったです。嬉しいです。
何より、食事療養を中断されるということではなかったので・・・
停止される方の中には、入院など仕方ない理由の他、自分でやってみると卒業される方もいますが、一番残念に思うのと、自分の力不足を思うのは、口に合わないなどで停止され、食事療養を中断されてしまうことです。

だからこそ、挫折しそうになった時は相談してほしいと思います。
どうすれば、継続できるのかを一緒に考えたいです。
もうだめかもと思えば一度ご相談ください。よろしくお願いします。


はーと&はあと管理栄養士 松政 千佳子

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