島田天心のブログの最近のブログ記事

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

春がすぐそこまで来ているはずなのに
まだまだ引きこもりたい寒さが続きますね。
と、いうわけでもないのですが最近はまっている番組があります。
それは、ホンマでっか!?TV(ご存知の方も多いでしょう)

話しのネタの信憑性より話題性が重視されていて
事実と異なることもありますが話しのネタは非常におもしろいです。

先日の番組である心理学者の先生がおっしゃっていました
「ダイエットするには、4人ぐらいの知人に私はダイエットする!と宣言したほうが
 継続しやすい」らしい、ほんとにらしいそうです。(ホンマでっか!?)

でも、クリニックでの栄養指導や在宅での栄養相談に関わっていると
なるほど、そうかも!という場面にちょくちょく出逢います。

食欲自体が本能的欲求であるのに、病気のためいろいろと制限しないと
いけない食事療養。ストレスもかかり、頭で理解していてもなかなか
継続をしていくことは難しいです。

先日お伺いした豊中にお住まいのTさまもその一人かもしれません。
持病のリウマチから糖尿を発症され腎症となり
かかりつけの先生からはかなり厳しい制限を指導されています。
病院の管理栄養士さんからも食事の指導を受けられましたが、なかなか実践できず
その管理栄養士さんからの紹介で、はーとを利用いただくこととなりました。

娘様家族と同居されているのですが外出やお誘いも多く
ちゃんと食事療養に向き合ったことはなかったとお話しされていました。
制限は厳しく、いろいろと実践しないといけないことはあったものの
最優先として
1.塩分の摂りすぎを少なくし
2.カロリーを確保しつつ体への負担を減らすために
3.しばらくは遠方への外出を控えていただくようお願いしました。

話しが進み、「娘様には、Tさまが腎臓病で食事制限が必要なことをご存知ですか?」
とお聞きしたところ
「いや、あまり詳しくは話していないの。
 病院の先生にも、ご家族の方は一度も来院されないですね~とこぼされてしまったの」
という状況を教えていただくました。

(あまり娘達には迷惑をかけたくない)という親心でしょうか。
(う~ん、わからないことはないですね。でも、でも)

「一度お話しされたらいかがですか。一緒に通院のときに同席されるだけでも
 いいですし、先生から一度お話しを聞かれるといいと思いますよ
 僕からも食事のことでしたら、いつでもお話しに来ますので。」とお願いしました。

制限が多い食事療養を継続するには、やはり近くで支えてもらえる人が必要です。
もちろん僕たちでできることはお手伝いしますが家族の協力・理解が得られれば
最高です。

別の利用者さまで糖尿の方は、ご友人とお茶しにいっても
「わたし糖尿だし、甘いものは勧めんといてな~」と周知して間食を控えています。

ホンマでっか!?の心理学の信憑性はさておいても
周りに相談・周知することって目標達成に非常に効果的なんでしょうね。

機会を見つけてTさまのご家族ともご面談していきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

暖かくなってきたとおもったら寒い日が続き
季節の変わり目を感じます。

今日は以前に、と、いってもかなり以前に2回ほど
ブログに登場していただいた豊中在住のK様の近況を
お伝えします。

長く腎臓病を患いながら、病院嫌いで検診を受けていなかったK様
やっと通院治療を開始され、定期的に血液検査を行なうようになり
状態の変化が見れるとほっとして、これまで
上がらず下がらずの療養を続けておられます。

ところが、先日、検査結果を配送員に渡していただき配送さんから
その結果の報告をもらい、悪化が判明。

カリウム値が高くなっていたのです。
H22年2月のカリウム値が3.9だったのに対して
H23年2月のカリウム値は5.0

カリウムの基準値は5.0が上限ですから、びっくりするほど
高い値ではありませんが、ずっと低かったのに???と
心配になりお電話すると
Kさん 「先生からも、同じことをいわれた。
     もしかしたら数ヶ月前から飲み始めた野菜ジュースが原因かも
     知れないと思っている。他に何かを食べたとかないし。
     でも、野菜ジュースも火を通して飲んでいるんだけと
     ダメなのかしら」とコメントが。
  
野菜は水にさらすことや、茹でこぼすことでカリウムを減らすことは
できるのですが、野菜ジュースを火にかけても、それを全部飲んで
しまっては、結局すべてのカリウムを摂ることになり意味がありません。

「ジュースを火にかけてもあまり変わらないと思いますよ。
 それよりも果汁の少ないジュースに変えられるか
 栄養表示を見られてカリウムの低いジュースに変えられたほうがいいですね」
と、お願いしました。

いままで野菜ジュースなどを飲まれたことはなかった方が急に飲み始める。
そんなこと普通にありますよね。(それも本人は体によかれと思って)

今回の様に早い段階で気がつけて修正できてよかったです。
定期検診が三ヶ月後ですから、三ヵ月後にはカリウム値がさがるよう
サポートしていきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


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こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

実家の福井が大雪に襲われたと書いていたら
自分が大雪に襲われてしまいました。
14日バレンタインデーの雪はすごかったです。
近畿地方だけに留まらず、東京のほうでも大混乱でしたが
僕も当日は雪が降る中真っ白になりながらも
バイクで新規のご利用者さまのお宅に訪問に行っていました。

メットのシールドを下げると雪の水滴で視界が極めて狭くなり
運転ができず、仕方なくシールドを上げて走ると今度は
雪がモロに顔面に当たってきて冷え冷え
みるみる顔が真っ赤になってしまい、でもシールドは
下げられず・・・顔中ベトベトになりながら
なんとか新規のご利用者さま宅に到着しました。

奥様が介護サービスを利用されていて、そのヘルパーさんから
当社のことをお知りになられたK様
すでに、ご夫婦で他社の配食を半年以上利用されているのですが
本人はあまり内容に満足されておられず
他にいいところがあればということで話しだけでも聞きたいということで
お声がけいただきました。

晩酌をするので、それに合うおかずだとうれしい。
関東出身だから、あまりに薄味は合わない。
仕事をしていて出られないときもあるので返事はするが
受け取りに出られないときもある。
門が閉まっていたらガレージ内に置いて欲しい。
などなど、いろいろとご要望をいわれたものの
う~ん、う~んと
なかなか利用を決断できず・・・迷った感を醸し出していました。

(とりあえず、一度利用してみようよ。利用してみてダメならダメで仕方ないし。
 この大雪の中の訪問を絶対に無駄にできない)と

冷えた体ながら、気持ちは熱く熱く、(是非、是非)感を出しまくりで
「こんな風に利用されている方もおられますし、
 どこどこよりかはお宅の方がいいねっていっていただける方もいますし
 いろんな所を併用されている方もいますしね。」と

あれやこれやと現在利用いただいている方のお話や例えを出して
なんとか聞きたかった一言
「まあ、いっぺん頼んでみるわ。合わなくて直ぐやめてしまってもごめんな」
と、いっていただき毎日お持ちさせていただくことになりました。

よかった。よかった。

大雪の中でも、必要とされている方に出逢えるのであれば
頑張って走ることができます。

しかし、1時間弱話し込んだ間ずっとバイクを雪の中に放置して
しまっていたため、帰社途中にバイクのエンジンがとまってしまい
バイクを押して帰らなければならなかったのは、きつかった・・・

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


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こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

地元福井は豪雪に襲われました。
大阪でもバイクで走っていると
チラホラ雪が降っているのを見ます。
今年は寒波は異常ですね。。。まったく。

その寒波の最中、爆発した新燃岳の麓に住む皆様には
本当に心中お察し申し上げます。
いますぐ僕が出来ることといえば
コンビニでの募金ぐらいしか思いつきませんが
少しでもエールを送っていきたいと思います。


さて、前回のブログ「僕はこんなものを食べてきた」で
輸送制限がある中で、何が一番必要かをセレクトし食品を決定した
西シェフを紹介させていただき、条件をクリアするためには
何を食べるべきかを考えるおもしろさを改めて感じていたのですが
あのあと医院での栄養指導でそれにとても似た相談を受けたので
お話しします。

60代女性のT様、コレステロールが高くて先生から栄養指導の受診を
勧められました。
聞くと、いままで1度も栄養相談や健診指導などは受けられたことがなく
もちろん、食事療養をトライされたこともありません。

(初見、なんとなく、人見知りそうな感じで指導室に入ってきたのですが)
最初に「最近、何か気になることや。体のことや
それ以外でもちょっと不安・心配って思っていることはありますか?」と聞くと

「実は昔から尿酸が高いといわれていて、もう亡くなりましたが父親は痛風で
 息子もビール飲みでよく尿酸が高いといわれているの。遺伝かしら。
 私はビールはまったく飲まないのだけれど尿酸が高くて
 尿酸てプリン体が多い食品がダメって聞いたけど、そのプリン体が
 多いっていわれているホタテやイカ、たらこ、いくらが好きで
 よく食べてるの。それはやめられないのよね。
 でも、それってコレステロールの高いって聞くし
 どうしたらいいかなって思っていて・・・」と
ご自身が自分なりの感じておらえる不安と心配ごとをぽろっと話し始めました。

「なるほど、なるほど。」と相槌をうちながら
(おもしろい。非常におもしろい相談内容ですよTさん。)
と不謹慎ながら喜んでしまいました。

  尿酸が高いのは気になるし、痛風になるのは困るという
  不安を抱えながらも好きなものは食べ続けたい。
  でも、先生からは尿酸よりコレステロールが高いといわれた。
  ってことは、食事を大きく制限しないといけないのかしらと
  心配だけが大きく膨らんでいる

心の動きに共感しつつ、なんとかTさんの希望に沿ったアドバイスを
してあげたいとやる気がでてきます。
最優先は尿酸なのか?コレステロールなのか?
どちらを先に改善したほうがいいのか?
食事は変えないといけないのか?
それとも、もっと別のことを注意・指導する必要があるのか?などと考えつつ。
話しを進めながら
Tさまの場合、尿酸はそれほど高くなかったので尿酸が体の中に
たまらないような食生活を心がけてもらう程度にし、好きな食品の制限はせず
逆に若干高くなっていているコレステロールを下げるため
青魚とキノコ・海藻類を摂る頻度を増やしてもらい様子をみることになりました。

条件と希望を伝えていただくと、問題がわかりやすく
計画も立てやすくなり、俄然指導のモチベーションがわきますね。

患者さんによってモチベーションがかわってしまうのはプロとしては二流以下かも
しれませんが、やはり制限がある中で希望を提示されると
やる気というか工夫がうまれてきますね。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


今年一年の北摂の様子は
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こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

新年になっても、年度はかわらず2010年度もあと3ヶ月
書店なのでは2010年ベストセラー特集がされています。
1つぐらいは手をつけないと思いながら手が伸びない現状ですが
先日、ちょこちょこ購入している雑誌Numberが
興味を引く特集をしていたので買ってみました。

その特集は
「僕はこんなものを食べてきた」というもので
各界の一流スポーツ選手の食事へのこだわりと
独特の食生活スタイルを特集したものです。
イチロー、キングカズ、サッカー日本代表
高橋大輔、長谷川穂積、田中理恵、白鵬、王貞治などなど
各人または各チームが食をどのようにとらえ、どんなことに気をつけているのかを
事細かに特集されていました。

特におもしろかったのがサッカー日本代表を裏からささえられた
西芳照シェフの話で
南アフリカ大会に食糧をもっていくにあたり重量制限に苦心していたくだりです。
おもしろかったので抜粋させていただきます。

「まずは、事前合宿地のスイスを経由して南アフリカに持ち込む
 300kgの内訳を決めなくてはならない。
 機体の関係上、それ以上積むことはできなかったからだ。
 食材の選択について、西は協会から次のような大まかな
 リクエストを受けていた。
 ①全身に酸素を運搬する鉄分を多く含んだ食材
 ②体内栄養素の酸化を抑える抗酸化物質のビタミンEを含んだ食材
 ③疲労回復に役立つビタミンB1を含んだ食材
 これらの食材を過不足なく摂取することが、高地順化を図る上で
 大事なポイントとなるからだ。
 
 西が目をつけたのは魚だった。鉄分、ビタミンEを多く含むウナギ
 サンマを筆頭に西京焼き用に下ごしらえした銀ダラ、銀ムツ、赤魚の粕漬け
 ホッケなど、運んだ魚は80kgを超えた。
 そして魚以上の規模で持ち込んだ食材がある。それは 《ごはんのお供》。
 おにぎりの具になる梅干、のり、おかかで30kg以上。
 きゅうり、野沢菜などの漬物に、納豆、なめたけ、ふりかけなど合計で100kgを
 上回った。
 
 西はこの選択についてこう説明する。
 エネルギーになる炭水化物を、選手たちには多く摂ってもらわなければ
 なりません。重量制限もあるので、日本米を持っていくより
 おにぎりの具やご飯と一緒に食べるものを持っていったほうがいいと考えたんです。
 前の年の南アフリカ遠征に帯同した際、現地に住む日本人の方々の協力もあって
 肉や野菜、米も入手できた。だから、現地で調達できないものを中心に
 持って行きました。」
 
おもしろいですよね!制限があるなかで、一番パフォーマンスを発揮できる方法を
模索して、たどりついたのが
「米、魚、ご飯の友」という日本古来の三種の神器的食材。

たまたま今回の目的に合致していただけとは思えない。
日本人パワーの源はやはり、米、魚なのだということを
西シェフに教えていただいたような気がします。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


今年一年の北摂の様子は
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9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」