食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
新緑の季節です☆ゴールデンウィークは晴れ間が広がり、外出日和でしたね♪


さて先日、ご利用者様のM様のご自宅へ訪問してきました。
M様は、私がはーと&はあとに入社する前、今から8年前からご利用中の利用者様です。
もちろん、その頃からお食事ご利用前には必ずご訪問させていただいており、大都さんが訪問されていました★
その頃は糖尿病であり、カロリー調整食で週2回の昼食をお届けしていました。
M様自身は障害をお持ちでもあるため、お兄様がお食事などの管理をされていて、お兄様の仕事がある日は食事の確保が困難だということで、お食事のご利用が始まったようでした。

しかし、やはり8年も経つと生活環境・身体状況、そして病状にも変化がありました!
お兄様は仕事を退職されてましたが、たまに息抜きも必要だと、ご利用を継続して下さっているとのことでした。
ヘルパーさんが入って食事準備されていたり、昼食は菓子パンだけ、それではお腹がすくから間食をしてしまう・・・というような状況でした。

最近までは服薬もなく、しばらく検査もしない状態でおられたため、M様自身もお兄様も病状に関して把握不足でおられました。
しかし、数日前に体調不良で近くの医院さんへ行かれた時に検査をされたそうで、訪問前にお電話させていただいた時には「最近、病院の先生に肝臓の機能に問題があると言われて・・・」とのことだったため、検査表を確認させていただくと・・・、
『肝臓』でなく、『腎臓』の機能が低下されていました。
まさに糖尿病の合併症である『糖尿病性腎症』!

クレアチニンが7.7!日によっては、8.1との結果の日も!
ビックリでした!!医師によって判断はもちろん異なりますが、6.0くらいで透析をしないといけないと言われたり、4.0くらいでも危険と判断されることもあるくらいです。
近日は週3回通院し、検査も念入りにするとのことでした。

お食事の管理も大切なことをお伝えし、糖尿病性腎症の方用の食事内容に変更してお届けさせていただくことになりました。
頻度はそのまま週2回ですが、ヘルパーさんにも協力していただき、食事療養に取り組んでいただけるようにとお手紙を書き、10日ほど経ちました。
そろそろお電話してみて、お食事内容の異なりに戸惑いを感じておられないか、配食以外の食事内容はどうか、などの相談にのらせていただこうと思っています。

今回、M様のご自宅に訪問させていただこうと思ったきっかけが、配送時にM様がしんどいご様子でいつもと状況が違う!と配送員さんから連絡があり、M様の身体状況の変化なども把握しないといけない、とお電話したことでした。
配送員さんからの些細な状況報告もとても大切なきっかけです。
偶然とはいえ、病状の変化に早くに気付けてよかったです★
病状が維持できるように、今後もサポートさせていただきます!!


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宮川さんと、森林浴してきました~♪


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
最近はーとの歓送迎会や友人の誕生日のお祝い等で、外食することが多くありました。
こういった会は、普段あまり話さない人と話せるとてもいい機会です。
一緒にご飯を食べる(または飲む!)ことで、急に打ち解けられる気がします。
やっぱり“一緒に食べる”ってとっても大切です。
一緒に食べることで、料理の味もさらにおいしくなるような気がします。
外食ばかりはちょっとしんどいですが。

さて、先日、3月から栄養コントロール食をご利用いただいている利用者様にお会いしに行ってきました。
87歳の男性の方で腎不全。
透析シャントをつくって退院して来られ、
退院後の透析導入を延ばしたいという理由で配食がスタートしました。

利用前の初回の面談は息子様の職場だったので、ご本人にお会いするのは初です。

お電話で話す分には、お年にしては、とってもしっかりされている印象。
検査数値(クレアチニンとか尿素窒素等の少し専門的な用語も含め)の話もポンポンできる頭のよい方で、どんな方なのかお会いできるのが楽しみでした。

「こんにちは、はーと&はあとの宮川です。」
「おーおー待っとりましたよ。ありがとうなぁ。
息子にもよう聞いとくように言われとるんやぁ。」
ご病気にも関わらずお気持ちがとても明るい方でした。

検査数値は、クレアチニン7から6に下がっていましたが、かなり危険な数値。
なのでとても心配です。
Drからは、退院後すぐに透析だろうと言われていましたが、なんとか維持されている状況。
でもいつ上がってもおかしくない数値です。
なんとか導入をのばしたい・・!

食事療養にはとても意欲的で、私への質問を紙に書いて、用意してくださっていました。

とろろ昆布は?刺身は?
卵は?ちりめんじゃこは?
配食のない日は?????

私にできることは食事の相談です。
質問に答え、息子様にも分かるようノートに書いてもらうよう言われていたので、書きました。

「そおか、やっぱりなぁ。」「刺身はそのくらいならいいんや。」

お電話だけでは分からなかったことがたくさんありました。
おやつに黄金糖を食べられていることや、元気ジンジンという補助食品を購入されていることや、お酒呑みだったこと、亡くなられた奥様の介護を10年近くされていたこと等等。

直接会って、住んでいる場所で話すことで、背景や生活が見えてきます。
その上での食事相談は、その方にとってより具体的な実行しやすい提案ができます。
医院での栄養指導とは違うところです。

また何か分からないことがあれば、電話くださいねとお伝えし、訪問を終えました。
いつも思うのですが、お会いできてよかったと思いました。
顔の分からない相手に電話なんてしにくいですが、これでお互いに分かりましたもんね。

まだお会いしていない方もおられますので、そういった方に早くご挨拶できるよう、この春もバイクで走ります!!


事業所先で咲いていました♪
花の名前の事業所だからか、花いっぱいで、思わず撮ってしまいました。



はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。

週1回、クリニックの栄養指導にもいってます。

このクリニックのDrは4月初旬に、クリニックは休診とし
(患者さんには迷惑をかけたのですが)、
東北地震の被災地に救護医として現地に入られました。
未だ自宅に帰れない方もほとんどで慢性疾患を持ってられる方が多数おられたと。
Drの声かけ、救護に手を合わせる方もいらっしゃいます。
Drは、被災地に何度も行かなければならない、とおっしゃってます。
自分がなんとかしなければ!何とかしたい!という思いは医療に携わるものとして、
一番根底にある思いなのだと、またDrの姿勢に思いしらされます。


先週、クリニックに併設している運動施設にて、食事体験会を実施しました。
生活習慣病の患者さんにご自分にあった食事はどんなものなのかを
体験していただきました。
「目で見て、味わってもらうこと」って、とっても重要でアドバイスが明確です。
特に、味付けはなかなかアドバイスしても伝えづらいのですが、
味や量を知ってもらう事はとてもわかりやすいです。患者さんからやはり、薄いねと。
普段、味の濃いものを摂取している事を実感して頂くことはとても大切です。
参加して頂いた、患者さんはとても熱心でした。
私も、伝えなければならない事は必死で盛り込んだつもりです。
話過ぎて、声がかすれてしまいました。

今後も健康運動指導士とタッグを組み、サポートをしたいです。
食事の重要性や、合併症の恐怖、病態別のポイントをお話する事が一番やるべき仕事、
やりがいとなってます。とっても、楽しいです。

なんとか病状が悪化せず、在宅で暮らしていただきたいと思い活動しています。
食事療法と運動療法が実践でき、ちょっとしたアドバイスする管理栄養士の存在で
病状は安定できると、確信してます。
継続することが必要ですが・・・
今日参加して頂いた、患者さんから勉強になった、ありがとうと言われ嬉しく思います。

お1人お1人の生活に沿った、具体的なアドバイスをしたいと常に思ってます。
管理栄養士として、中年女として、小引き出しをもっと増やす事が私の課題です。
腕を磨きます☆

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チンゲン菜の味噌雑炊を作りました。簡単で美味しいので、一度、お試しください。
作り方はヘルシーメニューのページに載せています。

はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

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9人の管理栄養士プロフィール

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