食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは☆北摂の大都です(^^)ノ
久々にまとまった雨が降りましたね。
せっかく暖かくなったかと思ったら、また寒くなり・・
くれぐれも体調管理にお気をつけ下さいませ。

さて、先日久しぶりにN様宅へ伺いました。
久しぶりというのも、11月にご入院され、今回ご退院となり
配食の再開となり訪問となったのです。
糖尿性腎症の80歳代男性です。

ご退院前に病院で開かれた担当者会議にも参加し
主治医の先生や訪問看護の看護師さんとも連携済み。

主治医の先生から退院後の指示カロリーやたんぱく質も確認済み。

ご入院前と少したんぱく質の制限もゆるくなったためお届けする食事も
変更することになり、その説明と自宅での食事作りをされる奥さまへのフォローが目的です。

以前から担当のケアマネージャーさん経由で血液検査の結果をFAXしてもらい
その結果をもって自宅へ訪問し、塩分制限やカリウム制限の話をしてきました。

今回はカリウム制限がとれたため、奥さまの負担が少し軽くなったと思います。
たんぱく質の制限もゆるくはなったのですが、透析寸前。気は緩めることはできません。
もちろん塩分制限は血圧管理にも重要ですので塩分制限は継続してもらわなければいけません。

自宅へ訪問すると、奥さまが作った切干大根の煮物とひじきの煮物がタッパーに・・
つくり置きをされています。
切干大根にはうす揚げが、ひじきの煮物には大豆がたっぷり・・
他ちょっと気になりつつ・・
他には?と確認すると、ホウレンソウの白和えに高野豆腐の煮物
あれあれ、少しタンパク質源が多いですよね。
特に高野豆腐は味を含ませるため塩分も気になる・・
奥さまはNさまが好きだからと
高野豆腐をよく炊かれます。
(これは以前からも指摘してきたのですが・・)
よくよく聞くと一度に5枚ほど高野豆腐を炊きあげ、1枚を4等分にし、(5枚分20ケになりますね)
これを2ヶづつ毎食食べさせていると。なくなるまで毎日・・
おっと!これはタンパク質の摂りすぎに。
他に主菜でタンパク質も摂りますしね。
白和えも豆腐で作りますしね。
1膳にタンパク質源(魚・肉・卵・豆腐)が何品も重ならないようバランスに注意してもらうよう伝え・・

以前も伝えたはずなのですが(^^;
やはり高齢の奥さまには何度もお伝えさせて頂かないと(^^;

味付けの確認をして欲しいと
ひじきと切干大根を小皿に(^^)ノ
切干大根は問題なかったのですが、ひじきの煮物は少し味が濃かったかな。

もう少し塩分を控えて下さいねと伝え、煮物ばかりでなく、ひじきのサラダやかき揚げ
などもご紹介。
こまめな奥さまですが、高齢なのでつくり置きできるおかずをご紹介。
鯵や鮭の南蛮漬けなど・・
揚げ物は食べてもらっていいのですから(^^)v

食事療養を継続されることはご本人様の努力も大切ですが
支えるご家族様の協力と努力も大切です。
随所、随所で食生活の軌道修正と不安やご質問に応えていくことが
私たちの食事療養のサポートです。
そう、お説教だけではありませんよ(^^)ノ

なかなか奥さまの熱意に応えて下さらないご主人さまもいらっしゃいます。
そんな奥さまの愚痴を聞くこともサポートのひとつです(^^;

その方に合わせた方法でサポートさせて頂きます(^^)ノ
お気軽にご相談くださいませ。


はーと&はあと  管理栄養士 大都宏子

北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。こちらも覗いてみてくださいね~!

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。

週一回、クリニックへ栄養指導にも行ってます。
ちょうどクリニックに来られてから、1年になる女性がおられます。
50歳代、糖尿病、脂質異常症、自営の仕事あり、性格、温厚、おしゃれ。
1年前はヘモグロビンA1Cが9.3%でした。が食事療養って何???という感じでした。

毎日栄養コントロール食を夕食利用されていて、朝食、昼食もしっかり
食事制限できてらっしゃいます。
今では、ヘモグロビンA1Cが5.5%~5.6%を維持されています。
すごい安定ぶりです。
この女性のように、料理も作れる方は、食事療養をマスターしたら、
栄養コントロール食を卒業し自力で作られる方もおられるのですが、
この女性は毎日の夕食の栄養
コントロール食の配食をストップする気は全くないということです。

「一生、糖尿病と付き合うのにこんな安心な食事はないわ。
ずっと届けてね☆栄養相談もうけて色々不安がぬぐえるし~
『あなたに出会えてよかった!』」とこれ以上ない言葉をいただきました。
この1年お話してきたので、病気や食事療養に関しては、
よく理解を深めていただきました。
この先は、一緒に病気と闘い続ける戦友のような関係です。
なんとか、フォローさせていただき、食事療養のお手伝いをしたいです。


私は、もう一度会いたい人になる事、会えてよかったと思ってもらえることを
目標にいつも仕事しているので、めちゃめちゃ嬉しかったです。
最高の言葉です。

もっともっと腕を磨いて、お役に立ちたいです。

                はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

暖かくなってきたとおもったら寒い日が続き
季節の変わり目を感じます。

今日は以前に、と、いってもかなり以前に2回ほど
ブログに登場していただいた豊中在住のK様の近況を
お伝えします。

長く腎臓病を患いながら、病院嫌いで検診を受けていなかったK様
やっと通院治療を開始され、定期的に血液検査を行なうようになり
状態の変化が見れるとほっとして、これまで
上がらず下がらずの療養を続けておられます。

ところが、先日、検査結果を配送員に渡していただき配送さんから
その結果の報告をもらい、悪化が判明。

カリウム値が高くなっていたのです。
H22年2月のカリウム値が3.9だったのに対して
H23年2月のカリウム値は5.0

カリウムの基準値は5.0が上限ですから、びっくりするほど
高い値ではありませんが、ずっと低かったのに???と
心配になりお電話すると
Kさん 「先生からも、同じことをいわれた。
     もしかしたら数ヶ月前から飲み始めた野菜ジュースが原因かも
     知れないと思っている。他に何かを食べたとかないし。
     でも、野菜ジュースも火を通して飲んでいるんだけと
     ダメなのかしら」とコメントが。
  
野菜は水にさらすことや、茹でこぼすことでカリウムを減らすことは
できるのですが、野菜ジュースを火にかけても、それを全部飲んで
しまっては、結局すべてのカリウムを摂ることになり意味がありません。

「ジュースを火にかけてもあまり変わらないと思いますよ。
 それよりも果汁の少ないジュースに変えられるか
 栄養表示を見られてカリウムの低いジュースに変えられたほうがいいですね」
と、お願いしました。

いままで野菜ジュースなどを飲まれたことはなかった方が急に飲み始める。
そんなこと普通にありますよね。(それも本人は体によかれと思って)

今回の様に早い段階で気がつけて修正できてよかったです。
定期検診が三ヶ月後ですから、三ヵ月後にはカリウム値がさがるよう
サポートしていきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

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9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
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