食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
最近また暖かい日が続いてますね。
いよいよ春…かな?でももう一回くらい寒くなりそうですよね。
油断大敵!
気温の差が激しくなる季節の変わり目は体調を崩しやすいので気をつけなければです。

さて、先日東京へ出張してきました!
田舎者の私は東京というだけでドキドキ…
電車に乗りながら周りをキョロキョロ…
完全に「お上りさん」でした(笑)

もちろんただ遊びに行ったのではありません。
以前辻本さんのブログでも何度か嚥下の話が出てきていますが、
今回の出張もその嚥下に関しての出張でした。
東京ビッグサイトで開催されたメディケアフーズ展というものに行ってきました。

たくさんの企業さんがブースごとに出展されて、それぞれの商品を試食などを交えながら紹介してくださるのですが、
世の中には本当に様々な企業があって様々な商品があるのだな、と改めて実感しました。

ふつうの食事では噛めない。
飲み込みが難しくなってきてよくむせる。
そんな咀嚼や嚥下の困難な方のお役に立つべく奮闘中なのですが、
まだまだ勉強不足です。
プロジェクトのメンバーでとろみ剤を色々試してみたり、
今回のように企業の方の説明を受けながら実際に試食してみたりすると、
たくさんの発見があります。
実際に私自身が「噛む」「飲み込む」ということが出来てしまうので
なかなか実感が得られない部分がたくさんあるのですが、
だからこそ、試食をしたり実験のようにとろみ剤を試してみたりすることを通して
これくらいの柔らかさがいい、とか
逆にこれくらいの硬さがないと飲み込むのにばらばらになってしまう、などを感じていかなければと思っています。

そもそも嚥下困難とはどういうことなのか、
食事の面ではどのような工夫が必要なのか、
様々なことを学んで、食事が食べられなくて困っておられる方のお役に立ちたいと思っています。
「口から食べることは当たり前でごく自然なこと」
これが出来なくなることは本人様も周りの方もショックなはずです。
そんな方の希望になれればと思います。
そのためには私自身がしっかり勉強しなければ!
私も他の栄養士メンバーも頑張ります☆


お台場からみたレインボーブリッジと東京タワーです。

やっぱり夜景はキレイでした。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、めでぃ京都東川です。
今週は、暖かいですね~
このまま早く春になっちゃえばいいのに!!


さて、先日、ある利用者様の担当者会議に出席しました。
70歳代、男性、独居、糖尿病、高血圧です。
現在、栄養コントロール食を毎日の夕食と週2回の昼食をご利用いただいています。
以前は、週4回の夕食でした。
実は、前回に担当者会議が開催された時に、配食の回数の見直しを行い、現在の利用日に変更になりました。
この方は、食べることが大好き、甘いものも大好きなT様。
週4回以外の夕食以外は、ヘルパー様が準備されていました。デイサービスにもお通いです。
しかし、ヘルパー様が入られる回数も限られており、何回か分をまとめて作っておくと、食べることが大好きなT様は、一度の量を自分で調整でききれず、つい食べ過ぎ、その結果、足りなくなった時の食事は、カップ麺などバランスの崩れた食事になっていました。
自分でも上手く調理はできません。
時間も不規則になり、また、野菜も不足。よって、前々から悩んでおられた便秘もなかなか改善されず・・・そして、体重のコントロールも上手くいかず・・・
HbA1cは、6%前後でした。
血圧コントロールは薬を利用しているのに、なかなか安定しないと担当医からも意見が・・・

また、ヘルパー様もできるだけ、バランスが摂れ、味が薄味のものを気をつけられていましたが、時間の制限の中でちゃんとしたものを作るのは、とても大変で、でききれていない部分もあったようです。
なんだか全てが悪循環・・・
う~ん、どうしたものか。
そこで、ヘルパー様の利用やデイサービスなどの利用などを考慮し、今の回数になりました。
そして、数ヶ月たった今回の会議で、ヘルパー様や訪問看護の看護師様、ケアマネージャー様が口を揃えて、本人様の体調の変化が目に見えて分かると。
以前に比べ、体調が良さそうだし、顔色もよい。
体重も順調に減ってきていますし、血液検査の結果もやっぱり良くなっているんですと!
今回HbA1cは5.8%。
血圧は薬を飲まない状態では、まだ安定はしないが、安定してきていると。
そして、お菓子の量も減ってきており、便秘の改善もあり。
なんて、なんて、良いことづくし!!

「やっぱり、ちゃんとバランスを摂り、食事を規則正しく摂ることが大切なんですね~」とみんなで納得。そして、さらに気をつけていってもらいたいことなどを伝えみんなで意見を共有し、この担当者会議は終わりました。
T様にとっては、現時点では、この利用頻度が理想的なのだと思います。
ただ、また、このベストな利用頻度は変化していくと思います。
定期的にその方に合った利用方法を見直していければと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。
暖かくなってきましたね!
久しぶりにバイク感じる風が心地よく感じました♪
このまま春になってくれれば嬉しいですね!

さて、
通常、胃の手術された方のお食事は、胃に負担をかけないために
食物繊維や脂質、酸味などを控えたものをお勧めしています。
はーと&はあとの栄養コントロール食の『軟菜食』がそれにあたります。

回復の状態に合わせて、手術後3ヶ月頃から徐々に普通のお食事に戻すことができます。

さて今回は、半年前胃の手術をされ軟菜食を召し上がっておられた85歳、男性のY様。
その後の経過のお話しです。

先日、そろそろ手術後の状態が回復されている頃かと思い、
お電話をさせていただきました。
お電話に出てくださったのは奥様。
奥様はとても明るく、元気なお方です。

『わざわざご連絡ありがとうございます!
ちょうど病院から手術の後の状態もよくなってきてるから
普通食でよいと言われた所だったんです。』

ちょうどいいタイミングで電話をかけて良かった!

安心いたしました。

しかし、奥様は不安気な声で話し続けたのです。

『それでね、今度は先生から糖尿病って言われてしまったんです。』


血糖値とHbA1cをお伺いすると
血糖値133mg/dl HbA1c5.9%。

まだ初期状態のようです。

今の体重、普段の食生活、間食してるかどうか、食べる時間は…?
など、いろいろと質問させていただきましたが、
どうやら昔から早食い傾向があるようです。

『もうっ、あの人ったら、食べるスピードがものすごく早くって、
でもいうこと聞かないんです…』
と。

手術後の状態が回復されているとはいえ、
早食いは、体にも負担がかりますし、
血糖をあげないためにも大事なんです。

『Y様のために、奥様からも娘さまからも、よ~く言ってあげてくださいね!!
うちの配送員からも時々お声かけさせていただきますし!』

半年前の手術後の症状は安定されたようですが、
これからは、糖尿病のお食事のお勉強のために、
またお付き合いさせていたきます。

お客様のご病状はいつも同じではないので、
お客様のご様子に敏感にならなくては!
と、私も身がしまりました。


Y様のお食事を受け取ってくださるのはいつも奥様なので
はーとの食事、配送員を見たら、
『旦那様に噛んで食べてもらわなきゃ!』
と思うきっかけにしていただき、
ご家族様からY様に促していただければと思っております!


といっている私も、
実は人より少し早食い傾向が・・・

Y様と一緒に、私も一口20回を目標に、
ゆっくりよく噛んで食べる習慣を身につけようと思います!


はーと&はあと
管理栄養士 寺田 満里子

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