食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。

毎年、年度始めのこの時期はたじたじです。もちろん仕事も忙しいのですが、
娘も年度始めで、小学5年生に進級しました。
毎年この時期おきまりのセリフを娘から浴びせられます。
「ママ~プリント読んでおいてや~~」と大量の印刷物。
しっかり読んだことがあるんだろうか?と思うほど適当なおかんぶりを発揮してます。
娘も心得ていて重要な件は口頭でちゃんと伝えてくれます(苦笑)
娘の春休みは、親子ケーキ作り講習に参加したり、友人家族と岡崎動物園へ自転車でお花見がてらいったり(自宅から片道6km程度なのに、筋肉痛で苦しむことに)楽しくすごしてました。
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写真は講習会で作ったいちごムースケーキ(生地からちゃんと焼きました)、同時に作った焼きりんご、岡崎動物園のきりんとしまうま、桜の景色です☆

随分前なのですが、病院のソーシャルワーカーさんと「なんとかしたい」と思い、取り組んだ思い出があります。ちょうど桜の時期です♪♪

60歳代男性、独居、身寄りなし、脳梗塞、高血圧、性格、おとなしい感じの方。

その頃、病院入院中でした。病院のソーシャルワーカーさんから相談を受けました。
退院が決まりそうなんだけど、住むところと食事をなんとかしないといけない方で・・・。
アパートが決まり、退院もできそうではーとのお食事をお届けすることに。
が電子レンジがない!
とソーシャルワーカーさんが、なんとか美味しく山村さんとこの食事を食べて欲しいので、
中古の電子レンジを探してきます!とおっしゃり、じゃあ、私も・・・ということになり、お互い、日中時間に追われているのでお互い、休みの日に探しにいき、値段が安い方を購入しましょうと話はまとまりました。(本人様は金銭的にも余裕はない方です)
私が見つけた方が安かったため購入しました。
病院に運び込み、そこからが大変でした。自宅は病院からはそんなには遠くなかったのですが、ソーシャルワーカーさんとかついで、汗だくで電子レンジを持っていきました。
これで美味しく食事をしていただける☆
ワーカーさんはすごく嬉しそうに電子レンジを設置されてました。
利用者様は身寄りもなく、本当に感謝されていました。
やはり、なんとか少しでも、豊かな暮らし、食生活を送って欲しいと一生懸命に取り組んでられるケアマネージャーさんやワーカーさんと一緒になって考える事がすごく好きです。

『なんとかしたい!!』と言われると、なんともいえないパワーがみなぎります。
『私もなんとかしたいです』と一気になんとかしたいモードは加速します。一人より二人で知恵を出せばいい案もでるに違いないです。
これが、在宅に関わる思いだと思ってます。

                    はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

桜が満開ですね。京都でも北摂でもバイクの乗りながらでも
桜を楽しんでおります。
やっと暖かくなってきて楽になってきました。

万博公園の桜です。


さて、最近腎臓病関連の勉強会に連続で参加してきました。
ブログでもなんどか書いていますが、腎臓病の方が増えています。
そして、糖尿病から腎臓病を併発される方が増え
いまでは透析治療になる方の原因第一は糖尿病です。(以前は腎炎でした)

はーと&はあとの利用者さんにも、僕が担当している方にも
腎臓病をお持ちの方、ここ最近増えてきているのを実感します。

ちょっとむずかしい話しですが、腎臓病の進行を抑制するためには
1.塩分制限 2.水分制限 3.蛋白質制限 4.カリウム制限などなど
様々な栄養をお食事で制限・調整して療養していく必要があります。

しかし、療養していても少しずつ腎臓の働きを失ってしまい
最後は排泄ができなくなり、透析治療になってしまうのが現状です。

では、進行を抑えるのにもっとも効果的なことはなんなのか!
何をしたら、腎臓病の方を救えるのか!透析の方を減らすことができるのか!
その答えを見つけるべく、現在いろいろな医療機関、ドクター、透析クリニック、管理栄養士が
様々な療法を試みています。

が、まだまだこれだ!と言い切れるエビデンス(証拠・根拠)はないようです
(と、いうことを勉強会で聞いてきました)

でも、療養のベースとしてこれはしっかり管理しないといけないというポイントはあって
それは
1.塩分制限 2.血圧管理 です。

う~ん、やはりそれは外せない項目というか、必須なのですね。
(再認識、いやいや再々再認識です)

これを食事療養におとしこむと、薄味の食生活
薄味といっても、気持ち薄味ではなく、しっかりと1日の塩分量を6gとか5gとかに
守っていくことになります。

「こんな薄い食事食べられない。おいしくないから止めたい」なんて声は
塩分を抑えた食事を食べられている方からは日常茶飯事に聞きます。

でも、そのベースとなる塩分量で食生活を続けていくことが療養の最優先必須項目なんだ
ということを改めて認識しました。

つらい・いやだという気持ちには同調することはあっても、制限は緩めずに療養を続けさせる
それが利用者さんにとって一番の安心・安全・健康に繋がると信じて
これからの取り組んでいこうと感じた勉強会でした。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは、めでぃ京都東川です。
鴨川沿いの桜がきれいです。ぼーっとみとれてしまいます。
あちこちで入学式もされていました。
桜が応援してくれているようで、とても素敵です。


さて、先日来られたクリニックの患者様。
初めて栄養指導を受けられます。
60歳代女性、糖尿病。
6年前に受けられた健康診断では、糖尿病の境界型でした。
しかし、今回、3月の受けた健診の結果が返ってきてビックリし受診されました。
血糖196mg/dl、HbA1c8.4%。

部屋に入ってくると、マシンガンのように話し出されました。
とってもお話好きな方です。
「6年前にもうちょっと、気をつけていればと後悔しています。」と。
注意はされていたが、あまり心配はせず、今までの生活を全く変えなかったそうです。
「あの時に・・・」と。

とにかくお菓子が大好きというI様。
お話の中にお菓子の話題があちこちに出てきます。
チョコ、菓子パン、ケーキ、饅頭と。
好き過ぎて、お腹いっぱいになり、胸やけがしているのに、まだ食べていたそうです。
「きっと一生分以上のお菓子を食べたと思います。だから悔いはありません」と。
一生分のお菓子か・・・と心の中で私。
今回、糖尿病になって、かなりのショックだったことがお話をしていて分かりました。
そして、ショック、後悔と色々考えてしまっているようです。
しかし、そのショックを経て自分自身を変えていきたいという思いも伝わってきました。
「これ以上は悪化させたくない!!」と。
私達は、そんな病気に対して生まれた患者様の特別な感情を汲み取り、表現させてあげないといけないと思います。
病気のことを理解し、納得して、治療に対してその気になり、何をしなければならないかを考え、覚え、実行し、維持していく。
この流れが途絶えてしまうと、行動の変化は難しいです。
だからこそ、患者様がどんな思いで、どうしたいと思っているかをヒアリングすることはとても大切です。
そして、患者様が自然と話せるそんな信頼関係を作っていきたいと思いました。

I様の目標は、一生分のお菓子を減らしていくことになりました。

はーと&はあと 東川千佳子

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9人の管理栄養士プロフィール

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