食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。

カスタマーセンターでは日々、色々な相談のお電話を受けています。
と同時に重要な任務である安否確認情報をご家族や関係機関(主に、ご担当ケアマネージャーさん)にタイムリーにお伝えしております。
                    
70歳代、男性、独居、疾病は最近、病院に行ってられないため不明。軽度認知症。
包括支援センターのケアマネージャー様からのご紹介で本人様は嫌々、配食利用スタート。
ご家族の強い要望で、健康バランス食、毎日夕食スタート。

配食利用スタート初日の事です。
配送員が初めてお食事をお届けにお伺いすると、本人様仰向けになって、動けない様子。
意識はあり。痛みもなし。衣服が濡れてられる模様。

配送員から連絡があり、どう対応するかをカスタマーセンターが指示を出します。
配送員から状況をしっかり聞き取り、救急車を呼ぶべきか、ご家族やケアマネージャーさんと連絡が取れるまで離れず居てもらうべきか、とりあえず離れて次の配達へ行ってもらうべきか、現在の状況と利用者様情報を元に即時、判断します。
もたもたしてられません。
今回はまず、離れずしばらく傍にいてもらい、同時くらいに近所の方、2名が駆けつけていただいたため、近所の方の連絡先をお聞きし、配送員には離れるよう指示を出しました。
本人様はだいぶ落ち着いてられたようです。
ご家族にはもちろん、即時連絡しています。

すると、夕方、北海道の在住の息子様より、お電話がありました。

息子様:「今日は本当にありがとうございました。傍にいてくださった配送員さんにどうしても直接お礼がいいたいのです!いらっしゃいますか?」

私:「ご丁寧にお電話ありがとうございます。配送員は事務所には戻ってこないのです。
お電話を頂戴した事はすぐ、私から伝えておきます。」

息子様「離れて暮らしているもので、本当にありがたいです。
    本当に安心です。明日から、昼食も夕食も毎日お願いします。」

こんな出来事がいきなりあり、翌日から毎日昼食夕食お届けしています。ご家族は安否確認を超重要視して頂いています。病院にも行くよう電話で息子様から話されたようです。

『本当に安心』と言っていただけ、役割を担えて嬉しく思います。益々、皆でお一人お一人を見守り、少しの変化も見逃さず安心して在宅で暮らしていただきたいと思い、対応をさせていただいています。
毎日、何人もの利用者様がお届け時、不在で所在を確認したり、ご帰宅のお電話を待ったり、お電話を何度も何度もかけたり、カスタマーセンターでの昼食・夕食配達終了時、すべてお届けできたか、しっかり受け取っていただけたか、お変わりはなかったか、お元気だったかは重要な1日の中のお仕事です。
胸をなでおろす事多いです・・・


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3/21大阪城リレーマラソンに参加しました。チームで42.195KM走り競います。
仮装もOKだったのであんぱんマンや色んなキャラクターが走っていて楽しかったです。
我チームのタイムは3時間40分でした☆アラフォー男女&子供達、13名で参加したので、4kmしか走ってないのですが、今までで一番しんどかったです。筋肉痛バリバリです。練習不足を痛感したレースとなりました。夜の打ち上げはありえないくらい大食いしてしまいました(あかん、また体重増!)
                    はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

今日は制限食のせめぎ合いのお話です。

以前にもブログにちょっとだけ登場いただいた箕面市のNさま。
長期入院後昨年の秋から在宅で食事療養されています
はーとの食事と他社の食事を併用利用しながら
ご自宅での無塩のパンを買って食べられたりして
かなり、しっかりと腎臓の悪化を防ごうと努力されています。

でも、最近本人、食事に嫌気が差してきています。
理由は「野菜ばかり食べていて、鶏になった気分がする」

担当のケアマネジャーさんからも、もともと好き嫌いがあるほうだったけど
性格はまじめな方なので、しっかり管理していたことがストレスになり
好きなものを制限しないといけない食事に嫌気が増しているのかも・・・と。

そこで、先日これからの食事をどうするかを相談するため担当者会議に出席してきました。

担当者会議では福祉用具のことや訪問看護のことなど介護に関する様々なことを
相談して決めているのですが
その回の会議は「これからのNさんの食事をどうするか!」がメインでした。

「検査数値は落ち着いている。」
「でも、食事量が減ってきていてDrからは栄養失調にならないか心配とコメント。」
「鶏肉の臭みが鼻にくるときがあって、そんなときは捨てている。
 魚の献立の日はまだ、食べられる」
「自宅でちょっとは好きなものを食べたい要求が強いし
 食べないまま栄養失調になっては困る」
などなど。
本人の希望も聞きながら、なんとか食事療養を続けてもらえるぎりぎりのせめぎ合いをして
日曜は本人に好きなものを食べてもらい
昼夕で配食していた日の食事を昼か夕だけに利用数を落とし、残りはヘルパーさんやご本人で
食事を用意してもらうこととなりました。

そして話題は配食のないときは、どういう食事をしてもらうかに移りました。
聞くとすでに本人さん、自身で生協さんでいろいろな食材を注文されていて
冷凍庫に今川焼き、冷蔵庫には魚肉ソーセージが入っていました。

でも、食べていいのか不安だったから今日聞いてから食べようと思っていたとか。
律儀な方です。
でも(注文してしまっている以上、食べないともったいないじゃないですか)
何気に計算高い方でもある感じ。

今川焼きはサイズが小さかったので間食に食べてもらい
ソーセージは減塩とは記載されているのですがパッケージに栄養価表示が
なかったため、生協のお客さまセンターに問い合わせ栄養価を教えてもらい
塩分量を確認してから朝食に無塩のパンと一緒に1本食べてもらうようお勧めしました。

体のことを考えば昼夕ともしっかり配食で管理したいところですが
長く、上手に療養してもらうにはある程度の幅(遊びorアローアンス)を
決めてあげることも大事です。

長くその方の健康をサポートできるよう継続できる利用の提案を
これからも行なっていきたいと思いました。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは、めでぃ京都東川です。
春の気配を感じますね。
でも天気が悪いとがっかりします。

さて先日、ある利用者様の担当の精神保健福祉士のK様とお話ししました。
利用者様は70歳代、女性、独居で統合失調症、軽度の認知があり、糖尿病もある方です。
バランスの良い食事が全く取れておらず、食事の確保が目的ではーとのサービスがスタートしました。
糖尿病については、Drからあまり極端な制限の必要はないとのことから、普通食でよいとのことで、はーとでは健康バランス食をお持ちしていました。
精神疾患もあるため、病院のK様が定期的に訪問されサポートされています。

ある日の配達時にK様が配送員に「糖尿病食ってありましたよね?」と質問されたそうです。
その情報が私に入りました。
「うん!?もしや、糖尿病が悪化!?確かこの前ケアマネージャー様と話した時は、血糖は安定していている聞いていたが・・・」と思い、直接K様に確認しに行きました。

すると「いえ大丈夫ですよ、今後のことも考えて確認しておきたかっただけですから。」と。
血糖は安定されているようで、HbA1c5.7%とのこと。
Drからの許可を取ってくださり、ご本人様の状態を色々と教えてくださいました。
Drからも食事は今のままで大丈夫ですと。ほっとしました。

そして、色々とお話をしているとK様が「それにしても情報が早いですね、私がちょっと聞いただけなのに。そうやってちゃんと見てもらっているんだと分かるとすごく助かりますし安心です。この方は精神的な状態も変わりやすいのでこれからもよろしくお願いしますね。」と。

とても嬉しいお言葉です。
でもこれも、配送員の情報収集があってこそだなと思いました。
利用者様のちょっとした変化やその周りの情報をちゃんと観察して報告してくれるからこそです。
配送員だからこそ分かることがあります。
そんな情報を関係機関の方々や家族様に報告することで信頼関係ができていくのだと思います。
安心していただけるのだと思います。
また、情報はスピードも大切です。いくら生きた情報でも時間が経つと意味がありません。
できるだけ早く生きた情報のやり取りをしていきたいです。


はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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