食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
春ですね★もうすぐ新生活のスタートです!


なぜ、題名が『パート2』なのか??実は昨年にも同じ合宿についてのブログを書いているからなんです。
気持ち新たに新しい年度を迎えるためには、年度の締めくくりが必要ですよね。
はーと&はあとでは毎年年度末に今期はどうだったのか、来期からはどうするのか、またその年のテーマに沿ってみんなで話し合います。

様々な意見を出し合って話し合うことで、自分にはない価値観と出会え、こういう方向からも考えられるんだ、ならこれはどうだろう?などなど、いろんな考えがでてきます。
私に足りていなかったものがたくさん見え、視野の狭さ・固まった考え方に恥ずかしくも感じました。
もっと視野を広めないとっ。


初合宿で『まだまだだなぁ』と感じた昨年の私…。
『ダメだっ!!同じ気持ちでいる…』と気付いてしまった今年の私…。
先輩方もまだまだどんどん成長されているからそう感じるのか、やっぱり私自身まだまだ成長不足っっ!反省ですっ。

でも、昨年とは違うこともあります。それは、昨年の私と比べて今年の私の方が、たくさんの方と出会っているということ。
出会い、話す・触れ合うことで、学ばせていただくことがたくさんあります。
出会う方は人生の先輩方たちばかり。自分の年の3倍以上の方がほとんどです。
そんな方々の健康を少しでもサポートしたいと感じる気持ちは昨年よりも増しています!
こんなに多くの方と接する管理栄養士って、そういません。
『出会いを楽しむ』これは、今後もテーマにしたいと思います。


近くにも1つ出会いが♪
4月からは、何と一気に2人の後輩ができます。私にとって、初の後輩★
何だか少し緊張です。

先輩方のように、私もまだまだ成長します。
振り向いたら、いつの間にか成長していたんだって気付くんじゃなく、「コレがしたい・アレがしたい!こうなるんだ!!」っていう強い・熱い気持ちを持って、1つ1つ取り組んで行きたいと思います。
そして、それが皆様への健康にも繋がることを夢見て☆


私は「うさぎと亀」の亀だということに変わりはないのですが、諦めずに走り続けることに意味があると思っています。
だって、いつもうさぎと同じ方向を向いていますから★

まだまだ勉強が必要ですが、2010年度も少しでも皆様のお役に立つことができるよう、努めていきます!
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします☆


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。

配食をご利用して下さっているご高齢の方の中には、介護認定を受けているけれど、サービスは利用していない、食事の準備には困っているが、ヘルパーやデイサービスの利用で食事を確保するのはちょっと・・・、という方が、意外に、おられます。

昨年の10月より、利用が始まった、M様ご夫婦もそういった方々でした。
奥様、食事を準備することが負担になっています、でも介護サービスは受け入れたくない・・。

地域包括支援センターのケアマネージャー様が、それなら配食はどうでしょう、と勧められたのが、はーとに声をかけて下さったきっかけです。

新規訪問時、ご主人、配食サービスもあまり利用したくない、といった様子でした。
一方、奥様は、でも食事準備ができないの・・とずっと下を向いて、不安げな様子でした。

奥様は体の老化についていかれず、精神的にも不安定になっているようです。
そんな奥様にご主人、少し不満そうな様子です。

「他に家事もあるし、奥様の負担減の為にも食事は配達してもらいましょ??」とケアマネージャー様や私の話に、ようやく、それなら配食を利用しようか、とご主人うなずかれました。

そうして、M様ご夫婦にお食事のお届けがスタートしたのですが・・・

奥様、1月にご入院となってしまいました。できないことが多く、精神的に参ってしまい、“鬱”との診断でした。
しばらくご主人にのみお食事をお届けになりました。
ご主人、こころなしあまりお元気はないようでした。

2か月程たち、先日、奥様がもうすぐ退院されることになりました。
要介護の認定もでて、担当ケアマネージャーも変更になりました。

その、ケアマネージャー様の引き継ぎに、私も呼んでいただきました。

M様宅を訪問するのは、5か月ぶりです。
ご本人、奥様はまだご入院中なので、2人のケアマネージャー様と、ご家族と、ご主人での相談です。

ご主人、だいぶ、気持ちが変わっておられました。
「あいつなぁ、家に帰ったら、また食事して、家事して、トイレも自分で行って・・・といいよるんや」、奥様を思いやり、負担を減らす為に、介護サービスを利用し、助けてもらいたい、と。
そして、「食事は、はーとさんにお願いします」と言って下さいました。

また、奥様がご入院中、1人での生活は、大変で、食事は本当にはーとに届けてもらってよかった、と思って下さいました。周りの助けを受けることは大切だと感じられたようです。

まだ介護のサービスは始まっていませんが、ご夫婦の在宅での生活が、今までと少し変わって、よい方向にすすんでいきそうな気がしました。

ご主人も奥様も暖かい住みなれた家で安心して、新しい気持ちで、生活していけるよう、お2人の不安な気持ちを、やわらげるお手伝いができることを、とてもうれしく感じました★


本文と関係ありませんが、このご夫婦、お2人とも春を感じさせる、良いお名前なんです。

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは☆北摂の大都です(^^)ノ
昔から『暑さ、寒さも彼岸まで』と言われますが、
彼岸明けにも関わらず、寒の戻り・・おまけに雨まで一緒・・
咲き始めた桜もきっと「およっ」と思っているのではないでしょうか・・

心地よい季節が待ち遠しいものです。

以前のブログにも紹介しました、吹田市在住のFさま。
糖尿病の合併症で右足を切断、目もほとんど見えず、糖尿性腎症も発覚し・・
20歳台の娘様と暮らしています。

諸事情がありはーとの食事はそう多く利用されず、
ヘルパーさんに塩分・蛋白質制限の食事作りをしてもらっています。

最初の訪問から5ヶ月(早いもので)
毎月、訪問してご本人様からの質問にお答えしています。
退院されてからの血液検査の結果も良好でヘルパーさんの努力が実を結んでいます。

調理はヘルパーさんにしてもらうのですが買い物は娘さまがされます。
すっかり買ってきた肉や魚の切り身は40g程度の小分けにして冷凍することにも慣れ、
朝食の準備や水分制限のあるFさまの一日分のほうじ茶(500mlのペットボトル2本)の準備も慣れました。
ご本人様も頑張って取り組まれています。

先日訪問したところ、
血液検査の結果を聞く前に薬が増えたと聞かされ・・
よくよく聞くとカリウム値が高かくなったと。
一体、何が原因??
ふと並んでいるヘルパーさんが作ったおかずを見ると・・
小鉢に入ったさつま芋が。
確認すると
ご自身ではガスを使うことができない為、さつま芋を電子レンジで加熱して最近よく食べていると。
調理時間の関係でヘルパーさんが作るおかずでは1品足らないため、追加して食べているとのこと。
もちろん、それも承知でカロリー確保が必要であるため、茹でた野菜や芋にマヨネーズをかけて食べてくださいとは伝えていたのです。

しかしレンジ加熱ではカリウムは逃げていきません。
水溶性のカリウムは水に溶け出すのですから
『一旦、茹でてから調理』が必要なのです。

早速、カリウムの話と茹でることの必要性を説明し
レンジ加熱ではなく、茹でてもらうことを約束。
娘様に芋類や野菜の茹でたものをタッパーに入れておいてもらうことにしました。

ついでに横にある鰤大根に目をやると・・
鰤の切り身が二切れ・・
娘さまもこれには「あれ?」
どうもヘルパーさんが間違えて調理されたよう。
いつもこんな量では問題です。

ヘルパーさんには私から伝えておきますねとFさま宅を後にしました。

時には食卓のおかずチェックも必要です(^^;

こそっと隠してあるお饅頭やおかき
これは食べても(食べさせても)いいかな?と冷蔵庫から出される食品
ちょっと味みてくれない?と自家製の金柑のシロップ漬け
たぶん、病院の栄養士さんには伝えて(バレて?)いない食生活が(^^;

訪問すると見えてくるものがたくさんあります。

在宅での食事療養が少しでも長く継続してもらえるよう
その人にあった介入方法でサポートしていきたいものです。


はーと&はあと  管理栄養士 大都宏子

北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。こちらも覗いてみてくださいね~!

このブログを購読する

9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」