食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
先週はポカポカ、春の陽気でしたね★


さて、いつの間にか年度末。3月に突入!月日がたつのは早いですっ。
4月から気持ち新たにスタートしたい、誰もが持つ気持ちではないでしょうか?

そんな気持ちからか、以前から気になっていたのもあり、先日今までにご訪問した方の受付票を整理していました。
今も引き続いてお食事を利用してくださっている方、今は利用を停止され入院中・入所中の方、食事が口に合わないとすぐにやめられた方、などなど懐かしい名前がたくさんありました。

多くは、退院後また利用するから連絡しますと言って入院され、何ヶ月も連絡がない方。
退院されて元気にしておられるのか、退院しているのであれば食事準備はどのようにされているのか、気になります。
先日の宮川さんのブログにもありましたが、事業所様を訪問した際に、担当のケアマネージャー様や相談員様に、利用を停止された方の現在の状況をお聞きすることはよくあります。
まだ入院・入所されていて、在宅に戻ってくることが困難な方、退院されたけど、デイサービスやヘルパーさんを利用し、ご家族様の協力もあり、何とか食事の確保はできている、という方などもおられます。

中でも特に気になるのが、食事療養が必要で利用していただくことになったのに、数食食べて利用をやめられた方。
その後の食事療養はどのようにされているのか、入退院を繰り返されたり、病状が悪化したりしていないか、気になります。
何とか他社様を利用し、ヘルパーさんやご家族様が食事準備され、療養を継続している方、食事の管理が全くできていない方、病状が悪化して腎不全から透析導入に至られた方、など様々です。
当社を紹介して下さったケアマネージャー様や病院の管理栄養士様としても、やはり自宅での食事療養を継続してほしいという気持ちを持って下さっています。
なかなか食事療養に意識が向かない方も多いですが、1人が働きかけるより、2人!3人!!
みんな、その方の健康をサポートする仲間なのです。
私もサポート仲間の1人!在宅の管理栄養士としていつでも栄養相談させていただきます★


受付票を見ると、こんなにたくさんの人生の先輩方と出会ってきたのだなぁ、と実感します。
先日利用者様に『知識は自分で教科書などを見て得ることはできるけど、たくさんの人と接することで、その方の人生から知恵を得ることができるのだ』と言われました。
今後も、1人1人の方との出会いを大切に、学んでいきたいと思います。



先日、誕生日を向かえました。
元気の源★ありがとう!一緒にがんばろう!!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。
めでぃ京都の宮川です。

最近、人と人のつながりって、大切だなあと思います。

先日訪問した事業所のケアマネージャー様が、
以前はーとの食事を利用していて、現在は利用停止になっている方の様子を、教えて下さいました。

80代の女性の方です。
同じく80代のお兄様とお二人で、ずっと暮らしておられます。
ご本人は、ほぼ寝たきりの状態なので、お兄様が身の回りのこと、お食事のこと、すべて手伝っておられました。

外部の人と関わることが、あまり好きではなく、
一度近くの事業所のケアマネージャー様が来られたようですが、
介護サービスを受けたり医者通いもされていませんでした。

初めに、配食を利用したい、とお兄様よりお電話がありました。
基本的には、事前に訪問させていただいてからのご利用になるとお伝えし、
少し渋った声で、それなら・・・とご了承いただいての訪問になりました。

ご面談は、お兄様のみ。話すととても温厚で気さくなのですが、実は人にはあまり会いたくない、お電話もしたりされたくない様子です。
はーとの配食は区役所で知って下さり、
妹様のお食事の準備が、負担になり、バランスの良いものをつくったり買ってくるのがしんどくなってこられれていたので、なんとかご面談にふみきって下さいました。

妹様にバランスの良いものを食べて欲しい、それが一番の気持ちです。
とりあえず、1か月の期間限定で、とお兄様。

そして、配食がスタートしました。

配食開始後、担当のケアマネージャー様にご挨拶しました。

介護のサービスや医者すらも受け入れない、このご兄妹が、
配食を受け入れられたことに、とても驚かれ、はーとに、お礼を言って下さいました。
よっぽど、困っていたんだろうと言われました。

なんとか配食を続けていくことで、外部とのつながりを持ち続けて欲しい。
私もケアマネージャー様もそう思っていました。

1か月過ぎ、初めの約束の期間が過ぎました。
お電話で、お兄様に様子をお聞きしました。
「本人の好きなものを買ってきてやりたいので、もう必要ない。(ガチャン!)」

あっさりと配食は停止になりました。

ケアマネージャー様も、
1か月だったけど、大きな進歩、ご本人達の気持ちを尊重するのが一番ね、と。

そうこうして、半年以上たった先日、ケアマネージャー様から、
妹様が、介護申請をされて、ヘルパーさんやDrの往診をされるようになったと、お聞きしました。

ずいぶんずいぶん大きな進歩です。
やはり、助けがほしかった、必要だったと、お兄様は思われたようでした。

ケアマネージャー様は、
今、うまくサービスが動き始めているのは、あの時はーとさんが助けてくれたからよ、
と言って下さいました。

あの時、1か月間ですが、外部の、はーとの配食を受け入れて下さったことで、
少しでも、人とのつながりが、安心できるものと気づいて下さったのかと思います。

気になっていた方なので、今、ご兄妹での在宅生活が、うまくいっていると分かり、嬉しかったです。

お食事のことで不安なこと、困っていること、それ以外でも、力になれることがあれば、
私たちのできる限りの力で、安心をお届けしたいと思います。

ずいぶん暖かくなりましたね。
バイクで外を走っていても、風景に暖かい色がまじるようになってきました。
北野天満宮の梅もいい感じに咲いていました★

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは☆北摂の大都です(^^)ノ
先日からすっかり春の陽気♪
今日はチンチョウゲの香りを感じました。
私にとって春を告げる香りです。
キンモクセイと並んでチンチョウゲの香りは季節の移りを感じます。

さて前回のブログでもちょこっと紹介しましたが

『「食事療養が必要(なはず)なのに、ケアマネが言っても聞かない。
ここは専門の栄養士さんから説得してもらわないと・・」
という相談があります。』
と紹介しましたが、今日はその第二段(^^;

先日、ある事業所へ訪問した際
『大都さん、いいところへ来たわ~。ちょっとこれから時間あるかしら?血液検査は問題ないけど、脚の浮腫がひどいのよ。あれは絶対塩分制限が必要やと思うのよ。一緒に行って説得してくれない?お好み焼きにはた~っぷりソースかけて食べてるし。』
とお声がかかりました。


もちろん、ふたつ返事でOKです(^^)v
早速、お伺いしようとしたのですが、丁度デイサービスに行かれてご不在だとわかり
別日にお伺いすることになりました。

で、その別日が今日・・
試食も用意してケアマネージャーさんと同行してきました。

80歳代の独居女性、Mさま。
ケマネージャーから伺っていたとおり、両足とも浮腫でパンパン。
指で押すと跡がくっきり、なかなか戻りません。
亡くなられたご主人が腎臓が悪かったため、減塩、カリウム制限の食事を用意されていたようです。

早速、普段の食事内容をヒアリングしたところ・・

味噌汁、漬物はあまり好きでなく、めったに食べられないとのこと。
しかし・・
『お友達がお寿司を持って来てくれるの。』
『息子がバラ寿司を持ってよく来てくれるのよ。』
『私はお昼ごはんは軽めに済ますの。おうどんや焼きそばなど。』

丁度、ヘルパーさんに買い物をお願いしているのを聞くと・・
『(お惣菜の)酢の物買って来て・・』

酢の物が好きで毎日、お惣菜の「酢の物」を召し上がっているようでした。

普段の食事は薄めの味付けをヘルパーさんにもお願いしているようですが
この「寿司、麺類」を食べる頻度の高さが問題ですね。

寿司飯にはお酢も含まれますが砂糖、塩もたっぷり。
お惣菜の「酢の物」も美味しく食べてもらえるよう、塩分も多いのです。
塩、砂糖もしっかり加えないと味がボケてしまうからです。


とりあえず塩分調整食をデイサービスに行かない曜日の昼食にお届けすることに。
そして、寿司飯には塩分が多く含まれていることをお伝えし、
『息子さんにはお寿司を買って来ないよう言ってくださいね。酢の物はヘルパーさんに作ってもらいましょうよ、薄味で。』

話出したら2時間はしゃべり続けるというMさんの話を1時間で切り上げ(^^;
ケアマネさんとMさま宅を後にしました。
少しでも足のむくみが軽減できれば良いのですがね(^^;

導入部分は上手くいったので
あとは継続のみです。

ここ最近のブーム?のように
私たち、はーとの栄養士には
お気軽に食事相談してくださいませ(^^)ノ

はーと&はあと  管理栄養士 大都宏子

北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。こちらも覗いてみてくださいね~!

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吹田市の江坂です。
毎年菜の花が満開になります♪

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