食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。
カスタマーセンターから異動になり北摂エリア担当の管理栄養士として活動して、
8ヶ月が経ちました。
あっという間でした。食事の大切さを利用者さんやケアマネージャーさんに伝えたくて伝えたくて、
必死のパッチでやってます☆

仕事や適当な家事、育児(もう中1女子ですが、今ガ一番大変!)に毎日、追い巻くられているようです。
でも、友人や同年代のケアマネージャーさんも同じ思いでやってられる方も多く、
なんだかパワーをもらいがんばれています。
中年女は切り替えながら、爆走です(笑)

写真は地下で見つけたハロウィン、先週、私の誕生日に娘からもらったマフラー、
年中よく食べる我が家の鍋です。
今回は豚しゃぶでしたが、最初、野菜しか入れずなかなか肉は投入しません。
「そろそろ肉を・・・」の声があってやっと肉投入。そうです、野菜からたべましょう♪

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先日、ケアマネージャーさんから食事が食べれない方がいらっしゃるので
同行して栄養相談お願いしたいとの依頼でした。
訪問してきました。
80歳代、男性、息子様が介護されている。性格温厚。
食生活を聞くと、デイサービスでは、食事は8割程度食べるが家では、かなりの偏食。
昼も夜も好きなお寿司だけの事も多いようです。
最近、嚥下の方も少し心配な感じという事です。
主治医の先生からの本人様の栄養状態の欄も不良と記載があります。
なんとかしなくっちゃー!とケアマネージャーさんと私。
全く、野菜も食べてられない様子。
当社の食事は摂取できないとの事なので、嚥下困難な方向けの商品を提案させて頂きました。
とにかく、食べていただきたい!
この男性の栄養状態が良くなるように、サポートしていきたいです。

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

秋の雨が寒いですね。来月の淀川マラソンを控えて練習中ですが
さすがに雨の日は走れないので自宅でストレッチの日々です。

さて、以前のご登場いただいたK様
腎臓病でたんぱく質制限が必要な食事療養をされていますが
数値が上がってしまい、前回ご訪問させていただいたときに
たんぱく質の摂りすぎ防止のため間食のソーセージを
食べないようにお願いしておりました。

先日、配送さんに血液検査の結果を渡していただいて拝見すると
BUN(尿素窒素)が70から53に低下
Cr(クレアチニン)も4.05から3.09に低下しておりました
クレアチニンについては薬が増えた影響も大きいと思いますが
ソーセージをやめて4ヶ月、徐々に効果が出てきたようです。

Kさまの体調も夏を終えても変わりなく元気にお過ごしです。
これからも安定な状態が続くようサポートしていきたいと思います


さて、話は変わりまして先日大阪歯科医師会の研修会に参加してきました。
演題は「胃ろうよさよなら―再び常食へ―」
全国では40万人といわれる胃ろうの方たちがおられます。
講演をされた先生は、胃ろうから元の『経口常食』を食べられるまで
回復されることに取り組まれている方です。

先生曰く、誤嚥性肺炎のリスク回避や認知症の進行に伴う栄養不良状態の
回避のために胃ろうが作られているが、胃ろうをしても、その後の合併症や
誤嚥は改善されず、むしろ常食をかんで食べさせることの方が
嚥下・咀嚼障害を起こさず人間的な尊厳を保つことができると力説されていました。

先生の指導のもと、いくつかの特養では胃ろう全廃を達成され
入所されているご高齢の方全員が常食を召し上がられているそうです
(胃ろうになっても導入が一年以内であれば1ヶ月から2ヶ月程度で
 常食が食べられるまで回復できるようで)

そのための最重要ポイントは噛むこと。
とにかく自力で常食をしっかり噛んで食べさせることが一番効果が
あり、噛む為にはゼリー食やペースト食ではダメで
いきなり常食を食べさせることが回復までの最短ルートだとご講演されていました。

内容については、自分自身が無知な点もあり、?がつく点もありましたが
噛むということがいかに大事かというのは非常に納得・腑に落ちました

日々の相談では「良く噛んでゆっくり食べてくださいね」と言いながら
「お宅のかぼちゃは硬い、葉物の繊維が残って食べづらい」との声を聞くと
「すいません、もう少し軟らかく作ります。気をつけます」と答えてしまいます。が
ちょっと待てよ!皆さん、そもそも噛めてんのか?いや、噛んでんのか?
咀嚼できる歯の状態で喫食できてるのか?
という確認をとばしてしまっていたような気がします。

もちろん、我々が食べて硬い仕上がりの料理は調理人に指導が必要ですが
まずは、良く噛んで噛んで噛んで食べるという原点を忘れないように
しようと勉強になった講演でした。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都管理栄養士松政です。
涼しくなり、風邪が流行っています。
私も風邪を引いてしまいました・・・。
皆さん、うがい・手洗いはしっかりと!

さて、先日、配送員より連絡がありました。
80歳代、男性、独居、糖尿病性腎症、心不全あり。
食事療養のためはーとの栄養コントロール食をご利用ですが、安否確認も必要なY様のことです。

「Y様、昨日の夕食が全く手つかずでした。苦手な献立だったので食欲がわかず、食べれなかったようです。」と。

確かに少し前より、炒め物や揚げ物などの脂っこい物が食べにくくなってきているとご意見をいただいていました。
そのため、週に2回だけは揚げ物などが比較的少ない食種に変更しています。
娘様が泊りでお世話に来られている時は、少し残されることもあったようなのですが、お一人の時はほぼ残されるということはありませんでした。
そのため、こんなことは初めてだということで配送員が連絡をしてくれました。

でも、その日の食事内容が揚げ物ではありませんでした。
「あれ~!?」と思い、念のため、娘様にご連絡。

手つかずで残されていたことと、その日の献立内容を説明。
すると娘様は
「その献立は父があまり好きな献立でないですね」と。
「でも、副菜も全く手つかずだったんですが・・・パンなどは食べられたそうですが・・・」と私。
「そうですよね。一度私からも父に聞いてみます」と娘様がお父様に確認してくださいました。

すると、どうもその日の夕方にお風呂に入られ、その後、気分が悪くなられていたようで、それが原因で食欲がなく、食べることができなかったとのこと。
介助されたヘルパーさんにもしんどい事はおっしゃっていなかったようです。
我慢強いY様。また、とても周りに気を使って下さる方なので、しんどいと言うと迷惑がかかると思われたようです。

このことはケアマネージャーにも報告。
その日は、シャワー浴からお湯をためての入浴に変わった日だったそうです。
体に負担がかかったのでしょう。
次回から入浴方法も変更の予定です。

体調がよくない時は、よくない。今は大丈夫でも、体調が悪かった時は、悪かったと
教えていただくようお願いしました。
とはいっても、なかなか言えないとおっしゃる方もあります。
そんな時は、日々の様子と違う点を察知できるように配送員共々努めていきます!
今回は、配送員が「いつもと違う!」を気づいてくれました。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

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