食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。
京都管理栄養士の寺田です。
毎日寒いですね~!

はーと&はあとの目利き商品「開運きんかん」を購入し、食べてみました!
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甘酸っぱくてやみつきになるおいしさ☆
ビタミンCをたっぷり補給してこの寒さを乗り切ろうと思います!

さて、毎月血液検査を提出してくださる糖尿病性腎症のM様、78歳、女性の方です。
はーとの食事は週2~3回。
毎日だと続けられないので、普段はご自身で料理をしていますが、
検査結果に応じて利用日を減らしたり増やしたりしてます。

M様はとても食事療養に対する意欲の高い方。

果物、魚、食べ過ぎてませんか?
味の濃いもの多くなっていませんか?
と指摘させていただくと、
「今月は刺身をたべすぎました。気をつけます。」
「果物の食べ過ぎかしら…」
と自分で食生活を振り返ってくださいます。

その成果あってか、
3年前にクレアチニンが4程度まで上昇し「透析まで1年位」と宣告されていたのに、
現在はクレアニチン3.5を前後しながら
腎機能を維持しておられます!!

「あと1年で透析といわれて、本当にショックで・・・
やっぱり頑張ってきたおかげなんだろうなあ。
本当は食べることが好きで、好きなものをたくさん食べたい、
お弁当はおいしくないから本当は食べたくないけど、
体のためを思って頑張って食べています。」と
今に至る気持ちを語ってくださいました。

いろいろと話していると、1名の来客が。

なんと、はーとを利用しているご近所のA様。
今日は、M様のご飯を食べに遊びに来たようです。

A様もM様同じ糖尿病性腎症(67歳、女性。)
最近HbA1cが9.1まで上昇して、「要注意ですよ!」
とお伝えしたばかりでした。

A様に直接お会いしてみると、あまり危機感をいただいていない様子…。

再度今の現状についてお話しさせていただくと、
「HbA1cが9もあったらだめですわ。せめて7台くらいにしなきゃね」
と友人のM様からもA様の状態を指摘してくださいました。
「そうやねえ~、やっぱり状態よくないんやねえ。気をつけなアカンねえ。」とA様。
さらに、「Aさんは食事の時間がバラバラだから、それがアカンね」
A様の問題点を的確に示してくださいました。

「A様はこれから食事時間を決めて、きちんと3食食べるようにしましょうか」と私。

A様の目標も決定です。


A様と仲がよく、食事療養の意識の高いM様と一緒に栄養相談させていただくことで、
私が知らないA様のことを教えていただいたり、
一緒に注意していただいたりと、
みんなで気づき合える、よい時間となりました。

食事療養を意識し、実行し続けることは大変です。
A様とM様のように、ご友人同士で励まし、教え合える関係は
とても貴重で大切な関係です。
同じ疾患を持ち、同じ悩みを共有できる仲間との交流の場がもっと増えれば
食事療養を継続できる人がどんどん増えるのでは?!

そう感じる訪問になりました。

はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
年が明けてもう1ヶ月が経つんですね、日が経つのは早いものです。
早くこの寒さから抜け出たい気持ちではありますがっ。
日々の流れについていけるよう、しっかりしがみついて走っていきます!


さて、先日藤本さんと一緒に、講習会へ参加してきました。
前回藤本さんが書いていたブログのテーマと似ていますが、今回は『栄養カウンセリング法』を学んできました。
1日勉強でしたが、不思議と眠くならず、実践も踏まえながらで、大変勉強になりました。

学んで、改めてわかったこと!
それは人と話してる中で、『安心できる』と自分から心を開きたいと思える自分がいるということ。

最初は普通に会話をし、相手もあいづちしてくれたりと反応があります。
次に、会話をしていて急に目を逸らしたり、素っ気ない態度をして無反応に。
その瞬間、一気に何を話して良いのかわからなくなり、すごく不安になりました。
真剣に聞いてほしいな、相手の興味のない話だったかな?、もっと上手に話さないと…、
という気持ちが芽生えます。

言葉などの聴覚は7%ほどしか影響を与えませんが、態度などの視覚が与える影響は87%と言われています。
なるほど!と実感・納得。

また、相手が話した言葉を繰り返し、『~なんですよね』と伝えてあげると、私のことをわかってくれてるなぁ!って不思議と感じるんです。
同じ言葉を繰り返すだけなのに、スゴイ★
更に、私みたいに話をまとめるのが苦手な人は、言葉をまとめて返してもらえると、わかってくれてる+伝えたいことが伝わってたんだ!と安心するのかなぁと思いました。

先日クリニックの栄養指導で少し実践してみましたが、まだまだ勉強不足…。難しかったです。
話を掘り下げる所まで上手くできなかったので、少し時間がかかってしまいました。
長い栄養指導は患者さんを疲れさせてしまいます。
10分程度のカウンセリング+確認事項などを合わせて、15分程度の栄養指導が行えるようにならないといけません。
日々試行錯誤しながら、個性も活かしつつ、少しずつ自分のものへとなるよう、身につけていきたいと思います。
そして私も、安心させられる人になりたいと思います!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。
管理栄養士の宮川です。2月にはいって寒さが増しましたね。
靴下を重ねばきして、手袋を二重にしていても、寒さがささります!
先日、朝に山科の三条の温度計が、マイナス4度になっていました。
信じられない光景です。
乾燥していて、火事も多いようで、消防車が道をふさいでいることもあります。
ガスやストーブ、火の元には気を付けないと。

さて、現在入院中のW様が、退院され在宅に戻られます。
入院の為、配食は停まっています。
今回退院の為、配食は再開し、他の介護サービスも再開です。
その為の担当者会議に参加してきました。場所は入院先の病院です。

今回から私に担当が変わります。
どんな方だろう・・?とドキドキしながら行きました。
病室におられる為、W様本人とはチラッとしかお会いできませんでしたが、キーパーソンである奥様とは挨拶できました。

会議はその奥様を囲んで、始まりました。
高齢夫婦2人暮しなので、介護者である奥様は大変です。腰痛もあります。
今回の入院で、要介護2から3におそらく変更されるということなので、状態も少しおちています。

参加者は、主治医、病棟の看護師、理学療養士、そしてケアマネージャー、訪問看護の看護師、ヘルパー責任者、デイサービス相談員、福祉用具担当、私。結構な大所帯でした。

担当者会議は、特に退院時の場合、医療と介護、病院と在宅がつながる貴重な場です。

話し合いは、ケアマネージャーの進行で、主治医の意見中心に、以下の2点に重点をおきすすみました。
①再入院を防ぐ為の本人の体調管理。
具体的には、腸捻転を起こしやすいので、排便管理をしっかり行う。
②奥様の介護負担を軽減する為のサービス計画。

今回の入院は肺炎だったようですが、W様はとても便秘になりやすい体質のようです。
便秘になると腸捻転を起こし、お腹がパンパンになって、苦しくなってしまいます。便秘になっても本人の自覚は全然ないよう。

なので、介護に入るスタッフ側が気を付けていないといけません。
訪問看護で摘便を行い、デイサービスで浣腸を行うことになりました。

食事に関しては、便秘対策プラス糖尿もあるので、繊維をとるようにという指示です。
消化の良いように、刻んでお粥で病院では食べています。

塩分制限もあったので、塩分調整食の1600Kcalの刻み、お粥を提案させていただきました。
配食は夕食のみ。昼はデイで食べ、朝とデイのない日は奥様が準備です。
奥様はミキサーを購入しやる気です。朝はパン程度。

退院後様子を見て、繊維の多い食材がとれているか確認しようと思います。

病院では車椅子のW様ですが、退院後は室内ではそうも行きません。
奥様がずっとついているのも大変なので、リハビリのスタッフやヘルパー、福祉用具の方の意見もあり、いろいろな調整が行われました。

そんなこんなで会議が終わりました。
奥様も少しほっとした顔。「皆さんありがとうございます、よろしく頼んます。」

退院後の調整ができ、あとはW様がお家に帰るだけです。
自分の家にやっと帰ることができるんです。うれしいことでしょう。

再入院にならないよう、栄養・食事面は、しっかりフォローさせていただきます!


担当者会議は、主治医や他の方の意見もきけるので、本当に勉強になるいい場です。
他の業種の方がどんな事をしているのかも知る事ができ参考にもなります。

情報が共有でき、関わっているスタッフとも連携がとれるので、在宅に戻ってからもどこに気を付ければよいのか分かり、しやすくなります。
みんなでその人の在宅生活を応援できるんです。

どんどん参加させていただきます!

はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

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