島田天心のブログの最近のブログ記事

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

暑い夏にバイク運転中は意識が朦朧とする時があります
紫外線は目に直接ダメージを与えるから危険!との情報を聞き
最近運転用にサングラスを活用するようになりました
日光の乱反射で見えづらいこともなくなり運転が楽です
(もっと早くに活用しておけばよかったと後悔)

さて、そのサングラスをかけて運転して
先日Yさま宅にケアマネジャーさんと一緒に相談訪問に
行ってきました。
最近は相談訪問をケアマネジャーさんとご一緒させていただくよう
お願いして、一人ではなく同行訪問で伺っています。
(利用者様の要望や希望を一緒に聞けるので
 よりよい提案ができたり、問題点を共有しやすいです)
Yさまは長らく配食サービスをご利用いただいている方ですが
歯がなく入れ歯も何回作っても合わないといわれ
これまでは軟菜食の刻み食をずっと食べられていました。

少しでも刻みが粗かったり、野菜の硬い部分があると食べられないと
不満をこぼされ、肉の刻みは硬いから肉はのせてほしくないといわれ
肉の献立日は魚や卵などの代用品をご用意してお食事をされています。

そんな状態でもなんとか、これまでは召し上がってこられたのですが
最近は刻みも食べづらさ度が増してきて
このままでは満足に食事をとることもできないのではと思い
嚥下・咀嚼商品のご利用を提案しに訪問してきました。

「デイサービスの食事は軟らかくしてくれているので
 食べられているので同じ軟らかさのものであれば大丈夫
 実は娘様が非常用に冷凍弁当(やわらか食)を週3~4品ぐらい
 頼んでくれているが冷凍庫がいっぱいになるので
 そればかりで食事を用意するのは難しい」など
ご要望をお聞きしながら
常温保管ができるレトルトやパック包装の嚥下・咀嚼商品を
使いながら食べられるお食事の時は配食を利用していくよう
調整することになりました。

すでに数種類サンプルを試食してもらっていたので
その中から食べやすかったものと同じレベルの軟らかさの商品を
追加で試食してもらい、どの商品を購入されるか
決めることになりました。

Yさまの希望に沿う商品がセレクトできるか。
嚥下・咀嚼食と配食を併用しながら欠食なく食生活が整えられるか?は
まだわかりませんが、少しでも食事への満足度があげられればと
思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂の管理栄養士島田です。

先月、腎不全を患われているK様宅に訪問にいってきました。

Kさま、今年3月から腎臓のケアのためサービスをご利用
いただいています。
他にも心疾患、糖尿病もお持ちです。
最初の面談の時は外食がほとんどで自宅で料理をすることはなく
昼・夕食ともはーと&はあとの食事をご利用いただくことになり
利用中も食欲低下もなく食事はしっかりとられていました。

しかし、定期的にいただく検査結果の状態はよくなく
腎臓の働きを示すクレアチニンの上昇が止まらず
先生からは透析の話もでだしたとお聞きし
相談訪問にいってきました。

クレアチニンの数値と同様に尿素窒素の値も上昇を続けており
昼・夕の食事で蛋白質を制限しているのになぜ?と
思いながら配食以外の食事をヒアリングしてみると
朝のパンに焼き豚をのせて食べている
牛乳は1日250ml程度のむ
夕食後にお腹が空いた時にソーセージ1本ぐらい
食べる時があるなど。

明らかに蛋白質源の過剰摂取が判明
初回面談時のヒアリングではたんぱく質源は
牛乳小さいカップに1杯程度の摂取にとどまっていて
間食もされないとお聞きしていたので、大丈夫と
思ってしまっていましたが、
食生活って知らず知らずの内に変わっていくものですね。
反省です。

Kさまには、今一度蛋白質源となる食品のとりすぎは
注意してもらうため、間食のソーセージは止めて、牛乳は半分にして
一日置きに飲んでもらうようお願いして
引き続き療養していただくようお伝えしました。
(焼き豚は止められそうになく、とりあえず保留に)

節電の夏の乗り越えて、少しでも透析導入の時期を延ばして
いけるようサポートしていけたらと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

最近よくコミュニケーション上手は聞き上手という
話題を聞きます。
話を聞いてあげて共感を示してあげることが
その人を理解してます、味方ですっていう感をPRできるようです。
その割合は聞き役7に対して話し役3

相談員としては話をしっかり聞いてあげることって大切と
日々気を付けているのですが、どうしてもこちらから話を振ることが多く
自分が話している時間の方が長いことが多々あります。

もちろん、ただ、いきなり「話聞きますよ、しゃべってください」っていって
話し出す人はいないので、最初はやはりこちらから声をかけ
話出すきっかけを与えてあげないとダメなようです。
そして、相手に話してもらうための質問をうまく出来る人が聞き上手になれるようです。

さて、そんなことを頭の片隅に記憶しながら先日伺った訪問先の
ケアマネジャーMさまにお会いしたとき
 こんにちはと入っていくと
「ちょうどよかった、聞きたい事があって」
 なんでしょう
「腎臓病の方で他の宅配食を利用していたのだけど
 味は満足しているのに添加物や保存料が使われているのが嫌で
 そういうのが入っていないお弁当を探していたの」
「さらに、その方食品の安全性にもうるさくて
 野菜は国産か有機野菜など農薬の少ないものを使っている
 ところがいいといってるんだけど、お宅そんなお弁当ってある?」
 うちも、食品全品安全性は最大限注意していますけど
 すべて国産で有機野菜とか使用っていうのは、ちょっと・・・
 食材だけを宅配する業者さんなら
 ありそうですけどね、それで腎臓食を配食されているところは
 きいたことないですねぇ
「やっぱり、そうよね。なんだかその方すごくそこへの意識が高くて
 それだけはどうしても譲れないみたいなの」
 安全性へのこだわりはいいことだと思いますよ。ただ
 腎臓が弱ってきていて腎臓食が必要な状況でしたら、
 今は腎臓のケアを最優先に考えられ方がいいと思いますけどね。
「私もそう思うんだけど、本人の意思が強くて」
 その方、栄養指導とかは受けられていますか?
 よかったら一度訪問してご相談お受けしますよ
 別の人から言われるとまた捉えかたも変わるかもしれませんし。
「そうね~、ありがとう。またよかったらお願いするわ」
 
と、ご本人が望む食事の提供はできませんが
少しでも本来取り組んでほしいことに意識がシフトしていただければ
よいのですが。
最初は話を切り出しながら、聞き役になるって難しい

よい聞き役になれるよう、よい質問を沢山投げていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。

梅雨入りしましたね。
暑いよりは呼吸しやくしっとりする梅雨の方が
個人的には楽でうれしいです。

さて、今日は新規の利用者のE様の訪問話です。
営業畑の仕事をされてきて、おいしいお店を
沢山知っているE様。現役を引退された後も外食中心の生活で
梅田・心斎橋などにおいしいものを食べ歩いていて
自宅で食事をしたことがなかったそうです。
ところが数か月前に腰骨を圧迫骨折され外出ができなくなり
先月から自宅療養を始められました。
マンション下のコンビニやファーストフード店で食事を
確保されていたのですが
「生まれた初めてコンビニ弁当を食べたが
 こんなにまずいものだとは思わなかった」と落胆されて
いたところに、E様の担当ケアマネジャーF様が
「はーと&はあとなら他社のお弁当よりいいと思うよ」と
同じ事務所のケアマネジャーから勧められたということで
同行訪問にいってきました。

その日も腰痛がひどく、説明を始めたところで
「もういい、いい。それでお願いするわ」と話を切られ
10分程度で訪問終了
ケアマネジャーのFさまも
「毎回あんな感じで、ちょっとずつしかヒアリング
 アセスメントできないんです。とりあえず
 食事バランスは少しでもよくしたいし
 配食の話は以前から本人へ打診していたので
 明後日からよろしくお願いします」と配食スタートだけ
確認でき退席となりました。

その後、Fさまの事務所にて緊急の場合の連絡先
ADL、原病、介護計画表などを教えていただき
体調のよいときは外出されるときもあるため
その場合のお届け方法や安否の連絡先順を決めさせていただきました。

非常にせっかちな性格でもあるEさま
ちょっとずつの接点を積み重ねて
配食を続けてもらって食事バランスがよくなり
またおいしいものを食べに外食できる日まで
サポートしていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

5月18.19.20日と日本栄養・食糧学会に参加してきました。
とても暑い東北ですっかり夏肌に焼けてしまい顔が痛い

今回の発表は同じプロジェクトメンバーの宮川さんが
されたため、僕は引率的立場で楽しく参加させていただきました。

20年ぶりぐらいに飛行機に乗りましたが
関西から仙台って近いですね。1時間で着いてしまいました
新幹線だと4時間半はかかる片道をあっというまです。
今回の学会日程が仙台地域である青葉祭りと一緒になり
宿とりが非常に大変で、準備不足もありバタバタした状態での
出発でしたが、東北のおいしい料理を沢山食べ
いいリフレッシュになりました。

他の先生の発表は実験・研究スタイルが多く
私たちのように在宅での指導を発表しているものは多くはありません
でしたが、公衆栄養の分野で目立った発表は野菜不足の現状報告です。

小学生の食育、女子大学生を対象とした食生活調査
体育会系の男子の肥満度調査など
どの調査を見ても、類似で報告されるのが野菜不足!

いま国は1日350gの野菜類の摂取を呼び掛けていますが
国民調査の平均は300g前後。それも全年齢平均です
対象群を絞って正確にこまかく調査を行うと、摂取量は平均よりも
下回り、150g程度の摂取が普通との報告もありました。
若い人は野菜不足、高齢者は野菜をしっかりとっているという昔の常識も薄れ
いまでは高齢者での野菜不足が顕著であるのが現状のようです。

私たちの配食では1食で野菜100~150gぐらいとれる献立になっていますが
1食分が1日分になっていて、あとは野菜を食べない生活がスタンダードに
なりつつあるのでしょうか。
【野菜をもっと上手にとる工夫が必要だ】と家森先生は力説されていました。
野菜350gを2週間食べることで、LDLコレステロールが低下した発表を聞くと
野菜の持つ効力を改めて納得しつつ、摂り続けることの難しさも再認識
させられました。(毎日野菜の多い食事って飽きますしね・・・)

学会等に参加すると新しい認識や使える情報・ワードに出会えます
また現業での指導のネタにしていきたいと思います。

補足
東北大学の近くにある神社にお参りにし
伊達政宗像に増食を祈願してきました。

絵馬の裏に、はーと&はあとの理念を書いてきました


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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