糖尿病の方へのサポートの最近のブログ記事

こんにちは、北摂の管理栄養士、小山です。
先日、実家に帰った際にみかんの収穫を手伝ってきました。
今年のみかんは、とってもあまくておいしい!!(去年はすっぱかったのですが)
たくさんもらって帰ってきたので、食べすぎには注意したいものです。


さて、わたしの担当の方で8月末から11月末までご利用頂いておりました。
自己流でやっているけれども、なかなか血糖値が下がらないとのことでお申し込みがあり、
勉強したいとのことで配食をご希望されました。
身長は148cm、体重63.5kgとBMI29でした。
訪問栄養相談により、食生活のヒアリングをした結果、
・昼食を極端に少なくしている、
・昼食の食べる時間がバラバラ、
・ちょこちょこ食べが多い、
・漬物の摂取頻度が高い
と問題点が浮き彫りになりました。
原因と考えられる点をヒアリングすることで、自分では気づかない問題点がみつかります。

ご利用頻度は開始時は昼食を毎日にし、経過をみて昼3回、夕3回に変更し毎週日曜日は
楽しみとして、定食屋へ行き外食を楽しまれるという生活がパターン化しました。

開始時は、週1回はどんなものを食べたかの連絡をくださり、注意点をアドバイスしていましたが、
ご自身でも、1回にどの程度たべたらよいかがわかってこられ、
配食の献立や量も参考になっているとおっしゃっていただけました。

もともと、料理の好きな方でしたので、
3カ月ご利用頂き、一度自分で頑張ってみると仰られ、配食は停止となりました。
ご利用頂いたことで、体重が60kg、BMI27.4と理想的に減少し、今まで膝の痛みがあったのも
解消されたため、歩行もスムーズにできるようになったと喜びの声を頂きました。

はーと&はあとを無事、「卒業」できたなあ、と思いながらさみしくも感じましたが、
先日、お電話を頂き「配食はストップしたけど、血液検査結果がよかったから電話しました」
とうれしい一報を頂けました。
10月の検査では血糖値164であったのが、12月の検査では血糖値134、HbA1c5.3に下がったとのこと。
体重はスムーズに減少したのですが、血糖値はなかなか下がりきらなかったので
心残りだったのですが、今回の数値で結果がでたことでご本人様も「食事療養をつづけてよかった」と
心から仰っていたように感じました。
今まで勉強した成果を試すために、12月はご自分で用意してみて、検査結果がどうなったか教えて頂けるとまでおっしゃって頂け、報告が楽しみです。

配食を一旦ストップした方から、このような報告をいただけるとは思いもよらず、わたしもとても感動しました。
短期間ではありますがお力になれたんだなと思い、
これからもこのようなご利用者様との関係を作っていけるようがんばっていきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 小山祐子

こんにちは。管理栄養士の宮川です。
先週末、実家に帰省してきました。
友人に赤ちゃんが生まれ(しばらくたっているのですが)、お祝いに行ってきたのです。
かわいいものですね~★
懐かしい友人にも会え、充実の週末でした。

さて、寒くなってきました。
もう12月、冬です。
冬の果物といえばみかんです。みなさんは食べましたか?
実家では作っているので家のそこらじゅうにありました・・笑

その、みかん。
先日の栄養指導の時、問題の原因になりました。

その患者さんは、糖尿病。
継続して栄養指導に来てくれています。

Y様。60歳代の男性で、お母様の介護があり、夏からちょっと生活が乱れ、
血糖が上がってきています。
危ない数値にかかっています。

もともと甘いもの好き。
ご自分でも「口卑しいからつい・・」と、なんやかんや間食の多い方です。
9月に栄養指導をした時は、アイスクリームが原因で、血糖が上がっていました。

「このままだと、合併症で、目が見えなくなったり、腎臓病で透析になったりと大変なことになりますよ!」

何回も、繰り返し言っているのですが、
「そーや、うん、怖い。自分でもわかってるんや」と同じ答えを言われ、その時は気をつけるのですが、すぐに戻ってしまいます。
ゼロカロリーのゼリー等、市販で買えるものも紹介してみますが、
「おいしない」と・・。且つ、野菜嫌い。

来てくださるだけ意識はあるので、なんとか今まで維持はできてるのですが・・

それでこの前の栄養指導。11月の末でした。
さらに数値が上がっていました。

「あれー、なんでや?」とY様。
がんばったつもりなのに・・

寒くなってきましたよね?なんで??!
アイスまだ食べているんですか??!
もしくは前に食べていた夜食のラーメンをまた最近食べていますか?!

「いやーなんやろ・・」
ここ最近何かよく食べていますか?

「そういえば、みかん食べてるわ~」とY様。
何個くらい?の質問に、「1日5個はすぐ食べてるなぁ~」。

いやーー!!それが原因ですよ!!
「え?!みかんはいいと思ってたくさん食べてたわ。わしは野菜食われへんしなぁ。」

そういえば、去年も、Y様はみかんを食べ過ぎて、血糖が上がりました。
みかんは野菜じゃないですよ!果物です。

まだ11月と思って、注意を怠っていました。
11月末頃から、みかんはスーパーに出回っています。

2個にして下さい。1日2個まで!絶対数値下がりますから!
「そうします」とY様。

去年も同じ事を、Y様に言いました。
Y様、私の話、ちゃんと聞いてくれているようで、ぬけています。

この件で、Y様の場合は、季節を先回りして、アドバイスをしないと!と思っています。
次は1月になるのですが、お餅やチョコレートに注意かな。

一人一人の性格や嗜好まで考えて、相談にのれるようにしないと。

まだまだレベルアップが必要です。

はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

こんにちは、北摂栄養士の島田です。

先日、冬の寒さ&節電対策に部屋着をひとつ買いました
スポーツDEPOでかった1900のフリース
めちゃくちゃ暖かいです!
最近の衣料の技術進歩は素晴らしいですね
こんなにあったかい服でもかさ張らず、ごわごわ感なし
アンダーシャツの上に着るだけでちょっとの外出でもO.K
暖房も必要ないほど、部屋ではぬくぬくしています。
(寒い冬は、このまま冬眠したいと願う毎日です)

さて、ちょっと前にはーと&はあとから自立して
(うちの社長は卒業という言葉を使っていますが)
療養をスタートされた方がおられます。

その方O様、高血糖を指摘されとある豊中の病院に教育入院され
そちらで食事指導を受け、退院後は配食を利用して血糖管理をされていました。

自宅でも食事を作られているO様。
最初にお伺いしたときも、自炊と併用しながら配食を
利用されることをご提案しましたが
「血糖が高かったし、自炊でどこまで病院と同じようにできるか心配だから
 当面はよくなるまで昼・夕とも配食でお願いします」
と毎日の食事を配食で療養されることに

最近ではめずらしいでしょうか、O様宅は三世帯の大家族です。
ご家族と一緒に食事されるのが日常ですが血糖を安定させるため
毎日の食事を配食で管理する決断をされ
僕からは朝食のアドバイスと、特に本人も気をつけなければと
意識されていたお菓子と果物の量をしっかり守ってもらうよう
お伝えさせていただきました。

食事制限に慣れない方は、病院で食べていたのと同じカロリー
味付けとは言え、昼夕はストレスがかかるものですが
O様は最初の意欲を継続され、配送員にも
「野菜から食べるようにして、おかずはしっかり食べているよ」
とお返事いただきながら、二ヶ月目には数値の低下が見られ
先生からも「このまま続けていけばいいよ」と励まされ
気がつけば、三ヶ月がすぎました。
「そろそろ、結果にはっきりとした変化出てきた頃じゃないですか?」
と、フォローをしてみると
「今度診察があるので、その時また先生に聞いてみます」といわれ
「6月末で8.7あったHbA1c(ヘモグロビンエーワンシーが)
 11月の検査で6.3まで下がりました。量も体が覚えたし
 これからは自分で用意しながら療養してみます」と
うれしく、はーと&はあとのサービスが自立していかれました。

しっかり食べ込んだので、結果が出やすいといえば出やすいのかも
しれませんが、良くなられて止められて行かれる方の声は
皆さん非常に元気でこちらも幸せな気持ちでお別れすることが
できました。

また、糖尿の状態が悪くなられたり、療養に困ったときは
サポートさせていただきますが、そのようなことがないことを
お祈りしております。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『食事療養をお届けするのだ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは。京都管理栄養士の寺田です。
11月も終わりですね~!
私にとってはイベント三昧の11月でした。
親族や友人の結婚式、親の還暦祝いやはーとの記念式典…
毎週末のようにフルコースのお食事をいただいてしまいました~♪♪
そのせいか、…少し体重が増えたかも?!
ご利用者様と一緒に、自分の体重もしっかりコントロールしたいと思います!!

さて、
先日3か月に一度の定期フォローをさせていただいた糖尿病の方のお話しです。
今回でフォロー訪問は3回目となりますが、徐々に意識変容が見られています。

最初は、食事療養への意欲も低く、
『果物や甘いもの、食べてはいけないことはわかっているんです。でもなかなかね…』
と繰り返しておられました。
まずは合併症についてお話しさせていただきました。

2度目の訪問では、食事の相談に乗ってほしいという態度がみられました。
『間食は全然していないんですよ。ただ、昼食は配食を残し、外食することが多かったかな…』
外出前に配食を食べてから出かけるようにとお願いしました。
また、いつもどんなものを食べているか把握するために1日だけ食事記録をしてみてくださいとお願いしました。

3度目の訪問では、
『体重が3kgも減ったんです!!糖尿の数値も低くなってきたんです』と
とてもうれしい報告がありました!

話を伺うと、
毎日配食を食べてから外出し、散歩としていること、
また毎日ではありませんが、旦那様が食事の記録をしているとのことでした。

前回話をさせていただいたことをきちんと実践してくださっていたのです!!

ちょうど2か月ほど前から体重が減ってきて、少しがんばろう!!
と思ったようです!

『野菜もたっぷりとるようにしているし、間食もしていないんですよ~。
お菓子を見たら食べたくなるから、見ないようにしているんです』
と、とても笑顔です(^_^)/

「では、これから3か月も今の調子で頑張ってくださいね。
これからはミカンのおいしくなる季節ですし、食べすき注意してくださいね~!」
とお伝えすると

その途端、苦笑いが。。。

いつもこの時期になるとミカンを少し食べ過ぎてしまうようです。

ですから、これからの目標は、
『ミカンは小サイズ2個まで』『スーパーではお菓子売り場に行かない』
に決定。
そして、この二つの目標を大きく書いた用紙をお渡しし、
「目につくところに貼っておいてくださいね!」
とお伝えしました。

その2週間後にお電話させていただくと、
「目標の紙は、ちゃんと貼ってありますよ~。ミカン2つまでとスーパーのお菓子コーナーに行かないことですよね!!」
と、嬉しそうに話してくださり、目標を掲げることがとても良いモチベーションになっている様子がうかがえました。


食事も散歩も、継続することが大切です。
無理ないペースで、引き続きがんばっていただきたいと思いました☆


はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは、京都の管理栄養士の辻本です。
もうあと1ヶ月ほどで今年も終わりなんですね。まだまだ実感がありません。
師走の季節、走りますっ!!


さて、皆さん「菊芋」をご存知ですか?
糖尿病の方はご存知の方も多いのではないでしょうか。

デンプンを主体とする芋類とは異なり、デンプンはほとんど含まず、「菊芋」の60%はイヌリンという食物繊維だそうです。
イヌリンは糖でありながら極めて低カロリーで、尚且つ一緒にとった別の糖の吸収を阻害する力もあります。だから、菊芋は天然のインスリンともいわれているんですね。

先日に栄養指導先のクリニックの患者様が持ってこられたとのことで、看護師さんもどうしたら良いのか…と思われていたところに、通りすがりの私が。
「聞いたことはあるけど、実際食べたことはないですねぇ。」なんて話しをしていたら、「持って帰って作ってみたら?」と。
そんなこんなで持ち帰り、…さてどうしようか?
調理方法が書かれていたのですが、やはりそこはO型。調味料は手加減ですっ。
「菊芋のきんぴら」と「菊芋のポトフ風」を作ってみました。
写真を撮り損ねましたがちゃんと作りました!

感想としては、食感が最初は不思議に感じましたが、結構おいしかったです。同じ芋類でいうと、じゃが芋やさつま芋より、長芋の方が食感が似ているでしょうか。
見た目は生姜のようにゴツゴツしているんですが、食べるとやわらかくて、調理時間も短くて済みました。
今回は鍋で煮ましたが、レンジでも簡単調理が可能なようです。

実際の効果はわかりかねますが、糖尿病患者さんが気になっておられた「菊芋」について、調理して食べてみることで、よりよくわかったので、よかったです。

『百聞は一見にしかず』と言いますが、よく学生時代の先生が言われていたのが『百見は一験にしかず』
本当にそうだなぁと、仕事の中でも日々実感しています。


上手に撮れなかったですが、先日ライトアップでは色付き始めた紅葉が真っ赤でキレイでした♪
友達とおみくじも。あと1か月の運勢…「大吉」でした☆


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

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