食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、京都の管理栄養士の東川です。
先日、うれしいことがありました。
あるケアマネージャー様からお電話をいただいた時に「東川さん、ブログみましたよ。もしかして、あのブログの方って○○さんのことじゃないですか?何だかうれしくなりました」と。
ちゃんと読んでもらっているんだな~と私もうれしくなりました。

先日訪問した利用者様。
70歳代、女性、C型肝炎。50歳代ぐらいから肝炎があったとのこと。
今回お腹がやけに膨らんできたと思い病院に行くと、腹水が溜まっており、塩分制限がでました。
でも医師から塩分を控えなさいと言われて依頼、極端に塩分を減らしていることを心配された娘様がどこか相談する所はないかとのことで病院からの紹介で利用となり、訪問しました。
何が原因だったのかと思い、普段のお食事内容をヒアリング。原因がありました。
今年に入り、ご主人様がお亡くなりになり、一人で家にいるのが寂しくて、外食ばかりしていたと。ご主人様との思い出の家にいるのが辛かったようです。もともと料理が好きらしいのですが、全くしなくなったと。そのため塩分過剰になったと思われます。

今回塩分制限が出てからは、もう恐いからと外食はされてません。
しかし、家ではろくなものを召し上がっておられませんでした。
娘様が塩分控えめに作ったものも手をつけず、塩分のないと思われるもの、例えば果物だけを召し上がっておられました。
それではいけません。

調味料に含まれる塩分量や食品に含まれる塩分量について説明し、1回の食事に使用できる塩分量について説明しました。
また、塩分を少なくしても食べやすくなる工夫点なども説明しました。
もともと料理が好きな方なので、はーとの食事の利用頻度は少なくして、ご自分で塩分調整した食事が作れるようにサポートしていきたいと思っています。

今回、訪問した時に思ったこと。
それは、環境の変化で食事というものは変化するということ。
今までもそういった方はたくさん見てきましたが、今回、この方の心情が伝わり特にそう思いました。ご主人様の存在が大きかったんだな~と。
定期的にお持ちし、配送員との触れ合いの中で、少しでも寂しさが紛れるといいなと思いました。

はーと&はあと 管理栄養士東川千佳子

こんにちは、北摂の管理栄養士の小山です。
先日、バイクで走っていたら、左手に嫌な感触とともに「びちゃ!!」というこれまた嫌な音を聞き、
脇道に逸れ、恐る恐る左手をみましたら・・・
完熟の銀杏の実がつぶれていました。
もしや・・・と思っていたものでなくほっとしました(笑)。
走っていたのは、吹田市の「ぎんなん通り」。道には無数の銀杏の実が転がっていました。
手袋をしていたので、「セーフ」でした(^-^)。
匂いが強烈なので、ぎんなん通りを通るときは、傘をお忘れなく(笑)!!頭上注意です!!

最近身内から、検診で、「糖尿病です」と言われ、ショックで・・・と報告がありました。
早速、検査結果をみせてもらったら、
9月の血糖が190、HbA1c9.1
10月の血糖が162、HbA1c8.4
11月の血糖が180、HbA1c7.4でした。
体重は161cmで56Kgだったのが50Kgに。体重は3カ月で-6Kg,家族としては心配です。

そこで、今までの食生活を振り返ってみました。
朝はパンとコーヒーだけ、
昼は食べたり食べなかったり、食べても単品メニューのみで野菜はなし
夕はどっさりと一気食べ
間食はちょこちょこ・・・。
日々の活動は必要最低限のみ。
1食、1食にムラがあり、これでは血糖値に乱れが生じるのも無理のない生活でした。

しかし、糖尿病といわれてから、生活は一変したみたいです。
運動は昼と晩にウォーキングをし、1日1万歩は歩く。
食事はレシピ本を3冊ほど購入し参考にしながら料理、間食は一切なし。
朝食にも、プラスサラダ。コーヒーはノンシュガー。
体重計も新調していました!!
気合いはいっています。

徹底した食生活改善と運動により、検査数値と体重は劇的な変化がみられました。
わたしの出番はないかな??と思っていましたが、
体重も急激に落ち、元気もでない。カロリーの気にしすぎで煮詰まっていたので、
食べ方や、食品の組み合わせ等をアドバイスし気を楽にしてもらうように・・・。

今回、身内からの報告をうけ、糖尿病は身近な病気だなあと改めて感じました。
ごはん大好き!お菓子大好き!果物大好き!な方、いっぱいいます。
私もその中の1人・・・。

自分自身の食生活も見直すいい機会になりました。
管理栄養士として、身内のフォローも継続していこうと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 小山 祐子

こんにちは。管理栄養士の藤本です。

11月に入ったというのに日中は20℃以上。
11月ってこんなに暖かかったっけ~???
でも朝晩は寒いんですよね。
紅葉には気温差って必要みたいですが、体調管理が難しくなるからやめてほしいもんです。
先日行った整体の先生にも、身体がちがちやで(^_^;) と言われてしまいました。
(私がストレッチをサボっているせいでもありますが)

さて。先日新規訪問で行ったA様ご夫婦。
紹介をいただいたケアマネさんからは、とにかく話を聞いてあげて、とのこと。
さっそく話を伺うと…。
とにかくご主人様は家事はいっさいせず、というスタンスだそうで、
奥様が毎日3食準備するのが大変になってきて、とのこと。
なるほど、なるほど。

では次に。なにかご病気とかはお持ちか聞いてみると、
ご主人様が昨年、今年と連続で脳梗塞になったとのこと。
幸い早めの対応で特に麻痺なども残っていないそうですが、また起こらないように予防が大切です。
また、アミロイドーシスという難病もお持ちだそうですが、
お医者様からは、塩分・油物を控える、程度のことしか言われていないそうです。
栄養指導も受けたことはなし。

では普段の食事は?と聞いてみると、奥様が朝食から教えてくださりました。
朝は、ご飯と、梅干し1つ、お漬け物、佃煮、シジミのみそ汁、おひたしなどの野菜もの・・・(昼・夕はここでは略します)

奥様、3食とも食事バランスには気を遣って献立をたてておられたのですが。
う~ん。塩分多い物のオンパレード!
今は血圧は高いわけではないそうですが、これでは危険です。

「梅干し・漬物・佃煮は3大塩分の多い物です!」
←ご飯のお供としてよく登場しますので私が勝手に名付けてます。

そうなの~!?梅干しは身体にいいと思って毎日欠かさず食べているのに、と奥様。
ご主人様は生まれが秋田だそうで、小さい頃から味の濃い物ばかりを食べているから、今更薄味なんて無理!と苦笑い。

それでも、また脳梗塞になったら大変です。
とにかく配食も大事ですが、まずは朝の梅干し・漬物・佃煮をやめましょう。
ご主人様はちょっと自信がなさそうな感じですが、奥様はやる気いっぱい。
ご本人が続かなければ意味がないので、
とりあえず、どれか1個は食べてもよいという条件で、3大塩分の多い物を減らすことを約束しました。
配食も一気に薄味にしてしまうときっと嫌になってしまう、ということで、
まずは体験入学!(奥様がこう言って説得されていました)
3日間食べていただき、その後のことはまた決めましょう、と訪問を終わりました。
(その後は、ご主人様嫌々ながらも食べてくださってる様子。1日おきに注文をいただいています。)

いろいろ話聞けて勉強になったわ~。
また話聞いてください。これからもよろしくお願いします!と奥様。
大事なのはこれからです。
ちょっと頑固そうなご主人様を
私も一緒に説得しますので、塩分控えめ生活を始めて行きましょう!!

訪問後にケアマネさんのところにお礼と報告に行くと、
私としては週1回でも続けてもらって、藤本さんに奥様の相談に乗ってもらいたいのよ!とのこと。
もちろんです!!
上記の約束もありますし、これからもサポートしていきますね☆


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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