食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
街にはイルミネーションが増えましたね♪


さて、いつもお世話になっている土曜日のクリニックの患者様。
57歳・女性、M様。
来院されたのは、退院した次の日。高血糖で1ヶ月ほど入院されていました。

糖尿病と診断されたのは、1年前。
その時は療養していく必要性がわからず、意識されていませんでした。
それが、入院をきっかけにインスリン導入となり、「この注射を毎日打たないといけないの?!それは嫌!」という気持ちになり、療養しないといけない!っという意識に変わられたようです。

それからのM様、しっかり自宅で療養ができていて、素晴らしい結果に!
食事のバランスを調え、野菜→おかず→ご飯の順番に食べるようにされています。

HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)が、初回は10.3→7.5→5.9→5.6と改善★
正常値まできています!!

インスリンを打っているため、低血糖に注意しながらですが、
少しずつインスリンの量も少なくするよう指示され始め、先日は「ゆくゆくは中止しましょう」という言葉を医師から直接聞くことができました。
医師から直接M様に伝えて下さったことは、M様にとっても大きなことだったことと思います。

インスリン中止まで、あともう1歩!
これからも療養と良いお付き合いをしていっていただきたいです★


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クリスマスまでもうすぐですね!
あるドラマでやっていましたが、ポインセチアの花言葉は『あなたの幸せを祈る』だそうです。
ステキですね☆


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
先週末、立て続けに忘年会があり、体重が1kg増えました。
この時期、気をつけないといけませんね・・。
まだ忘年会が控えていますので、早く戻します!

さて、先日利用者F様の息子さんから、こんな電話がありました。
「カリウム制限が出たんですがどうしたらいいですか?!」

F様、心疾患、糖尿病。80歳代の女性です。要介護2。
腎機能の低下は確認していませんでした。血糖も良好。
息子さんは真面目な方です。一生懸命介護にあたっています。

カリウムがどのくらいの値になったかきくと、5.7mEq/l。
カリウムは6以上になると、心停止の危険が高まります。
ぎりぎりです。お薬も出たよう。

はーとの食事は、昼に1食、カロリー調整食です。
朝と夕は息子さんが用意したり、お惣菜。

「今回、先生から腎機能の低下もいわれましたか・・?」と聞くと、それは大丈夫、とのこと。
たんぱく制限はなし。
腎臓食にかえる必要はないようです。

何かカリウムの高い食品をおうちで召し上がったのかな・・?
F様はそんなに食べる方じゃなかったはずだけど・・?
糖尿歴も長かったはずだし、息子さんまさか果物たくさん用意したりしてないよね・・?

電話口で食生活をヒアリングしました。

すると、原因はやっぱり果物でした!!
秋には、柿、最近はみかんを1~2個召し上がっていたようです。
あとお芋も、時々食べてらっしゃったよう。

生の果物やお芋にはカリウムは多いことを伝え、缶詰めにするか、やめるよう伝えました。
ドクターからも聞いてなかったよう。

「あぁ、そうなんですか。やめた方がいいですか。やめますわ。」と息子さん。
果物やお芋が好きで喜んで食べられたので、特に果物は毎日食べておられたようです。
食欲のない時もあったので、喜んで食べてくれるものを用意したくなるのは、分かります。

いったん数値が下がるまで、ちょっとやめて下さいね。
心臓にも負担をかけますので。

息子さんがある程度分かっていらっしゃると思っていたので、私も盲点でした。
生果物にカリウムが多い、という知識も、よく知られていると思っていましたので、よけいに盲点でした。
思い込みはいけません。

次の検査はすぐなので、またお電話して聞いてみます。
食事と薬で数値はきっと下がるでしょう。

食事療養のサポートが私の仕事です!


はーと&はあと
管理栄養士 宮川曜子

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

師走・・よく言ったものです。
バタバタと気忙しい時期がやってきました。

毎年のことなのに、もっと余裕を持って過ごさないとダメだわ・・と改めて感じる今日この頃です。

さて、先日訪問したT様。
この度、ご退院となり担当のケアマネージャーさんと一緒の新規訪問となりました。

Tさまは70歳代の男性。
奥様が糖尿性腎症のお食事の用意をされたきたようです。
ケアマネージャーさんからは奥様の「お力になってもらえませんか。」と。

食事作りの負担軽減と、奥様の相談相手にと選ばれたわけです。

今まではエネルギーを控えることを優先みたいに
揚げ物ダメ、ドレッシングはノンオイル、マヨネーズはカロリーハーフのものを・・と
してきた患者様にとって

蛋白質を控えて、エネルギー確保のために揚げ物OK,油の入ったドレッシングOK、
油を使いましょう・・は頭の切り替えがなかなか難しいものです。

奥様にも蛋白質の制限とエネルギー確保の重要性を伝えながら、
エネルギーアップになる調理方法をお伝えさせて頂きました。

その横で奥様にも負けず、熱心にメモっておられたケアマネージャーさん。
『知らないことだらけですわ(^^;』

ケアマネージャーさんも栄養指導を受ける機会、ないですしね。

春になったら、ちょっと旅行にでも行きたいというTさまご夫婦の
お力になれれば・・と思います。


お届けする食事で1食の量や味付けの目安を知ること、
お届けする食事以外の食事はどうするのか、普段気をつけて頂く食習慣などを
利用者さんの生活に合わせて提案すること、

これが私たちの栄養指導(相談)です。

お届けする食事と、私たち管理栄養士を上手に使って在宅での食事療養を続けて欲しいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 大都宏子

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9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
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  • 小山 祐子「」