食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

地元福井は豪雪に襲われました。
大阪でもバイクで走っていると
チラホラ雪が降っているのを見ます。
今年は寒波は異常ですね。。。まったく。

その寒波の最中、爆発した新燃岳の麓に住む皆様には
本当に心中お察し申し上げます。
いますぐ僕が出来ることといえば
コンビニでの募金ぐらいしか思いつきませんが
少しでもエールを送っていきたいと思います。


さて、前回のブログ「僕はこんなものを食べてきた」で
輸送制限がある中で、何が一番必要かをセレクトし食品を決定した
西シェフを紹介させていただき、条件をクリアするためには
何を食べるべきかを考えるおもしろさを改めて感じていたのですが
あのあと医院での栄養指導でそれにとても似た相談を受けたので
お話しします。

60代女性のT様、コレステロールが高くて先生から栄養指導の受診を
勧められました。
聞くと、いままで1度も栄養相談や健診指導などは受けられたことがなく
もちろん、食事療養をトライされたこともありません。

(初見、なんとなく、人見知りそうな感じで指導室に入ってきたのですが)
最初に「最近、何か気になることや。体のことや
それ以外でもちょっと不安・心配って思っていることはありますか?」と聞くと

「実は昔から尿酸が高いといわれていて、もう亡くなりましたが父親は痛風で
 息子もビール飲みでよく尿酸が高いといわれているの。遺伝かしら。
 私はビールはまったく飲まないのだけれど尿酸が高くて
 尿酸てプリン体が多い食品がダメって聞いたけど、そのプリン体が
 多いっていわれているホタテやイカ、たらこ、いくらが好きで
 よく食べてるの。それはやめられないのよね。
 でも、それってコレステロールの高いって聞くし
 どうしたらいいかなって思っていて・・・」と
ご自身が自分なりの感じておらえる不安と心配ごとをぽろっと話し始めました。

「なるほど、なるほど。」と相槌をうちながら
(おもしろい。非常におもしろい相談内容ですよTさん。)
と不謹慎ながら喜んでしまいました。

  尿酸が高いのは気になるし、痛風になるのは困るという
  不安を抱えながらも好きなものは食べ続けたい。
  でも、先生からは尿酸よりコレステロールが高いといわれた。
  ってことは、食事を大きく制限しないといけないのかしらと
  心配だけが大きく膨らんでいる

心の動きに共感しつつ、なんとかTさんの希望に沿ったアドバイスを
してあげたいとやる気がでてきます。
最優先は尿酸なのか?コレステロールなのか?
どちらを先に改善したほうがいいのか?
食事は変えないといけないのか?
それとも、もっと別のことを注意・指導する必要があるのか?などと考えつつ。
話しを進めながら
Tさまの場合、尿酸はそれほど高くなかったので尿酸が体の中に
たまらないような食生活を心がけてもらう程度にし、好きな食品の制限はせず
逆に若干高くなっていているコレステロールを下げるため
青魚とキノコ・海藻類を摂る頻度を増やしてもらい様子をみることになりました。

条件と希望を伝えていただくと、問題がわかりやすく
計画も立てやすくなり、俄然指導のモチベーションがわきますね。

患者さんによってモチベーションがかわってしまうのはプロとしては二流以下かも
しれませんが、やはり制限がある中で希望を提示されると
やる気というか工夫がうまれてきますね。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは、めでぃ京都東川です。
インフルエンザが流行っていますね。
私の姪っ子もかかっていました。かわいそうに。
予防接種をしていてもインフルエンザはかかります。
うがい・手洗い・予防対策はお忘れなく!

さて、今日はクリニックでの栄養指導でのお話です。
私は糖尿病専門のクリニックで週に1回栄養指導に行っています。
先生は、糖尿病には食事療養が大切だといつも患者様に言っておられます。
そして、誰でも簡単にできる方法として、食べる順番療法(毎食、野菜→おかず→ご飯の順番で食べること)を患者様に実践してもらっています。
簡単と言っても、なかなか毎食野菜をちゃんと摂ることは、難しいです。
指導をしていても、野菜不足の人は多いです。
そのため、簡単にできる蒸し野菜や作り置きできる野菜のレシピなどを紹介しています。

そして、もう一つ重要なのがゆっくり食べることです。

患者様の中で毎食野菜を食べることをずーっと実行されている方がいます。
70歳代、女性、糖尿病の方。
とてもきっちされていて、毎日の食事記録は欠かさず持参されます。
主食のごはんも、できるだけ血糖の上げないものをと玄米にされ、指示カロリーを守っておられます。
そして、最近のHbA1cは6.5%前後が続いています。

この方の目標6%前半、そして、6%を切ること。
この壁がなかなか破ることができません。

そこで、今回、ゆっくり毎食よく噛んで食べることを実行されました。
今までも意識はされていましたが、今まで以上にと頑張ってこられました。
まだまだ自分で意識しきれていなかったことが分かったと。
すると、お見事!!6%の壁を破ることができました。パチパチ!5.9%でした。
早食いの人にとって、このゆっくり食べることというのが難しいです。
分かっているが・・・なのです。でも、効果あります。
是非、ダイエット中の方、糖尿病の方、意識してください。

110128_215251.jpg
大阪の通天閣です。
関西人ながら、間近で見たのは初めてでした。
思わずパシャリ。綺麗にライトアップされていました。

管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
もう2月ですね。毎日あっという間に過ぎています。
風邪やインフルエンザ、みなさま大丈夫ですか?
しっかり食べて、しっかり休む。私も気をつけていきます。

今日は先日お伺いした利用者様の話を少ししたいと思います。
ケアマネージャー様からお電話がありお伺いすることになったY様。実は以前にも利用いただいていた方。糖尿病性腎症の検査結果が悪化したと電話ではお聞きしていました。

お伺いしてみると、本人様はベッドで横になっておられ、旦那様とお話しすることに。
これまでは近くに住んでおられるお嫁様がお食事の準備をしておられたのですが、そのお嫁様が2月から入院なさる、ということでお食事が必要になった、とのこと。
しかし、先週まではデイサービスにも行っておられたのですが、今週に入って急に調子が悪くなられ、今はお食事もあまり食べられない状態。
とにかくしんどそうなご様子でした。
血液検査の結果を見せていただきましたが、腎機能の示す値がかなり悪い状態。
食欲がない、気分が悪い、尿もあまりでていらっしゃらない…Y様の様子を聞いて、おそらく腎臓の機能が低下していることからきていると考えられました。

とにかく今はあまり食べておられないとのことでしたので、食べられるものをしっかり食べていただくことをお伝えしました(塩分やカリウムには気をつけていただきながら、ですが)。
お持ちするお食事はまずは糖尿病性腎症の方に合わせたもので始めることになりましたが、
食べてもらえなければ意味がないので、旦那様にY様のご様子を聞きながら今後のことを考えていくことになりました。

ご入院の予定はないのか、と心配になったのですが、
Y様自身が入院を望んでいらっしゃらないこと、ご家族様を含め、お医者様と入院などの積極的な治療は行わずに在宅で過ごしていただくことを先週に話し合ったことをケアマネージャー様からお聞きしました。

以前のブログにも書きましたが、同じように身体がしんどくても入院は嫌と在宅で過ごしておられ、ほとんど食べられなかった方のことが頭に浮かびました。
その方は試食をしていただきましたが結局食べていただけず利用には至りませんでしたが、
「なんとか食べられるようになっていただきたい。」
この気持ちはその時も、今も変わりません。

在宅で、というY様の思いを尊重して、Y様を支えていらっしゃる家族様やケアマネージャー様。私も少しでもお食事でお手伝いしたい、と強く思います。
旦那様やケアマネージャー様と連携を取ってY様のご様子を聞きながら、少しでもY様の体調がよくなられることを願ってお食事をお届けします。


先日の料理教室にて。
今回のテーマは~食べたい!ステキ女子のセレクトメニュー~

★ムースカツレツ~白ワインソース~
★カリカリベーコンとほうれん草のサラダ
★トマトクリームリゾット
★チョコマーブルケーキ

ステキ女子…頑張って目指します(笑)


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

このブログを購読する

9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」