食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
先日、社長の横へついて広島へ行ってきました。
初出張(出張と呼べるのかな?)で、1人で乗る新幹線にちょっとドキドキワクワクでした♪


なぜ、広島へ行ってきたかと言うと…。
『視覚から得られる、おいしさ』を学びに行ってきたんです!

高齢者の方や、若くても脳梗塞の後遺症などで、えん下困難の方がおられます。
もちろん咀嚼困難な方とえん下困難な方とは全く違うので、食事の形態も異なります。
咀嚼困難な方には刻み食やミキサー食、えん下困難な方にはミキサー食やトロミ食やゼリー食で対応されている方がほとんどです。

その中で、食事量が少なくて栄養不足になられる方も少なくありません。
食事の摂取量が減る原因として、『見た目が食欲をそそらない・食べる気がしない』という意見が多いようです。
そんな方々に『見た目は同じでも軟らかい』という食事を提供することで、同じ食事内容であっても、摂取量は全く異なり、完食までの時間も普段よりも早いようです。
食べる方の楽しみが増えることでしっかりと栄養摂取ができ、介護者の負担軽減にも繋がるのは、とても魅力だと感じました◎


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①左側の筑前煮。見た目は普通の筑前煮です。
でも1つ1つの食材がスプーンで潰せる軟らかさなんです!
写真では表しきれずで、残念ですが・・・。
②右側のお肉は左が普通の軟らかさもの・右が軟らかいものです。
見た目は同じでも、噛む回数が全く違う。そして右は時間が経って、冷めてからでも軟らかかったんです。
空気と酵素を置換して、食材を柔らかくするのだそうですが、スゴイ技術でした!
勉強になりました。


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広島も京都と同じくらい寒かったですが、おいしいもの食べて帰ってきました★
こちらは、普通の柔らかさです♪


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。
めでぃ北摂の寺田です!現在全身筋肉痛です!

筋肉痛の原因は、先週末訪れた滋賀県大津市の「立木観音」。
「立木観音」は約730段程の急な階段を登らないと参拝できません。
小さい子供からお年寄りまで、ヒイヒイと息を切らしながら階段を上り、本堂をめざすのです。
といっても登山時間わずか約20分…これだけで筋肉痛とは我ながら情けない!
日々の運動不足を痛感しています…(><)

寒さに負けないためにも、定期的に体を動かさなくては…と感じている今日この頃です。


さて、今日は、先日新規訪問させていただいた吹田市のY様(78歳、男性)のお話しです。
Y様は糖尿病歴約20年、合併症が進行し左足を切断しています。
さらに心疾患もお持ちなので、血糖コントロールだけではなく、減塩にも心掛けなければなりません。

訪問時はY様はご不在だったため、奥様とご面談させていただきました。

奥様は、
病状が悪化するY様を見るのもつらい…
もしこれ以上Y様の症状が悪化したら、奥様ご自身にふりかかる負担も大きくなる…
二人のためにも、食事をきちんとしなくては…
という気持ちを強くお持ちのようです。

奥様に食事についてお話しをお伺いすると…

塩分を控えるために減塩の調味料も買ったし、
糖尿病用のレシピ本を買って、その通りに作ったり、
砂糖ではなく、人工甘味料を買ってコーヒーに入れていたり…

いろいろと努力をされておられるようです。

しかし、ある問題が!!

「病院からもお塩を控えるようにいわれているから、
蒸しただけでおいしいサツマイモやジャガイモをおやつに食べているんです。
お塩使わないし体にもいいんでしょ?あの人お芋さん好きだから…。
一日小さいの1本のつもりだけど、もっとほしいといわれたらおかわりをあげることもありますよ。」

糖尿病をお持ちの方にとって、さつま芋は血糖を上げやすい糖質を多く含む食材で
食べる量に気を付けていただきたい食品です。

奥様にその旨をお伝えし、
「毎日食べるのではなくて、週に3回くらいにしてみませんか?」
「1回に食べる量を小さいの1つとか、半分だけとか、今より食べる量を少し減らしてみましょうか!」
など、ご提案させていただくと
「でも塩分を控えているし、あの人お芋が好きなんです。
これだけはとりあげたらかわいそうだから…。減らすのもかわいそうだから…ちょっと、難しいです。」と奥様。

Y様の奥様は、血糖をコントロールし、これ以上合併症を併発させないために
お食事を気を付けなければならないことは十分にわかっておられます。
でも、奥様は旦那様についつい甘やかしてしまうという複雑な気持ちがみえかくれしておりました。

ですから
サツマイモは小さいのを1本だけにしましょうね。
そして、毎食ご飯の量だけははーと&はあとでお届けする量を目安にして食べ過ぎないでくださいね。
とだけお伝えしました。


長年にわたって続けてきた食生活を変えるのはとても難しく
ましてや、好きなものをやめてもらうことは、そう簡単なことではありません。

そのような方々をサポートをするために、私たち管理栄養士がいるのです!

とはいえ、今回は奥様に納得していただくことはできず、自分の力のなさを痛感しています。。。

ですからこれから始まるお付き合いの中で、少しずつでも変わっていただけるよう細目にフォ―したいと思っています。
まずは奥様の意識から!
地道に、いろんな提案をしていきたいと思っています!


はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
あっという間に1月も末になってしまいました。早いものです。
まだ冬は続きますが、スーパーに春キャベツや伊予かんを見かけるようになってきました。春が待ち遠しいです。
ところで春キャベツは柔らかいので芯ごと使えます。コンソメで煮込んで、スープにすると、とても甘くてお勧めです♪

今回は少し悲しい話です。
先日私の担当の利用者様が、お亡くなりになりました。
50歳代の男性の方で、まだお仕事もされている方でした。
12月末から、健康食を夕食にご利用いただいていました。

糖尿病がおありですが、カロリー計算等され、すでに食事療養に取り組んでおられました。ヘモグロビンA1cは、安定されていましたが、仕事後の食事の準備が負担になっており、利用が始まりました。

はーとのことは5年ほど前、糖尿病がわかった時にご利用いただいていましたので、今回は再開での訪問でした。

「こんにちは、今回はまたお声かけくださりありがとうございます。
何にお困りなんですか?」

とてもしっかりされていて、私とは事務的な手続きをさっさとしたいといった様子でした。しかし、はーとの管理栄養士は相談員です。
少しずつ、お食事や生活のことをお聞きしていると、お話して下さいました。

「妻が入院して見舞に行かないといけない」
「医者はストレスが原因で血糖が上がっていると言う」
「食事のことは分かっているので大丈夫、
「とにかくバランスのいいものを持ってきてくれればいいんだ」
「宮川さん、管理栄養士さんなんですね」

今はお一人でお住まいで、どんなものを食べておられるか、冷蔵庫から出してこられ、一緒にこのくらいで大丈夫ですね、と確認させていただきました。
見せていただいた量で血糖が上がるとは考えられないので、やはりお医者様の言われるように、ストレスで上がっている可能性が高いです。

スタート後、1度お電話でご様子をお聞きしていました。
「あぁ大丈夫、食べてる。助かる。
何かあればこっちから相談の電話するし」と、言って下さいました。
食事のことも少し聞かれお答えしました。
気持ちの負担が軽くなっているならよかった!

それから1か月でした。とても驚きました。
ご自分から命を絶たれたようです。
ストレスだったんでしょうか。

私に相談にのれることがもっとあったのか、
他に助けを求めるところはなかったのか、どんな気持ちで過ごされていたのか、
考えてしまいます。

はーとに来られる方は何らかの疾患があったり、お食事の悩みを抱えている方が多いです。
少しでも助けになれればと思っています。


初回訪問の後は、場合によってはご訪問しますが、お電話でのフォローが多いです。
だからこそ最初、訪問した時に、どれだけその方と、向き合って話し、何に困っているのかご相談にのることが重要です。

悲しい事もありますが、利用者様が喜んで下さったりとその分嬉しい事もたくさんあります。
めげずに明日からもがんばります!!

やっと初詣いってきました。
伏見稲荷です。鳥居の向こうに、山があるんですね。
1時間ほどしっかり歩いて消費してきました★
その分食べましたが・・・


はーと&はあと
管理栄養士 宮川 曜子

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