食事療養のサポートを現場から発信

先日、補聴器の販売・調整をしているスマートヒヤリングエイドサービス社の
奥田さんを招き、社内で補聴器の勉強会を開きました。

補聴器と食事・栄養指導のはーと&はあとにどんなつながりが?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが実に深い関係があります。
はーと&はあとのご利用者の平均年齢は70代半ば。
80代や90代の方もたくさんおり、その中には難聴の方も多くいらっしゃいます。

電話応対の際、大きな声で繰り返し話しかけるカスタマーセンターのスタッフ、
ご自宅で直接話をする機会の多い管理栄養士、
配達時にピンポンを押してもなかなか返事がなく立ち尽くす配送員・・・
それぞれのシチュエーションで難聴の方に接する機会が多い仕事なのですが・・・

難聴の方の生活、気持ちってわかりますか?


そんな趣旨から、今回の勉強会を開きました。

勉強会の前半は、音を使って実験・体験
「この音聞こえますか?」「ハーイ」
「難聴と判断される方は今の音が聞こえません」「エー!?」
自分たちの想像以上に難聴の方には音が聞こえていません。
他に体はどこも悪くないのに、人と会話が成立しなくなる。
電話に出るのもイヤになり、家族と会話することすら控え、内にこもってポツンと1人でいる・・・
そんな気持ちを想像するととても辛いものです。

奥田さんは、元々大手の会社から独立、理由は本当にお客様に合った補聴器を届けたいその1点に尽き、
お客様が納得いくまで自宅に足を運び補聴器の調整をされています。
そんな奥田に、後半はたくさんのエピソードを中心に話して頂き、
会話するにあたって実用的な話も教えて頂きました。
また実際に何種類かの補聴器を装着させてもらい、体験もさせて頂きました。

たった1時間半程度で難聴の人を理解出来たとはとても言えませんが、
少しでも知ることにより、違った意識でこれからは接することが出来そうです。

勉強会に参加したメンバーからもいっぱい感想が届きましたが、皆、口を揃えて「勉強になった」「自分が話する時に生かしたい」といった声をもらいました。ここですべて紹介は出来ませんのでまた別機会にそれぞれ語ってもらえればと思います。

お忙しい中、勉強会を開いて頂いた奥田さん、芳賀さん、ありがとうございました。

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。
急に秋めいてきましたね。過ごしやすくなりました。

先日、ケアマネージャーさんと同行で新規で利用されたいという女性宅へ
訪問してきました。

70歳代、女性、独居、軽度認知症、腎不全、透析療法中。性格、温厚、色白美人。
現在の食生活をお聞きすると、なんと、しんどくて、あんまりしっかり食べてない。
透析から帰ってきても、買い物にいく元気もないし、冷蔵庫にあるものを
少し、食べている・・・
何度も、「しんどいの」と本人様。
ケアマネージャーさんと私はすかさず、そりゃ、ご飯食べてないししんどくなるわ。
食事は届けてもらえるし、しっかり食べてくださいね。
昼食は週3回、夕食は毎日お届けです。
元気になって、デイ・サービスに行く意欲もでる事をケアマネージャーさんは望んで
られます。お話しするのも好きな方なので。

透析にはいかれますが、それ以外はずっと自宅にこもってられる状態なので、なんとか
外出できるよう体力回復をして欲しいです。食事療養のサポートの前にまず、食事の確保です。

ケアマネージャーさんからは『安否確認重視でよろしくね!』とおっしゃってます。
はーと&はあとの出番です。
食事が届くだけではなく、配送員やカスタマーセンター、私でしっかり見守っていきます。
独居で、こんなに身体的に不安定。なんとか、支えたい気持ちでいっぱいです。
こんな状況の方、まだまだ、おられるのではないでしょうか?
早く出会わないと☆


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我が家の人気メニューの『カレーうどん』です。
自分でいうのもなんですが、美味しいです。理由は中に白ねぎを1人1本分入れ、
トッピングも青ねぎ。ねぎ好きなので♪

はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

日中は暑い日もありますが朝晩は過ごしやすくなってきました。
少し外出が楽です。
先日、駅のホームで乗り換え待ちにベンチに座っていると
気持のよい秋風をふわ~と感じました。
突然、隣に座っていた見ず知らずのおじいちゃんから
「最近、やっと季節にあった風が吹き始めましたなぁ~」と
声掛けられ
「そうですね~。今年は例年になく暑い夏で。
 なかなか秋を感じませんでしたが、ここ最近やっと少し
 季節の変化を感じますね」と返事をし
「まったくですな。」と夏を乗り切ったものどうし雑談してしまいました


さて、その残暑厳しいある日、病院での退院に向けてのカンファレンスに
参加してきました。

配食サービスを利用いただいていたM様
二ヶ月前に腸炎で入院され、このたび在宅復帰予定となりました
当初は腸炎と聞いていたのですが、どうも原因は便秘で
排便コントロールがうまくできていなかったようです。
自覚症状もあいまいで、排便の有無を聞いても
本人は「今日は出た」と申告されるようですが実は三日以上
排便がないこともあるようです。それ以外は問題ない様子。

在宅復帰の問題点は排便コントロールがうまくできるか!が課題です。

そこで、配食時にいままで行っていた食事のセッティングに加え
水分をとってもらえるよう声かけをさせていただくことになりました。
また、「水分とりましたか?」とお聞きしても
本人は飲んでいないのに「飲んだ」と答えることがあるとのことで
机の上に常備置いてある水筒の水分量をチェックして
減っていなければ、すぐケアマネジャーに報告することになりました。

その他、在宅では間食も多くなかなかコントロールできなかった体重も
入院中に5kgほど減ったようで、入院中の食事量にあわせて
食事内容も変更し体重増加がないよう併せて見守っていくことになりました。

配食時の見守りポイントがはっきりしていると日々の変化も気が付きやすく
連携もとりやすいですし
なにより、退院後に相談いただくより退院前に相談いただくことで
こちらからも色々とご提案できてよかったです。

あとはMさまが入院前よりよい状態での在宅生活が続けられるよう
サポートに取り組んでいきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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