食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。
FFS事業部の柴田です。
17日は敬老の日でしたね!
各デイサービスでは、紅白まんじゅうを用意されたり、
お蕎麦やお寿司など、特別なレクリエーションを行ったりと
賑わっています。
そんな中、今年65歳以上の人口が今年3000万人を超えたとのニュース。
昨年よりも102万人もの増加だそうです。
いよいよ高齢化の加速です。
私も高齢者を支える企業の一員として
前を向いていきたいと思います!

先週山村さんと一緒に福井のセントラルキッチンの衛生巡回に行ってきました。
食事を提供する企業にとって、安心、安全な食事を提供することは必要不可欠。
ですから衛生巡回はとても大事な業務です。

衛生巡回では大量調理施設衛生管理マニュアルに順じてチェックします。

例えば、手洗いのタイミングは、下記5つになります。

・入室前
・作業開始前及び用便後
・汚染作業区域から非汚染作業区域に移動する場合
・食品に直接触れる作業にあたる直前
・微生物の汚染源になるおそれのある食品等に触れた後、他の食品や器具等に触れる場合

この5つが実行できているかを確認します。
手洗いのタイミングだけでなく、洗い方も大切です。
さっと洗うだけでは不十分。
30秒以上時間をかけて、汚れの落ちにくい箇所(指と指の間、手首、掌の溝、爪の間)を
しっかりと洗い流す必要があります。
その後、水気を拭いて、アルコール殺菌です。


指摘させていただく事項は、手洗いや食品の保管、また調理場の整理整頓など
基本的な事に対する事が主ですが、
調理現場での「ついうっかり」が大事故につながってしまいます。

明日からまた、安心・安全な食事提供を目指して、
調理スタッフの皆様にも気を引き締めて頑張っていただきたいと思います★

山村さんに同行していただくことで、
「なぜ、その行動が危険なのか?」をしっかり理解し、伝えることが
調理員の行動を変える一歩につながるなと改めて実感しました!


管理栄養士 柴田満里子

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
急な雨降りが多かったですが、少し空も落ち着いてきたのでしょうか?
地域によっては災害でお困りの所もあります。予測できないだけに、予防策を立てておかないといけませんね。


さて先日、U様からお手紙をいただきました。
4年ほど前から、奥様の介護負担軽減のため、ご利用いただいています。
几帳面で神経質なU様。奥様は糖尿病のため、使用食材は「たくさんのものを少しずつ・・・」とバランス良く食事準備されていました。
しかし、奥様はアルツハイマー型の認知症・パーキンソン病などでもあるため、介護の方が大変で、食事準備に時間を費やすことが難しくなってきたようでした。
U様は現在80歳ですが、確か60歳代に奥様とご結婚され、ご病気を患われてからは、ずっと介護されているとお聞きしています。

現在、奥様は入所されましたが、良くお顔を見に行っておられるため、U様のみ食事利用は継続していただいています。
配送員にも奥様の様子をお話し下さることが多く、先日は「月刊誌に載るんです!」と伝えて下さっていました。

以前にも紙面に載られた際、男性の介護者のつどいなどもあるようで、奥様がご自身のことを理解されていなかったり、介護の辛さ・苦しみ、その中の少しの喜び・・・、そういった内容が書き記されていました。

今回は「施設入所させたことがよかった」という内容で載っていました。
当時の心身の疲れが溜まっておられる様子は、配送時にも感じとれていました。
1人で支えようと思うとしんどいですが、周りを見渡せば心強い仲間がたくさんいます。介護とは、皆さんに支え・支えられての日々なのだろうと感じた内容でした。

私たちも担当者会議の参加に声かけしていただくことが多く、利用者様の健康をサポートする仲間として参加しています。
食事を届けている会社で担当者会議に参加することは滅多にない、“はーと&はあと”の特徴だと思います。
参加することで、情報共有に繋がり、利用者様に一番適したサポートをみんな仲間で考える場に成り得るのだろうと思います!

今後も、お声かけ、お待ちしております☆


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。
京都管理栄養士の宮川です。

朝晩、涼しくなってきましたね~。
ちょっとずつ秋の気配です。

さて、私たちは、通常の業務の他に、週に何度か担当のクリニックで栄養指導をしています。
今回はその患者様の話です。

A様、40歳代の男性の方です。
糖尿病になってから10年程。

今年にはいってから、ヘモグロビンA1cが急上昇。
初回、3月に来られた時は、8.3%(JDS)でした。
現役でばりばり仕事をされていて、家庭では中学生か小学生の子供さんがいらっしゃるよいお父さんです。

この数値が続くと、合併症の危険が高まります。
お父さんが倒れたら大変ですよ、と意識を持ってもらいました。

食生活をお聞きすると、
仕事柄、接待が多くてビールもよく飲まれるよう。
家での食事は、朝はパンとコーヒーでささっと。
昼は手作りのお弁当(冷凍食品が多いようです)。
夕はビールとご飯と子供さんに合わせたボリューム満点のおかず。
その後テレビを見ながら、スナック菓子を子供さんといっしょに・・。

これでは数値があがってしまいます。
問題はいろいろありますが、何ができそうか、いっしょに考えてみました。

接待を減らすことはできないし、夕食のビールも飲みたい・・
お父さん、それでは下がらないです・・

そこで簡単にできる、食べる順番療法を紹介しました。

これは、野菜から、毎食5分以上かけて先に食べるという方法です。
量は1日400gを目安。
最近はやっていて、効果を出されている人も多いですよね★

A様「う~ん、野菜を先に食べるくらいならできそうかな。」
私「そうですね、奥様にも協力していただいて、それで1回やってみましょう!」

ということで、3ヶ月後の6月、さらに3ヶ月後の9月に来ていただきました。
気になるヘモグロビンA1cは・・7.3%、6.7%!順調に下がってきていました。

こんなに順調にさがるなんて、驚きでした!すごいです。

様子を聞いてみました。
A様「夕食に、先に野菜を食べるようにしただけですよ~。
こんなに下がってびっくりです。」

詳しく聞くと、野菜を食べる事で、おなかがいっぱいになり、ご飯やおかずの量、スナックの量がかなり減らせたようです。

ストレスは全くなく、数値も下がって、とても喜んでおられました。
結果が出てきていることで、自然と朝昼の食事の内容にも少し気をつけるようになっておられます。
よい傾向です♪
食べる順で、こんなにも順調に効果が出たケースは初めてでした。

この調子で、続けていきましょう、
コントロール良好域の6.5%までもう一歩です、と3回目の指導を終えました。


喜んでくれる人が増えると、とてもうれしいです。
やっててよかった~と思う瞬間です。

在宅でも栄養指導の場でも、喜んでくれる人を増やせるように、日々精進しなければ!


管理栄養士
宮川曜子

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