食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ
ホントに朝夕、過ごしやすくなりましたね。

前回のブログで祖母の話をさせて頂きましたが、なんと、なんと先週退院しました☆
一時は退院できないどころか、霊安室の説明まで受けていたので
もちろんホッとしたのですが、やや拍子抜けな感じも・・(^^;
お騒がせしました。

ホッしたのもつかの間、祖母の退院と入れ違いに今度は兄が入院することに。
なんだかバタバタしております。

さて、先日の栄養指導先で3年ぶりの再開がありました。
その患者様はTさま、独身の45歳男性です。

3年前にも高血圧と脂質異常症で栄養指導をさせて頂きました。
減塩のコツをしっかり頭に入れてご卒業頂いたのですが
ご本人様曰く「あれからしばらくはしっかり節制していたのですが、
最近またルーズになって・・・」と。

7月ごろから胸の痛みなどを訴え、心筋梗塞の疑いと検査をされたようでしたが、特に心臓に異常はなく一安心。
しかし、血圧も高く、再び脂質異常もあり栄養指導となったのです。

3年間、本人様的には塩分には気をつけて頂いていたようで
汁ものも、お漬物もほとんど食べず、栄養価表示などで塩分もチェックして購入するなどの心がけは継続されていたようです。しかし、7月ごろからは増える体重を気にし、お昼はおにぎり2こと野菜サラダだけ・・
夕飯も野菜と、ご飯は太るからとさつま芋をレンジで加熱して食べる・・
さつま芋も確かにご飯と同じ仲間ですが・・(^^;

野菜摂取の心がけと減塩の心がけを褒めつつ、
おにぎりの塩分に要注意、蛋白質も取るよう伝えました。

独身男性、なかなか料理までできないので
どうしても惣菜を購入することになります。

揚げ物の入っていないお弁当に野菜サラダを足す。
きのこ和風パスタに納豆を混ぜ、納豆パスタにリメイクし、ほうれん草の胡麻和えなどを足す。
コンビニだけではなく、スーパーも利用しましょう。
おにぎりより白ごはんを選ぶこと
魚や肉類だけではなく蛋白質源は豆腐や納豆、卵も含まれること
どうしてもなければヨーグルトでもOK

と、ここでヨーグルトの食べすぎが発覚。
500gのヨーグルトを2日で食べていた(^^;

心臓に不安があったので続けていた運動も止めていたのですが、
不安がなくなったので、運動も再開します♪と足取りも軽く?帰って頂きました。


一ヶ月後にこの一ヶ月の食生活を聞かせてもらうことになっています。
まだ40代、この先まだまだ長いのです。
しっかり食生活に気をつけて頂かないとね。

もっと多くの人に食生活の重要性を伝えていきたいものです。


はーと&はあと 管理栄養士 大都宏子

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

前にも書いたかもしれませんが9月は私の誕生月です。
また、1歳、歳を加えてしまったと思うと鬱になりますが
残暑に負けず新しい年齢での一年間を楽しみたいと思います。

いま、北摂ではご利用者さまに誕生日カードを配布していて
カードには誕生石を載せています。
9月の誕生石は「サファイヤ」
サファイヤは慈愛・誠実・徳望の象徴だそうで
不運を寄せ付けず、持ち主を守護する働きがあるようです。

さて、本題ですが、先日透析開始をされたのを機に
はーと&はあとのサービスをご利用開始されたF様宅に
調理指導にお伺いしてきました。

もともとは在宅復帰を機に自炊だけでは不安な食事療養を
配食と併用で取り組んでいきたいとご本人・ご家族からご依頼を受け
相談訪問に伺いました。
F様透析導入前から非常に真摯に療養に取り組んでおられていて
きっちりした性格の方です。

話を進めていくと週1回ヘルパーさんにきてもらって調理も
お願いしようと思っているとのこと。(奥様の炊事負担軽減のためだそうですが
もちろん、きっちりとした透析食を作ってもらう予定だとか)

面談後、担当のケアマネジャーさんから
「ヘルパーさんも、減塩食は作ることができるけど
 透析の食事に関してはまったくわからないので、できれば訪問介護日に
 一緒にF様宅にきていただいて調理の実施指導をしてくれないか」との
ご依頼を受け、後日改めてご訪問させていただきました。

訪問一週間前に、担当のヘルパー責任者さまと面談し
透析食の基本「1.塩分管理 2.蛋白質の量について 3.リン・カリウム制限
について」調理でのポイントをお伝えし
訪問当日はヘルパーさんに調理をしてもらいながらアドバイスをさせてもらいました

その日の献立は「鯛の塩焼きとかぼちゃの煮物と茄子と鍋しぎ」
ご家族が用意された食材だけで透析食を作らないといけないヘルパーさんは
献立から自由に作れる我々より使える食材が限定されてしまい大変です・・・

カリウムを除くために野菜は1度下茹でしてもらうこと
できるだけ断面を多くして小さめにカットしてもらうことや
カロリー確保のため必ず1品は油料理を作ってもらうこと
塩焼きに使う塩はご家族が塩分50%オフのやさしおを購入されていたので
通常の分量の塩加減で料理してもらって大丈夫なことをお伝えしました。

ご家族には「魚は白身魚の方がよいのですが、鯛は料理が塩焼きか煮付けに
限定されやすく他の料理に使いづらいため、できればカラスガレイやホキ
メルルーサなどの他の白身魚を買ってきておいてくれると
パン粉焼きやムニエルなど油を使った料理も作れるのでいいと思います。
あと、青菜はカリウムが多いですが生で食べるものではないので
料理でカリウムはある程度取り除くことができるので買ってもらって
大丈夫です」と食材のオーダーも出させてもらいました。

ヘルパーさんからは、「生姜や胡椒は使っても大丈夫なのだろうか?
鍋しぎの味噌の味付けはこれぐらいは大丈夫?」など質問を受けつつ
横では
「ボールとお鍋が足りないので買ってもらわないとダメね
 包丁は1本しかないけど、買ってもらえるようお願いしてもいいかしら」など
在宅ならではの問題点や制約などを直に体験させてもらいました。

病院や施設のように調理環境が整っていない在宅でも
食事療養ができる方法を提案できるようこれからも訪問を継続していきたいと思います

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。

残暑厳しいですが、朝夕は少~しだけ過ごしやすくなったような・・・


私達、管理栄養士は食事療養をしないといけないけど、なかなか自力では出来ない方や
食事制限はないが、食事の支度ができなかったり、とにかく食事に関して、困っている方のご相談に乗るため在宅へ訪問しています。
が、病室へ訪問することも多いです。
現在はご入院中だが、退院したら食事療養を引き続きしないといけないけど、
退院直後に自分で作るのは不安・・・
できない・・・
家族が大変・・・という事で退院に向けて在宅に帰ってからの担当相談員として
事前に打ち合わせにいきます。

先日も病院の相談員さんのご紹介でご退院間近の女性の病室へ訪問してきました。
本人様は検査中で妹様と面談。
60歳代、女性、糖尿性腎症、今回の入院で透析導入。
この女性は糖尿病とは長く付き合ってられたのですが、腎臓が悪くなっているなんて・・・と、妹様が愕然とされてました。
入院中は病院の食事を食べていれば安心だけど、在宅に戻ってからいったいどうしたら
いいのか?と不安でたまらなかったわーと。
糖尿の食事療養はそれなりにマスターしてたけど、透析導入になり、塩分・カリウム・
リン・・・とか言われても、さっぱりわかりませんわ(困惑)とのこと。
在宅に戻ってサポートしてもらえるなんてとっても、心強いと言って頂いてます。
折角、ご退院できるのでなんとか在宅で病状を安定させ、暮らして頂くのが
私の仕事です。

「食べるの大好きな姉の事、宜しくお願いしますね~~」と妹様。
「わかりました。頑張ってサポートしていきますね!」私。


今日も退院間近な男性の病室に面談に行く予定です。
その方の病状や暮らしぶりに合わせ、一緒に在宅に戻ってからの事を考えたいです。

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

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