食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

まだまだ日中は暑いです。
道路の温度計が36度を示していました・・・

さて、ある新規の利用者様のお話。
70歳代、男性、糖尿病性腎症。奥様と二人暮らし。
食事療養歴40年以上で食事療養のベテランさんです。
インリン注射とカロリーコントロールにて血糖コントロールを行い、腎臓についてはタンパク制限、塩分制限を継続されています。
現在HbA1c6.8%、Cre2.7です。Creは13年ほど同じ数値を維持されているとか。
病院の栄養指導では、「何も言うことはありません」と太鼓判を押されたそうです。
すごいですね!
奥様が食事の用意をされているのですが、制限検査数値を見ながらの日々の調整が大変ということもあり、負担軽減のためにもと週二回だけ利用開始になりました。
ご本人様も意識は高いです。
ただ意識が高いためか、味が少しでも濃かったりすると食べなかったり、量を減らされるためか低血糖も多いとのこと。そのことに奥様もお困り。
必要エネルギー量を摂取することの大切を説明しました。
また、日々のちょっとした質問等にお答えしました。
今のところ配食の食事は残さず召し上がられています。

食事療養が長くなるとご本人様も家族様も疲れが出てしまうことがあります。
「こんなにちゃんとしているのに、結果がでない!」
「本当にこれでいいのか?」
「数値が横ばいだな~」などなど。
そんな時には是非、はーと&はあとを頼っていただきたいなと思います。

食事療養のベテランさんにも役立ち、そしてちょっと肩の力が抜けるような、その方に合ったアドバイスができればと思います。

はーと&はあと管理栄養士松政千佳子

こんにちは、カスタマーセンター小山です。

8月も半ばが過ぎ、朝晩も涼しくなってきましたね。
夕暮れ時のセミの声、夏の終わりを感じます。
セミは短命だと聞きますが、実は地上に出てからも、
1ヶ月くらいは運が良ければ生きるそうです!!
何でも、天敵が多かったり、諸事情で平均すると7~8日の命なのだとか・・・。
まだまだ世の中、知らないことが多いですね。


本日、社内で「スキルアップ講習会」という内部講習会がありました。
今回は、自分がテーマ担当だったので、「人工甘味料」の使用方法について実際の栄養相談内容を交えながら意見交流しました。
最近、「カロリーゼロ」「カロリーオフ」商品が多く市場に出回っていますが、
どれくらい食べてもいいものなにか、心配ですよね。
実際の問い合わせにも、何件か話題にあがっています。

意見としては、
・糖尿病や、カロリー調整の必要な方へは上手く利用する
・食べる時間帯に注意する(夕食後はNG)
・人工甘味料によっては、体質に合わないものもあり、種類を試す
・下痢になりやすいので注意が必要
・カロリーゼロだからと、間食をクセつけないようにする
・多用すると肥満になるリスクあり、注意する必要がある

などの意見がでました。


日進月歩、日々便利なものが世の中にはでてきています。
便利なものは、上手く利用する。
私たちも、知識の幅を広げ、「上手く利用する」術を身につけていきたいと思います。


はーと&はあと管理栄養士 小山 祐子

こんにちは、管理栄養士の藤本です。

お盆も過ぎて8月も残り少なくなってきましたが、まだまだ暑いですね。
ここ最近、雷が鳴って雨が降る、ということが続いています。
ニュースを見ていると、落雷でお亡くなりになった方もいらっしゃるとか。
私もバイクで外を走っているときは気をつけなくちゃと思います。
皆さんも気を付けてくださいね。


さて、先日新規でお伺いしたY様。
病院の栄養指導の際に、栄養士さんからご紹介していただいて、退院後すぐに連絡をくださりました。
肥満、血糖やや高め、高血圧、腎機能も少し下がっておられます。
病院からの指示は、カロリーと塩分のコントロールをすること。
「1300~1400kcal、塩分は控えめにしましょう」と退院後の生活で気をつけることを書いた紙に記載がありました。
栄養指導の際には、糖尿病の食品交換表を用いて指示カロリーの単位計算をし、何をどれだけ食べればよいかを指導なさっていました。
しかし、Y様によると、
その指導の時は分かったつもりでいるのだけれど、今みてみるとやっぱりよくわからなくて。とのこと。
自分の適正量と塩分控えめの味付けを覚えたいまずは2週間昼夕食に毎日とってみたい、というご希望でした。

そこで、配食は1400kcal・塩分6gのものにして昼夕の分は配食で量や味付けを体感し覚えていただくことを提案。
配食でお持ちできない分として、朝食の相談をさせていただきました。
今日は何を食べたかと聞くと、食パン半分と果物、とのこと。
食パン半分は病院からの紙に書いてある、とおっしゃりました。
確かに紙には食パン半分の絵がのっているのですが、この意味は「食パン1枚が1単位」(糖尿病食品交換表の1単位)ということ。
Yさまの場合、朝食ではご飯やパンなどの主食には3単位分食べてもよいので、食パンなら6枚切り1枚半まで食べてもよいのですよ、と訂正。
そしたら果物は?とY様。
最近よく食べるのはキウイフルーツ。合わせてぶどうを食べたり、バナナを食べたりされているようです。
病院からの紙や、食品交換表の本を見ながら、果物1単位分の目安量と、キウイとぶどうなど2種類組み合わせて食べるときは、0.5単位ずつにすることをお伝えさせていただきました。
なるほど~と納得していただけた様子のY様。
1回聞いただけではなかなかわからない、とおっしゃっていたので、
病院の指導の復習ができてよかったわ、と言っていただけました。

さぁ、あとは実践あるのみですね!
配食は自分の適正量を知るのにとてもいい「道具」です。
食事の準備も自分でできる方にはやっていただきたい。
このY様のように、まずは適正な量や味付けを知る・覚えるために配食を使って、その後は自分でやってみるというのは大賛成です。
Y様にもお伝えしましたが、
自分でやってみて、血液検査の結果が悪化したり、体重が増えてきたりしたときには、また見直しのために配食を再開する。
こんな方法で最終的には自分でコントロールできるようになっていただくことが、私たちはーと&はあとの役割なんです。

少しずつでよいです。
一気にこれまでの自分の生活習慣を変えることはとても困難です。
少しずつ、これまでよりも良くなるように。
はーと&はあとを上手に活用しながら、食事療養を続けていってくださいね。


先日、夏の風物詩「甲子園」に行ってきました。

実は元・高校野球部のマネージャーの私。
高校野球はドラマがあって、みんな一生懸命で。やっぱり大好きです。
ザ・青春☆
あの頃の自分に負けないように頑張らなくっちゃ~。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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