食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは!
FFS事業部の柴田です。
今日は藤本さんと一緒に、琵琶湖の花火大会に行ってきました。
少し離れたところでの観賞でしたが、迫力がすごく、感動しました!

さて、今回は大量調理法について少し書きたいと思います。

従来からある調理方法として提供当日に調理し提供する方法があります。
これを「クックサーブ」といいます。
時代が進むにつれ、調理技術も発達してきました。

調理加熱した後急速冷却し(3℃)提供前に加熱するクックチル、
調理加熱した後急速冷凍し(-18℃)提供前に加熱するクックフリーズ、
そして、下処理した食材を調味料と共に真空密封し真空状態を利用して調理する「真空低温調理」があります。

FFS事業部で提供している食事ではクックチルとクックフリーズを導入しており
主に関西圏ではクックチル(ぐっどはあと)
関東圏ではクックフリーズ(はあとバランス)の食事を提供しています。
(詳しくは、施設向け食事提供サービス」のページをご覧ください★)

それぞれの特徴を生かし、施設の規模に合わせた食事の提案ができます。

特に、クックフリーズの「はあとバランス」は賞味期限が製造日から半年と長く、
必要な時に電子レンジで加熱して食べる事ができ、便利です。
現在はデイサービスを中心に提供し、専用のスチーマで温めて提供していますが、
在宅向けだったり、サービス付き高齢者向け住宅向けなど、
これから新しいサービスとしても活用されるかもしれない期待の商品です★

真空低温調理については、私自身まだ知識も浅いのですが、
先日受けた研修会で真空低温調理について勉強する機会がありました。
この方法のメリットは、
素材本来の風味や旨みが逃げない、味がしみ込みやすい、無駄が少ない、煮崩れしない・・・などがあげられますが、
導入における設備投資などコストがかかることや衛生管理についてなど、
しくみをきちんと理解する必要性があります。

また、真空低温調理の講師から「50度洗い」という方法も教えていただきました。
野菜や果物、魚介類に魚などの下処理として
50度のお湯に1~5分程度浸しておくと新鮮な状態になるそうです。
この方法は、まだ科学的な根拠は確認できていないそうですが、
自分でも試してみようと思います。

FFS事業部に配属されてから衛生に関わったり、既存メニューの献立の見直しをする機会も多くなりました。
セントラルキッチン先のスタッフとの情報交換も必要ですし
どう調理すればおいしく、食べやすくなるのか?
私自身色々なアンテナ張っていきたいと思います!

はーと&はあと 管理栄養士 柴田満里子

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
立秋を迎えましたが、まだまだ夏ですねっ!
モクモクの入道雲が青空に浮かんでいます。


さて1ヶ月前から配食利用が開始となったS様。
糖尿病・脂質異常症があり、土曜日のクリニックで栄養指導させていただいています。
先月の通院時にヘモグロビンA1cが9.8まで上昇!
ついに医師より、「次回の結果を見て服薬にしましょう」との言葉が…。
服薬に抵抗のあるS様は、その言葉が大変ショックだったようです。

医師の診察後に栄養指導室に入っていただいた時、S様から「どうしたら良いのかわからない。今までも食事内容に注意はしていたつもり。確かにつもりの部分は多いけど…」と。
それであれば!と提案したのが、はーとの配食★

「まず、1ヶ月間利用してみませんか?S様はできているつもりでも、もしかすると日々の食事量が少し多いかもしれません。
配食を利用することで、ご自身に適した食事量や味付けを知ってみませんか?
先生も1ヶ月は様子を見ると言って下さっているので、この1ヶ月間が、病状改善へのチャンスかもしれません!」
ということで始まった1ヶ月間。

最初は食べにくいと感じたこともあったようですが、実感したことも多かったようです。
いつもは配食よりも多い分量・味付けも濃いもので食べていたこと。
野菜が思ったほど食べれていなかったこと。
夕食後にちょっとだからとつまみ食いや、間食などの小さな積み重ね。
などなど…、何よりも危機感を感じながら過ごされた1ヶ月間。

でも、S様の努力はしっかり結果に繋がっていました★
先日は医師の診察前に栄養指導室に入っていただくこととなったため、私を目の前にドキドキと結果待ちのS様。実は私もかなりのドキドキでした!
結果は、ヘモグロビンA1cが8.9へと減少!1ヶ月で0.9%減少されました!!
無事服薬なしで、しばらく食事療養を中心に療養を進めることとなりました◎

いつもは意識『つもり』でしかなかったことが、配食を利用することで、しっかり行動『やる』へと移すことができておられたことが、今月の結果に繋がったのだと思います。
配食を利用するだけなのに、意識を行動へと移すきっかけとなるとは、素晴らしい◎

もう少し数値改善されるまで、頻度を落として利用継続いただけることになり、これからも配食を役立てていただけることとなりました。
今後もサポートいたします!



見て下さい!スゴイ瞬間じゃないですか??
ラッキーセブン☆★
どうやら、1ヶ月半ほどで1,000㎞走っているようです。
基準がわからないですが、多いのでしょうか?
まだまだ、走り回らなければ~!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
先日うれしいことがありました。
仕事で街を走っている時に、偶然3年ぶりの友人と再会したんです。
ちょっと話をしたんですが、元気にしていました。
仕事もがんばっているみたいでなにより。
私もがんばろう思いました★

さて先週、担当者会議に参加させていただきました。
M様、80歳、糖尿病があります。

以前、食事を利用されてたのですが、受け取りを忘れて外出されたり、うまく続かず、現在停止中です。

気になっていた方です。

今回地域包括支援センターの相談員さんより、
「ADLが下がっているし、区分変更をしました。食事も乱れています。担当者会議でサービスの見直しをしたい」とのことでした。

会議で、食事の事を聞いてみました。
すると、ほとんどインスタント麺か、外食、とのこと。
ご自分では調理ができないし、惣菜で野菜を買おうと思っていてもスーパーに行ったら忘れて帰ってきてしまうとのこと。
全く野菜がとれていません。

血糖値は大丈夫?!でもデータがなく分からない状態です。
上がってるのではないかと思います。
お薬も忘れて飲めていません。

かなり心配・・。

会議の中で、ヘルパーさんの調理の日と、デイサービスで食事をとる日と、配食を食べる日を、決めて、これを守っていくことになりました。

食事のお届けは週に2回です。
お渡しの時に、服薬の声かけもさせていただきます。
受け取りを忘れないように、ヘルパーさんやデイのスタッフさんからも声かけをしてもらいます。ありがとうございます。

M様の希望は、「今より元気になってサービスを減らしていきたい」。
今回、介護度が上がった事が、とてもショックだったよう。

「それならきちんとバランスのよい食事をして、デイでリハビリもして、良くしていきましょうね」、と相談員さんの言葉に、「そやな、任せるわ」と言われました。

また受診の結果を見ながら相談にのらせていただきます。
うまくサービスが流れにのったら、きっと血糖値も改善されるはず。

包括の相談員さん、他サービスのスタッフさんとも連携をとって、応援させていただきますよ!
今より良くするために、あらためて、がんばりましょう★


はーと&はあと 
管理栄養士 宮川曜子

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