食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
先日のクリニックでの栄養指導の際、そろそろムズムズし始める時期で…と言われていた方がいました。
早いなぁと感じましたが、花粉の季節は、もうすぐそこへ来ているんでしょうねっ。
私はまだセーフなのですが、何とか今年も花粉症にならないことを祈って過ごします!


さて、クリニックのお話続きで、先日通院された75歳の男性・M様、糖尿病でHbA1cが6.6(新しい基準では7.0)です。
服薬なしで数値維持の状態で、半年前ほどに初めて通院されました。
食生活の見直しのため、今は3ヶ月に1回は通院されています。
少し難聴ですが、見た目は70代に見えないM様。
自分自身で、意識・行動されていることがありました。
それは、『なるべく外に出ること!そして活動すること!』です。

ついこの前までパートのような役割で働いておられましたが、関わる仕事が少なくなり、仕事に出るのも、週1回になられました。
このままではいけない!と感じ、主に高齢の方が集まる地域の交流会に参加されるようになられました。
皆さん早起きして、ラジオ体操をしたり、公園周りを歩いたり…。
生活リズムの調った状態の維持や、身体を動かすことで足腰を鍛えるだけでなく、人との繋がりを楽しんでおられたことが、M様にとって大変良いことなのだろうと感じました。

一般的に定年退職すると、人との繋がりが少なくなります。
人と出会うことが少ないと、老けるのが早くなると言われたり、物忘れが多くなったり、人に会うことを億劫に感じたり…。
きっと、人と接することで知らず知らずのうちに、気持ちの面や自分を磨くこと、脳や身体を使うことなど、自分自身を維持することに繋がっているんでしょうね。


2月からは、“はーと&はあと”も新しい顔が登場します☆
心機一転!また、いろんな方と出会う季節となりました。
まだ見えない目の前のことに恐れず、私らしく、まっすぐに!
今後も笑顔を絶やさず、たくさんの人との出会いを大切にしていきたいと思います★


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
不覚にもめずらしく風邪をひいています。
喉が痛いのと、鼻水がとまりません。
はきはきとしゃべれないので、利用者様に聞き取りにくい話し方になっていると思います。

鼻がつまっているので味覚もなんだかおかしい…。
熱も出ていないのに、なんだかすっきりしません。
はーとの利用者様は高齢の方、ご病気の方がほとんどです。きっともっともっとしんどいんだろう、と感じました。

皆さんにうつさないように、早く治さねば!

さて、先日行った新規の方。奥様と2人暮らし。
S様、70歳代、男性、慢性腎不全の方です。

たんぱく制限を言われて退院後。

「Iさんから、おたくの事聞いてお電話したのよ~!」
明るい奥様に出迎えていただきました。

実はI様もはーとの利用者様。
3年ほど栄養コントロール食を利用いただき、食事療養に取り組み、病状を維持されています。S様同様、慢性腎不全です。
カリウムが上がった時や、食事の指示量が変わった時等、よく相談させていただいています。

そのI様からのご紹介でした。
S様は、このままだと透析は5ヶ月と言われています。
食事療養でがんばりたいという気持ちが強く、奥様といっしょに熱心に聞いてくださいました。

「たんぱく質と塩分はだめなのよね、何を食べたらいいの?」と、調理担当の奥様は困り顔。
退院後しばらくは何を食べておられるのかお聞きすると、お粥と野菜の炊いたんくらいね、と言われました。

朝食や、間食内容もお聞きしましたが、全体的にエネルギーが不足していました。

たんぱく制限ができていても、エネルギー不足では、自身の筋たんぱくを分解してエネルギーを取り出そうとする為、たんぱく質の代謝がおこり、尿素窒素が発生することになり、たんぱく質を摂っているのと同じになってしまいます。

これをたんぱく制限のある利用者様に理解していただくのって、いつも難しいと感じます。退院時の栄養指導でも聞いておられるはずなんですが、分かっておられない方、多いです。

はーとの食事は夕食に利用希望だった為、朝食と昼食、間食内容のアドバイスをさせていただきました。

私:「足りないカロリーは果物の缶詰や、マヨネーズも使ってくださいね。」
奥様:「糖分も、まあ~マヨネーズもいいのね。」
S様:「そういえば病院でゼリーが出ていたなぁ。家では食べてへんなぁ。」

S様:「そういえばお造りも食べたいんやけどいいんかな?」
私:「お届けする食事の量も参考にしてください。でも3切れまでにしておいて下さい」

たくさんお話しました。
「よかったぁ、親切に相談にのっていただいて」ととても喜んで下さいました。
私も、お2人の不安な気持ちを少しでも和らげることができたので、とてもうれしかったです。
そして、また検査結果も追いながら、食事療養のサポートをさせていただきます、とS様宅を後にしました。

その後ご紹介いただいたI様ともお電話でお話すると、とても喜んでおられた、と言って下さいました。

うれしい限り。
口コミで、ご紹介いただけたのは喜んでいただいているからだと、感じました。

S様の食事療養は始まったばかり。
この先も喜んでいただけるようなサポートをしていくよう努めていきます!


先日京都の栄養士メンバーで、蒸し野菜を食べに行ってきました★
野菜の甘みが感じられおいしかった~。
久しぶりにゆっくり話せ良い時間でした♪

管理栄養士
宮川曜子

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ
毎日、ホント寒いですね。インフルエンザが大流行しております。
どうぞ手洗い・うがいを忘れずに・・

週末、北摂事務所の引越がありました。
私にとっては京都~豊中市曽根~茨木市中穂積に続き3回目になります。

今度の事務所は今までの事務所と違い、天井が低い。
というと語弊がありますね。今までの事務所が高すぎたのです。

暖房が効きやすく嬉しい限りです☆

さて、先日のクリニックでの栄養指導での相談。

50歳代の女性。お二人の娘をもつパートの主婦Yさまです。
健康診断で糖尿病と言われ、受診し、初めての栄養指導。

HbA1cが10.2
合併症のことを考えると早くなんとか下げてもらいたいところです。

聞けば、水分補給にペットボトルの紅茶やコーヒー(ブラックではない)を常に飲んでいることが判明。
水分補給を水かお茶にしてもらうよう伝えました。

話がひと段落した頃に、娘様の相談が・・

中学1年生と高校3年生の娘様のダイエットの相談でした。
とにかく食べない。母親としては心配だと。
身体をつくる時期にこんなダイエットをしていていいのでしょうか・・と。

中学1年生の娘様は学校に持って行くはずのお弁当はおにぎりだけ。
夕食もご飯は食べず・・
おにぎりだけの昼食ではお腹が空くので
帰ってきてからおせんべいやお菓子類をバリバリ・・

高校3年生の娘様は高額な?置き換えダイエットを長く実践中
家ではドリンクだけしか飲まず、
食べることへの意欲が無く、興味を示さないと言うのです。

最近の女子高生だけでなく女子中学生も大変・・
私が高校生の頃は昼までに菓子パンを食べて
昼食もしっかり食べていたのに(^^;
(今思えば菓子パンに問題がありますが・・)
部活のあとにもなんか食べてたなぁ(^^;

しかし、食べることに興味がないなんて・・
世の中、美味しいモノたくさんあるのにね。

ドリンク類しか飲んでいないと噛まないし
顔がたるむ原因にも繋がると伝えておきました。
食べることは栄養・美容にはもちろん大切ですし、
日本の文化も伝える大切な役割もあるハズです。

幼稚園や小学校だけでなく中学・高校でも「食育」って必要ですよね。

高校3年生の娘様の志望学部は栄養学科だそうです。
栄養士さんになることが夢のようです。

「先生、栄養士の先輩として何か言ってもらえませんか?」

「もっと食べること・食べるもの・自分の食生活にもっと興味を持ってもらいたいですね~」
と伝えておきました(^^;


はーと&はあと 管理栄養士 大都宏子

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